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アニ 「やい警視庁の愚民ども!」 ばーーーん! 捜査室の扉が凄まじい悲鳴をあげて壁に叩きつけられる。 穂積 「アニ!壊れたら弁償させるわよ!毎度毎度ノックもせずに、うちの扉を乱暴に開けるんじゃないわよ!!」 アニ 「あー、うるさいうるさい。それよりコイツを引き取れ」 アニがぶんっと振った右腕の先には、ぶら下げられた小さな冬子。 翼 「あっ冬子さんだ!可愛い!ぷにぶに!」 駆け寄る翼に向かって、アニは冬子をぽいと投げた。 慌ててそれを両手で受け止め、抱き締める翼。 明智 「大丈夫か、冬子」 助けられた先の翼に笑顔でもみもみされ、悶絶している冬子を、今度は明智が指先でつまみ上げて救い出してくれた。 藤守 「兄貴、冬子を粗末に扱うなや!これでも女の子なんやで!」 冬子 「そうなんやでー」 アニ 「やかましい!」 藤守の応援に力を得て言葉尻を繰り返す冬子に、アニの雷が落ちる。 アニ 「こいつが、鞄に隠れて俺の職場に潜り込んだおかげで、俺は、 『藤守検察官、ガ●プラだけでもイタイご趣味だと思っていましたけど、まさか美少女フィギュアとは……』だの、 『しかもそれを鞄に入れて職場まで持っていらっしゃるとはいよいよ重症』だのと、さんざん陰口を叩かれてきたのだぞ! この俺様の知的でクールなイメージががた落ちだー!」 小笠原 「そもそも誰もそんなイメージ持ってなかった事が、言われようで明らかだけどね」 アニ 「うるさいぞメガネ!とにかくコイツは置いて行く!さらばだー!」 バターン!! が、すぐに再び扉が開いてアニが顔を出す。 アニ 「愚弟!ちゃんとソイツの面倒をみろよ!」 藤守 「ふざけんなボケーーー!」 アニ 「帰りにまた寄るぞ!」 穂積 「二度と来るんじゃないわよ!あと、冬子を連れて帰りなさい!」 アニ 「さらばだ!」 バターン! 全員 「……」 明智 「冬子、とりあえずベビ●スターラーメン食べるか?」 冬子 「うっうっ……ポリポリポリ」
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