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冬子さん、こんばんは。 褒めて頂けて恐縮だけど、僕は別に優しくないんだよ。 小春さんと遊園地デートしたかったのは僕の方だし、 ルイルイの誕生日祝いは半分冷やかしだし、 サンタは善き人のものだからね。 小春さんは胃カメラの後で涙目だしまだ麻酔で眠そうだったしご飯もすぐには食べられないし絶叫系も怖いのも駄目だし。 小さな遊園地の小さな観覧車に乗って、隣に座った僕にもたれてうとうと眠る小春さんの小さな身体を抱いて、彼女の寝顔を見つめて髪を撫でて。 何周も何周も、彼女が目を覚まして真っ赤になって謝るまでそうしていたよ。 僕も幸せだったんだから、謝る事なんかないのに。 そのあとは和食の店に行って、二人でうどんとお粥をふーふーあーんしながらのんびり食べて、お昼のデートはおしまい。 ちゃんとお家まで送り届けたよ。 帰り際にキスをねだってみたけど、小春さんがしてくれたかどうかは、みんなには内緒。 ふふ。
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