〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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12/16(Wed) 10:27
澪さんありがとうございます(´ 3`)ちゅー
小春


諏訪野
「…ふむ」

公平
「どうですか?」

諏訪野
「……二人ほど、思い当たる人物がいる」

賢史
「マジですか?!」

諏訪野
「もう一度、冒頭から再生してくれるかな」

公平
「はい!」

公平がタブレットを操作すると、画面に、再び、先程と同じ映像が流れ始めた。

眼下の岩場に大勢のヒーローたちが次々と登場する場面まで来たところで、諏訪野は声を出して、映像を一時停止させた。

諏訪野
「ここだ」

そうして、画面を指差す。

諏訪野
「この大柄で筋肉質なのは、ジミー。こちらの小柄なのは、ハーデーだ。歩き方で分かる」

賢史
「ジミーとハーデー?」

諏訪野
「同業者の《ミズイ》に所属しているアクターたちだよ。そこは、個性的なスーツアクターの集まりでね。中でも、ジミーとハーデーは、敵役に特化したアクターだ。俺は、何度か一緒のステージに立った事がある」


正確には、二人とも主役に憧れてはいる。

だが、ハーデーは演技が巧い上にオーバーアクションなので舞台では浮いてしまい、ジミーは逆に動きは鈍いが体格が大きいので重宝され、いつも怪人役ばかりになってしまうらしい。

ジミーとハーデーはどちらもアマチュアながらレスリングやボクシングでの試合経験があり、本職は、都内のホストクラブやゲイバーで警備員をしていると諏訪野は聞いている。

さらに詳しく話を聞くと、《ミズイ》は都内にあって《エミーズ》より規模の大きいスーツアクターの組織で、だから余計に、彼らは出番に恵まれないのだという。

賢史
「ありがとうございます。すごく参考になりました!」

公平
「早速《ミズイ》に当たってみなきゃ」

諏訪野
「でも、逆に、その二人以外は全く分からないな。アクターじゃないのかも」

賢史
「そしたら、そいつらの事はまた俺たちで調べてみますわ」

諏訪野は賢史の言葉に頷いてから、付け足した。

諏訪野
「俺も、採石場の異変を教えてくれた仲間に連絡して、そいつらに周辺を探らせよう。

人数が多いから、情報は多い方がいいだろう?

ついでに防犯にもなる。

何か分かれば、逐一きみたちに報告するよ」

賢史と公平は、諏訪野が元、大規模な暴走族のリーダーだったということを思い出していた。

公平
「諏訪野さんがこっちの味方で良かったです…」

賢史
「こら!お前失礼やぞ!確かに、敵にまわしたら怖そうやけど」

二人揃って失礼な発言に、諏訪野は声を立てて笑った。

諏訪野
「ところで、中身の事は分からないけど、着ているスーツの事なら知っているよ」

賢史
「……実は、俺たちも、このヒーローの名前を知っています。警察をモチーフにしたヒーローを犯罪に使うとか、何考えてんねん!て、憤ってるんですよ」

諏訪野
「警察にあるのは本物だろうけど、この連中が着ているのは廉価版だ。うちにもあるから、もしも潜入捜査に使うなら持っていくといい」

諏訪野はそう言って、スーツケースをひとつ持って来た。

賢史、公平
「何から何まで、すみません…」

受け取りながら礼を言うと、諏訪野は、にっこりと笑った。

諏訪野
「きみたちの力になれれば、俺はそれで嬉しいんだよ。きみたちは、葵の、大切な人だからね」


ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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12/16(Wed) 10:44
ボツにしたけど捨てきれない(笑)
小春


こっちはボツにした部分ですが自分的には面白いのでみんなに見せたいだけ(笑)


*****

諏訪野
「何人か、それらしい人物に心当たりがあるけど……

賢史
「ホンマですか!」

諏訪野
「確認してみよう」

諏訪野はタブレットから視線を上げると、稽古場の奥に向かって声を張った。

諏訪野
『ロバート、ポール。悪いけど、ちょっと力を貸してくれないか』

急に英語になった諏訪野に賢史と公平が驚くよりも早く、稽古場の奥から、野太い裏声が答えた。

???
『ショウ!今、ワタシを呼んだ?!』

???
『違うわよッ!ショウは!ワタシに!「俺にはキミの愛と協力が必要なんだ」って言ったのよッ!』

ドスドスドスドスドスドス!

地響きとともに、重い足音が近付いて来た。

ぬっ、と現れたのは、どちらも2メートルを超える巨漢。

アメリカ人らしき丸顔にちょび髭の大男と、中東っぽい濃い顔付きで、褐色の肌の大男だ。

……が、なんというか、雰囲気がおかしい。

二人は競うように諏訪野に駆け寄ってきたものの、諏訪野が椅子から立ち上がるとたちまち大人しくなって、それどころか、揃ってもじもじし始めた。

諏訪野
『悪いけど、このタブレットの映像を見て欲しい』

見つめる諏訪野に頼まれて、二人はたちまち顔を輝かせた。

ポール
『ショウが見ろって言うなら、ワタシ、大嫌いなヘビが、もっと大嫌いなカエルを飲み込むVTRだって頑張って見るわ!』

ロバート
『ワタシなんか、ネズミがゴキ』

諏訪野
『レディたちにそんな不愉快なものは見せないよ』

諏訪野は苦笑して、ポールとロバートを丁寧に椅子までエスコートした。

公平
(諏訪野さん、あの怪物たちを『レディ』って呼んだ……)

賢史
(嘘やろ。どんだけフェミニストやねん……)

テーブルを挟んだ反対側で、賢史と公平は圧倒されて口もきけない。

諏訪野
『この映像を見て、中の人が誰かを当てて欲しいんだ』

ポール
『あら。と、いうコトは、このヒーローたちの中に、ワタシたちの知っている人物がいるってコト?』

ロバート
『自慢じゃないけど、この界隈の男性アクターなら、身体のラインを見れば誰か分かるわよ』

ポール
『もしかして、ショウも映っているの?』

諏訪野は、ちらりと藤守兄弟に視線を送ってから、微笑んで頷いた。

諏訪野
『いるかもしれないよ』

途端に、ロバートとポールの目の色が変わった。

ロバート
『本当ッ?』

ポール
『だってこのヒーローたち、アンダー穿いてないわよッ?!』

賢史
「(マジで?……けど、露出犯だからやとしたら、下着着てないのも納得できるな)」

公平
「(暴行未遂とも関係あるのかも……)」

賢史
「(それにしても、こんな遠くからの映像で、よおそんな事まで分かるな…)」

食い入るように映像を見るロバートとポールを邪魔しないように、賢史と公平は小声で囁きあう。

ロバート
『みんな、いいカラダしてるわね。だけど、ショウはいないわ!』

ロバートは残念そう。

ポール
『でも、ショウ!ワタシ、分かったわよ!この大柄なマッチョは、ジミー!この小柄でキュートなのはハーデーだわ!』

諏訪野
『やっぱり、そうか』

賢史
「ジミーとハーデー?」

*****

大丈夫、諏訪野は穿いてます(笑)

そして、こっちはボツですから、くれぐれも膨らまさないように(笑)

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12/16(Wed) 17:53
ニヤニヤ
ジュン


ロバートとポール!まさか、こんなところにいようとは(笑)

ボツにするのは勿体ないですね。

ニヤニヤするくらい楽しかったです。さすが、小春さん。

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12/18(Fri) 09:55
穿いてて安心(笑)
エミ



ロバート&ポールったら、相変わらず可愛いっ!(笑)


紳士な諏訪野氏、素敵です。
(*´艸`*)

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12/27(Sun) 22:37
ボツなのに爆笑〜!!



「……なるほど。

《ミズイ》も当たる必要がありそうね」

捜査室に戻った賢史と公平の報告を聞いた後、泪は諒に視線をやった。

その視線に諒が応える。


「調べてみたけど、情報は少ない。

《ミズイ》の責任者は、泉という女性。

スーツアクターという性質上仕方ないけど、アクターについての公式な詳細情報はなし。

ただ、特撮ファンが集う掲示板等にはいくつかアクターについての記述がある。

今のところ特に注視すべき書き込みは見当たらない」

諒は自身のパソコンモニターを、スクリーンに表示させた。

個人のものらしい、ブログが映し出される。


「それから、特撮ファンのブログに掲載されている写真を見つけた。

この写真は、ミズイ所属アクターによるステージを写したものとわかった。

そこで、この悪役らしきキャラクターの写真を映像と照合してみたところ、二人とも一致。

諏訪野さんからの情報もあるし、《ミズイ》所属のアクターが、さらに言えばジミーとハーデーが映像の人物であるとみていいだろうね。

映像のその他の人物についても、一応他のキャラクター写真と照合してみる」


「よくわかったわ。ありがとう」

言葉を切った諒の頭を、泪が満足そうに撫でた。

照れ臭いのを隠すように小さく咳払いした諒は、さらにマウスを操作する。


「あと、ジミーとハーデーについて」

今度は、スクリーンにポップな色合いが踊る。

ゲイバーのウェブサイトだ。


「諏訪野さんによると、二人ともレスリングやボクシングの経験者で、ホストクラブやゲイバーの警備員をしているようだけど。

今年の夏、新宿二丁目のゲイバーでトラブルがあった際に警備員が場を収拾したという情報があった。

その警備員は大柄で、動きも素早いようには見えなかったのに、あっという間に暴れる客を取り押さえた。

店主によれば、レスリング経験者と聞いているらしい。

…少ない情報だけど、ジミーである可能性もゼロじゃない。

ハーデーらしき情報はまだ見つからない。以上」

今度こそ報告を終えた諒の頭を、泪がもう一度撫でる。


「なるほどね、ありがとう。でも仕事中は敬語」

額を軽く弾かれ顔を顰めた諒から離れると、泪は顎に手をあてて思案する。


「……そうね、今はまだ情報が少なすぎる。片っ端から調べていくしかないわね。

まずは賢史と公平には《ミズイ》に当たってもらうから、そのつもりで準備して」

賢史・公平
「はい!」


「諒は引き続き情報を調べながら、皆から届く情報を管理して」


「了解」

指示を終えた泪は、自席でパソコンに向かいながらちらりと時計を見る。

誠臣と翼が採石場の監視について、もうすぐ二時間半が経過しようとしていた。



ロバートとポール!!(笑)

相変わらずの乙女っぷりと、諏訪野のジェントルマンぶりに笑いましたo(≧▽≦)o

小春さん、面白すぎです(*´艸`)

そして名前から泉さん巻き込んじゃったんですが…ドキドキ。

それではここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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