〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜
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06/16(Sun) 15:39
明智誠臣について・2nd
小春
おかげさまで新スレッド追加です。
こちらではただいま、リアルタイムでリレーSS連載中。引き続きよろしくお願いします。
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06/16(Sun) 15:59
パラサイトせ☆な
どうしても・・・;;
仕事のバカ〜〜〜〜><;
と、何度叫びたかったか;;
こんなにオイシイシュチュのお話に参加できなかったら死ぬ←どんだけ^^;
翼
「明智さん、室長になら会いに行ってもいいんですよね?」
明智
「あ、ああ、もちろんだ。今日は室長は疲れて眠ってるようだから、明日仕事が片付いたらまた一緒に病院へこよう」
翼
「はい。じゃあ申し訳ないんですが、今から私と警視庁に戻ってもらえませんか?」
明智
「今から?構わないが、どうした?忘れ物か?」
翼
「・・・とっても大事な忘れ物をしたんです。それを確かめたくて」
明智
「忘れ物を確かめる・・・?」
訝しそうに首をかしげる明智さんの手をそっと握って、私は一歩を踏み出した。
明智さんは、びっくりしたようなちょっと照れたような表情を浮かべる。
でも、次の瞬間私の手をしっかりと握り返してくれ、歩き始めた。
大丈夫。
明智さんにも・・・理解してもらえるはず。
いや、明智さんなら絶対に分かるはずだ。言葉で説明しなくたって。
だって・・・絶対的な信頼関係で結ばれている明智さんと室長だもの。
確信を秘めて進む先は、小野瀬さんのラボ。
警視庁に戻り捜査室のあるフロアではなく、鑑識の方向へ向かっていることに気付いた明智さんは、
明智
「・・・翼、どうしてこんな時間に小野瀬さんのラボへわざわざ俺と行かなければならないんだ?」
翼
「まだきっとお仕事中のはずです。お邪魔かもしれませんが、そこでしか確かめられないので」
明智
「忘れ物って、ラボにあるのか?」
翼
「はい。とっても大切なものなんです。どうしても失えないかけがえのないもの・・・だからこそ、明智さんにも一緒に行ってほしいんです」
明智さんは私の表情から何か特別な空気を察知したようで、それ以上は何も聞かなかった。
私はラボのドアの前に立ち、一度深呼吸をする。
翼
「明智さん、私のあとから少し間をあけて入ってきてくれませんか?」
明智
「・・・構わないが、小野瀬さんと何があるんだ?お前の目的は、物ではなく小野瀬さんだろう?」
翼
「はい。でも正確には、小野瀬さんではなく室長に会いに来たんです」
明智
「え?」
私はそう言い切ってラボのドアを開けた。
翼
「こんばんは。お忙しいところ失礼します」
中では小野瀬さんがフトシさんとPCの画面を指しながら会話中だった。他のスタッフは見当たらない。
小野瀬さんは私に気付くと、驚いたように声をかけてくれた。
穂積(身体は小野瀬)
「どうしたの?こんな時間に。さっき病院で会ったからてっきり帰ったと思ってたよ」
翼
「はい、本当は帰宅するつもりだったんです。でもどうしても小野瀬さんに相談したいことがあって」
穂積
「相談?・・・病院で何かあったの?」
翼
「・・・私・・・明智さんと・・・」
穂積
「明智・・・くんが、どうかした?」
翼
「・・・お仕事中にお話しすることじゃないってわかっているんですが、今、誰にも相談できなくて・・・」
今までのことを考えると涙が勝手にでてきてしまう。
お二人がどれほど辛かったのかと思ったら、私ができることなんてもしかしたら何もないのに、踏み込んでしまってもいいのかと、一瞬言葉にするのを躊躇してしまった。
すると、
穂積
「・・・まさか、明智のやろう・・・」
小野瀬さんが聞いたことのないほど低い声を出したかと思うと、ぐっと拳を握りしめるのがわかった。
そこへノックの音がする。
明智
「失礼しま・・・」
約束どおり、よりは早めに明智さんが入ってきた。
そこへ、いきなり小野瀬さんが明智さんにつかみかかる。
穂積
「明智ぃ!!貴様、櫻井に何をした?!」
明智
「え?な、何って何のことですか?」
穂積
「うるせぇ!!櫻井が泣いているじゃねぇか!!!」
翼
「室長!!違います!明智さんは何も」
穂積
「お前は黙ってろ!」
明智
「し、し・・・つ長?」
穂積
「あ・・・!」
翼
「やっぱり!・・・室長!!!」
私は思わず小野瀬さんの姿をした室長の背中に縋り付いた。
やっちゃった〜〜><b
急展開は、まだ早いでしょとかって思われたら削除お願いします〜〜
どなたかと被ってないといいな;
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06/16(Sun) 19:04
せつなさん、ありがとうございます。
小春
〜穂積《身体は小野瀬》vision〜
しまった。
背中に櫻井の温もりを感じ、そして、咄嗟に振り返ったフトシの顔が見る見るうちに真っ青になってゆくのに気付いて、俺は自分の失敗を悟った。
太田
「お……御大…」
穂積(身体は小野瀬)
「太田。悪いが、席を外してくれるか」
太田
「は、はい」
穂積
「すまない。後で、必ず、説明する」
すまない、太田。
こんな形で伝えるつもりはなかった。
細野と太田は、唐突で不自然な俺の頼みを、何の疑いもなく聞き入れてくれた。
明らかに違和感を感じていたはずなのに、黙って俺を助けてくれた。
その恩人に。
俺は、それでもまだ俺に従い、静かに出てゆく太田に向かって、深々と頭を下げた。
扉が閉まる。
俺の背から離れて唇を開き、何か言いかけた櫻井を制して、俺は明智を見た。
明智は黙って、俺を見つめていた。
穂積
「……明智」
明智
「何の冗談ですか?」
俺はかつて、こんな冷ややかな明智の声を聞いた事がなかった。
翼
「明智さん」
明智
「翼、お前もだ。俺をからかっているのか?」
何から説明すればいいのか。
明智
「失礼します」
櫻井の手を引いて、明智がラボを出てゆく。
俺はただ、その二人の背中を見送るしかなかった。
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06/16(Sun) 19:05
帰宅途中なう♪
くちびる
明智「翼…正気か?何で小野瀬が室長なんだよ?有り得ないだろうが!」あの明智さんがこんなに声を荒げるなんて…
翼「じゃあ小野瀬さんが室長の真似でもしてるって言うんですか?何の意図があって!?私は確信があるんです。あの人は室長です。今室長の姿の方が小野瀬さんなんですよ。私ラボに行きます。あの人を独りに出来ませんから。」
私は明智さんの手を振り払い、そして走り出した。
彼が私を呼ぶ声が聞こえたけれど、私の心は室長の事で一杯だった。
翼ちゃんをまたラボに行かせちゃいました( ̄▽ ̄;)
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06/16(Sun) 21:22
くちびるさん、ありがとうございます
小春
〜明智vision〜
気付けば俺は、警察病院に来ていた。
面会時間はとうに過ぎ、廊下の明かりも消えている。
俺は薄暗い中を、室長の病室へ向かっていた。
たとえ個室であっても、病室の扉に鍵はかかっていない。
俺はそっと室内に入り、靴音を立てないようにしながら、室長の枕元に立った。
小野瀬さんが室長だと。
室長が小野瀬さんだと。
翼は確かにそう言った。
……ありえない。
そんな事があるものか。
今の俺には、翼も小野瀬も信じられない。
明智
「……室長」
眠る室長は応えない。
彫像のように美しい顔に、ただ月明かりが影を造るばかりだ。
この姿がただの器だなんて。
明智
「嘘だと言って下さい」
俺はベッドの脇の床に座り込み、膝に顔を埋めた。
明智
「俺に真実を教えて下さい、室長……」
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