■名前
■コメント
↓↓↓お待たせしました。続きです。 現れたのは…… JSだ。 JS 「こんにちは。お嬢さん」 冬子 「こんにちはって… みんなと一緒にいたんじゃないの?」 JS 「可哀そうな海の動物の声が聞こえたので、お使いの途中ですが見に来たのです。 実は僕はタツノオトシゴ。今日は竜宮のお使いで地上に来たのです」 冬子 「あー、今日はそういう設定なんですね。それでつまりタツノオトシゴなんですか? リュウグウノツカイなんですか?」 JS 「僕は美しい金色のタツノオトシゴ。リュウグウノツカイはどうも僕の美的感覚に合わないのです」 冬子 「あー、はいはい。それよりこの子運びますから手伝ってください」 先ほどから必死の形相で冬子の足元でパタパタしてるコウヘイペンギンを指さす。 JS 「思うにその子は、あなたに言いたいことがある様子ですよ」 冬子 「何か困ってるような顔をしてるなーというのはわかります」 二人の間でぴいぴい言っているコウヘイペンギン。ふむふむと聞くJS。 JS 「わかりました。僕が通訳しましょう」 冬子 「え!JSってペンギン語できるの?」 JS 「僕は美しいタツノオトシゴですから。あの大きな岩の影を覗いてください。そこにこの子のお友達が倒れています」 JSが指さす岩の影を覗き込む冬子。そこには黒い塊が… 冬子 「げっ コウモリじゃないですかっ」 JS 「彼の大切なお友達だそうです。今朝から動けなくなってるとか。涼しいところまで運んであげてください」 冬子 「むーり、無理無理。いくらなんでもコウモリさわれないです」 JS 「彼は心優しきか弱きコウモリ。美しいお嬢さんに噛みついたりはしません」 冬子 「いやあ、無理ですって。JSがやってください」 JS 「それはできない設定なのです。 彼をよく見てごらんなさい。美しい黒い姿。紫色の瞳。ちょっと甘えたを感じさせるむっとした口元。 ほーら、可愛く感じてきましたでしょ?」 冬子 「設定ってなんですか。コウモリは無理ですって」 JS 「わかりました。それではこうしましょう」 厳かな面持ちでJSが冬子に言う。 ↑↑↑ 長くなりすぎてしまった。すみません。 もういっちょ続きます。
■編集パスワード
投稿規約
をご確認のうえ、同意する
[
戻る
]
©フォレストページ