〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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……「いつか大人になる日まで:番外編」(いつか大人になる日まで)

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 『穂積と小野瀬について』

……「アメリカ外伝3」(アメリカアメリカ外伝・1アメリカ外伝・2)


 『明智誠臣について』

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10/13(Tue) 16:21
担当は陸上部マネージャー
ジュン


ジュン
「藤守先輩のお兄さん!」

医療所にいたのは陸上部のマネージャー。とはいえ、ジュン以外のメンバーは席をはずしている保険医を連れに行っていた。


「あ……あ、賢史の……。大丈夫だからあまり大袈裟にしないでくれ。」

そうは言うもののまだ顔からは血が流れている。

ジュン
「とにかく濡れタオルで顔を拭いて出血箇所を確認します。少し痛むかもしれませんが我慢してください。」

ジュンは泪の手をどけてやさしく顔を拭く。

顔の左半分が擦り傷だらけで痛々しいが最も出血していたのはまぶたからだった。

その時、翼が行きを切らして走り込んできた。

泪の顔を見て青ざめている。


「泪さん……」


「翼。なんだ、そんな顔をして。」

瞳に涙を溜めた翼の頭を泪は優しく撫でる。


「だって、お父さんを庇ったから……ごめんなさい。」

頭を下げる翼に泪が優しく微笑みかける。


「俺の転け方が悪かっただけだ。気にするな。」


「そうだよ。翼ちゃん、気にしちゃダメだよ。」

競技が終わってすぐに走ってきた葵が翼の背中をポンポンとたたく。

保険医が到着して泪の傷を見たところ縫うほどではないという判断で周りにいた皆が安堵のため息をついた。

それでも泪の顔は痛々しい。

けれど泪本人は
「ほら、大したことなかっだろう?早く飯にしようぜ。あ〜、腹へったなぁ。」

なんでもなかったように小春たちの待つ場所に戻っていった。


イマイチ盛り上がりにかけてしまいましたが、ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇

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11/02(Mon) 16:55
間が空いてしまってすみません
小春

ジュンさんありがとうございます。
すっかり遅くなってすみません。m(__)m
季節外れ感満載ですが体育祭午後の部ですm(__)m。


応援席。

藤守家の応援席では、誠臣と翼が昨夜のうちから仕込んで今朝仕上げてきた豪華で大量のお弁当が、ものすごい速度で消化されていた。

なにしろ大所帯なのだ。

藤守兄弟だけでも七人。

それに翼と小春、飛び入りの櫻井父。

さらに、誠臣の近くにはなぜかともととも父。

諒の隣には紅花が、それぞれにこにこしながら座っておにぎりを頬張っている。

そこへ、「藤守先輩」と声がして、ジュンが近付いてきた。

賢史
「さっきはすまんかったな。兄弟そろって医務室とか、めっちゃ恥ずかしいわ」

ジュン
「真面目に頑張ってくれているからですよ。お兄さん、大丈夫ですか?」

泪が返事をする前に、葵がウインクした。


「平気平気。泪は丈夫だからね。あんなケガ、翼ちゃんがほっぺにキスしてくれたらすぐ治っちゃうんだ」

一同がどっと笑う。


「おい……」

葵の軽口に泪が反論しかけたその時、泪の右の頬に、柔らかいものが触れた。


「?」

振り向いた泪の目の前には、真っ赤な顔で目を潤ませている、翼。


「……」

ということは、今のは。


「……!」


「ほら、泪。痛みなんて、どっかいっちゃっただろう?」

笑う葵に肩を抱かれ、兄弟たちに冷やかされ、徐々に状況を把握していくにつれて、泪の顔もまた、赤く染まってゆく。


「(勘弁してくれ、可愛すぎる…)」

そっと櫻井父を見れば、気付かぬふりを装って、視線を無人のグラウンドに向けていた。

泪はもう一度、翼を見る。


「早く治ってくださいね」

恥じらいながら微笑んで見つめ返されたら、本当にもう痛くない。

見つめていると、翼の方が耐え切れずに立ち上がった。


「…えっと、そうだ、私、午後の競技の準備があるからもう行かないと。あの、ごちそうさまでした」


「こちらこそ、ごちそうさま」

茶化す葵を軽く叩きながら、走り去る翼の後ろ姿を見送る泪の目に、ふと、見覚えのある色が映った。


「(……澪?)」

澪は、この学校の教師を務めている空間セツナの従妹だ。

だから、ここにいてもおかしくはないが…

首を傾げた泪だったが、すぐに葵や公平に引き戻されて、再び、昼食に戻った。


そろそろ体育祭切り上げたいですね。
しかしやや盛り上がりにかけていますか?
登場人物の皆さんお願いしますよ。←
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇

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11/03(Tue) 20:34
お願いされたので頑張ろうとは思ったんですよ(笑)



「(皆の前だったのに、つい……泪さんの頬に、キス、しちゃった )」

賑やかな応援席を離れ、未だに熱の残る頬を押さえながら、翼は体育倉庫に向かっていた。

倉庫の扉を開けると、午後一番の応援合戦で使用するポートボール台を二つ、重ねてなんとか持ち上げる。

倉庫を出てグラウンドまで戻り、他の準備係と確認しながら台を配置する。

まもなく始まる応援合戦の後、また片付ければ翼の役目は終わりだ。

その後には、体育祭の目玉のリレーが待っている。


「(応援合戦が終わる頃に来ればいいし、一度皆の元に戻ってもいいけど……)」

グラウンド脇まで戻ってから、翼は応援席に視線をやった。

兄弟たちと楽しそうにしている泪の姿が、いや、泪の姿しか目に入らない。


「(ダメ。今、どんな顔して戻っていいのかわからないよ)」

また赤くなりそうな頬を隠すように、翼が俯きかけた時だった。

視界となった足元にこちらを向いた運動靴が並んで、咄嗟に顔を上げる。


「あ……」

顔を上げた先にいたのは、以前翼を夏祭りに誘った同級生の武井だ。

どちらかというと派手なタイプで、翼はあまり親しくない。

武井
「櫻井、準備係?」


「あ、うん。武井くんもそうだったっけ?」

武井
「俺?違う違う。っていうか話あるんだけど、今いい?」

そう聞かれた正直な翼がつい頷くと、武井は「こっち、来て」と背を向けた。



体育倉庫の脇まで来た武井に、翼は距離を保って足を止めた。

今日は倉庫への人の出入りも多く、倉庫の脇も人目に触れないわけではない。

しかし同級生と言えどあまり親しくもない相手への、翼の無意識の緊張だった。


「あの、話って何?」

翼の声に振り向いた武井は、思いがけず真剣な顔をしていた。

武井
「櫻井さ。さっきキスしてたの、彼氏?」


「!」

さっきキスしてたの。

見られていたことに気付いて、翼の頬はみるみる赤くなった。

その様子を見る武井の表情に笑みが浮かぶ。

武井
「ははっバレバレだって。かっわいー。で、やっぱ彼氏?」


「あの、えっと……」

藤守家で共同生活を始めて、約半年。

肝試し、家庭訪問、夏祭り……色んなことがあった。

そしてその度、泪と翼はお互いに歩み寄ってきた。

翼は思う。

私は、昔から泪さんが好き。

そして……きっと、泪さんも、想ってくれている。

だけど。


「(彼氏って言って、いいのかな……)」

これまで泪と交わした言葉からも、行動からも。

応援席での葵の口ぶりからも、周囲の反応から見ても、泪と翼は恋人同士そのものだった。

それは翼にもよくわかっていた。

しかし、如何せん恋愛経験がない翼には、それで恋人と言っていいのか判断がつかない。

好き。付き合おう。

そういう言葉を交わしていないことが、翼を躊躇わせていた。

武井
「なに?あれ、彼氏じゃねーの?それならさあ、」

グラウンドから、午後の競技が始まるアナウンスが聞こえてくる。


「ごめん、私戻らなきゃ」

それを機に言葉を濁したまま立ち去ろうとした翼の腕を、武井が捕まえる。

武井
「待てよ。なあ櫻井、どうなんだよ」


「あのっ、離して……!」

翼は少し力を込めて、武井の腕を振り払う。

払いきった先に見えた武井の顔が怒りを含み、翼に再び手が伸びた時だった。

急に視界に入ってきた高い位置の金髪に、翼はどきりと顔を上げる。


「……!」

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11/03(Tue) 20:36
思った止まりですすみません



『ワーオ、やっぱりこの前の!倉庫にいたら声がしたから誰かと思ったんだけど、どこかで聞いたことある声だなぁって思ったのよ!』

驚いた表情の翼と武井を前に、ジャージ姿の澪は感激した様子で翼に英語で捲し立てた。


「え、あの、あの……澪さん、でしたよね?英語、よくわからない……」

武井
「おい、誰……櫻井、知り合い?」

戸惑う二人の前で、澪はにっこりと笑って翼の肩を抱く。


『こんなとこで男の子と二人でいたら、泪がヤキモチ焼くよ?』


「るっ、泪さん?」

落ち着いて聞けば、簡単な日常会話だ。

先ほどよりゆっくりと話した澪の言葉に出た泪の名前に、翼が焦った声を出す。

すると、それを耳敏く聞いた武井が翼を見つめる。

武井
「ルイ、っていうんだ?彼氏」


「あ……」

再び戻った話題に翼が言葉を詰まらせると、澪が武井に顔を向ける。


『正解!そう、それね、「カ・レ・シ」』


「っ、澪さん!」

武井
「なーんだ、やっぱそうなんじゃん。つーかお姉さん、アンタ誰」


『ボランティアに来た泪の友達。ほら、もうすぐリレーの時間だから。戻った戻った!』

途端につまらなそうな表情を見せる武井と、戸惑いを隠せない様子の翼。

二人を連れてグラウンド脇まで出た澪は、先に武井を戻してから翼に向き合った。


「驚かせてごめんね。来年教育実習に来れるように、恩売りボランティアに来てるの。母校が遠いからねー」

日本語を話した澪に、翼は少しほっとしたように表情を緩ませた。


「そう、なんですか。それで英語を?」


「私はALTみたいな使われ方するから学校では英語で話すことって約束があるの。今度授業の手伝いに来る予定なんだけど、今日は強制参加みたいなもん。……それより」

泪と同じ澄んだ碧眼に見つめられ、翼は少し緊張した視線を返す。


「前からあったの?ああいうこと」


「いえ……、武井くんとはあまり親しくなくて。前に夏祭りに誘われて、断ったくらいしか」

夏祭り。

その言葉を聞いた澪の表情は一瞬強張ったものの、翼に優しく微笑む。


「このこと、泪に言わなきゃだめだよ」

でも、と口を開いた翼に諭すように、澪の口調はより穏やかになった。


「泪のことが好きなら、言わなきゃ。アイツああ見えて心配性なんだから。泪を不安にさせたい?」

その言葉にふるふると首を横に振った翼の頭を澪の手が撫でる。


「言葉にしないと伝わらないからね。あなたは悪いこと何もしてないんだし、ちゃんと前向いて、胸張って」


「──はい。あの、ありがとうございました」

翼が頭を下げると、応援合戦に参加していた生徒たちが退場してきた。


「あ!ポートボール台、下げなきゃ」


「よし、行ってき……やっば、私も倉庫整理の後校門の番交替行くんだった!」

じゃあね、気をつけなきゃダメだよ!と叫び、慌てて校門に駆けていった澪に思わず笑顔になった翼は、集まってきた他の準備係とともに片付けを始めた。



その頃。


「(何やってんだろう……でもあの子見てたらもどかしいわアブナイわでつい……それに、あの子を見る泪の顔、悔しいけど……いやでもあの子、まだ彼氏って言い切れなかったみたいだし……いやでも見た感じ完全に……←延々と続く)」

校門番をしていた教師に平謝りして交替した澪は、帰路につく父兄に頭を下げながら密かに溜息を吐いていた。



盛り上がりに欠けるのかしら?と、とりあえずお決まりベタベタの展開(笑)

とりあえず体育祭は切り上げどころなので、今後は謎な感じでこっちも切り上げましたが、後はもうタリッキーですごめんなさい( ̄∇ ̄*)ゞ

翼ちゃんを助けるために澪使ったら少女漫画のヒーローのなり損ないみたいになっちゃった(笑)
しばらく悶々とさせちゃおう。

セツナ先生登場させたかった。うまくいかないもんですねぇ…。

はいっここでタリッキーパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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11/09(Mon) 05:24
葵と澪とセツナ先生
小春


澪さんありがとうございます(´ 3`)ちゅー


〜校門付近〜


ふと、風に乗って、覚えのある香りが澪の鼻先を掠めた。

振り返ると、葵が、目の合った澪に向かって軽く手を挙げてから、優雅に歩いてくるのが見えた。

さっきまで走っていたのだから、汗の匂いが混じっていてもおかしくないはずなのに、この爽やかさはなんなのだろう。

既にグラウンドでは午後の種目が始まり、門を出入りする保護者の姿も減っている。

すぐそばまで来て足を止めた葵は、じっと視線を逸らさない澪に、いつも浮かべている笑顔を深くした。


「空間先生、保健室からグラウンドに戻ったようだよ」


「わざわざ様子を見に行ってくれたの?ありがとう」


「例によって、俺のせいでオーバーヒートさせちゃったみたいだからね」

そう。

五人六脚で、泪が、ゴール直後で転倒した後。

トリンからバトンを受け取った葵は、クラス担任の空間セツナと、他の保護者三人と、足並みを揃えて走ったのだった。

空間は、葵と肩を組んで走りながら、すでにおかしかった。

それでも無事に走りきったのだが、ゴールしてから、チームメイトにせがまれる形で、全員とハグしていった。

しかしその途中で、笑顔の葵に抱き締められた途端、またしても気を失いかけたのだった。

さいわい、泪の怪我に注目が集まっていたのと、葵の巧みなフォローのおかげで、大きな騒ぎにはならずにすんだが、セツナは葵に抱かれて保健室に運ばれていた。



「本当に、セツナ姉ったら。いつまでも仕方ないなあ。…あなたには迷惑かけてごめんなさい。ありがとう」


「別に気にしないよ。それより、翼ちゃんを助けてくれた事に礼を言う」

…翼。


「あの子…」

咄嗟に口をついて出た声の、続く言葉を考えていた澪に、葵は頷いた。


「あの子は、たぶん、きみが想像してる通りの存在」

…やっぱり。


「俺たち兄弟全員にとって、大事な妹なんだよ」




「…妹?」

…それは、泪にとっても?

葵の最初の言葉に納得しかけていた澪は、「妹」だという言葉に、再び微かな期待を抱いていいのか、また逡巡し始める。

葵はじっと、そんな澪の表情の変化を見ていた。


「…ねえ」


「何?」


「俺、きみに興味が出てきたよ」


「は?」



セツナさんまた倒れてました(笑)。

そして葵ロックオン。

続きをお願いしますパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯

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