〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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 『穂積と小野瀬について』

……「アメリカ外伝3」(アメリカアメリカ外伝・1アメリカ外伝・2)


 『明智誠臣について』

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12/16(Wed) 16:24
リレーSS専用スレ・34
小春

☆こちらはリレーSS専用スレッドです☆

ただいま連載中の『アブナイ☆恋の共同生活』にご参加くださる方は、スレッド31〜にて諸注意、設定、ここまでのストーリーをおさらいのうえ、書き込みをお願いします。

[削除]

01/03(Sun) 13:14
ありがとうございます
小春


おかげさまで新スレッドです。

皆さま引き続きよろしくお願いします。


*****



「うちのアクターが、不埒な連中と行動を一緒にしてるなんて」

事情聴取に素直に協力してくれた泉は、VTRを見終わったところで、憤慨して声を上げた。

あいつらクビにしてやる、と息巻く泉。

泉は、成人を機に、高校以来の演劇仲間たちと共にスーツアクターの会社を起業したという経歴の持ち主だったが、驚くべき事に、いまだに中学生、せいぜい高校生ぐらいにしか見えない。

それはともかく、聴取に当たった賢史と公平の前で、泉はきっぱり言った。


「ご指摘のとおり、ジミーとハーデーに間違いありません。他の連中の事は分かりませんが、二人は、プライベートでは新宿のホストたちと遊んでいるようなので、そいつらかも」

賢史
「ジミーとハーデーは、もしかしてゲイなん?」


「そうですよ」

賢史の質問に、泉はけろりとした顔で答えた。


「みなさんなんか格好いいから、あっという間に喰われちゃいますよ」

賢史
「女性には興味が無い?」


「少なくとも私には」

賢史と公平は顔を見合せた。

泉は小柄で童顔だが、二人の目にはじゅうぶん可愛らしく、魅力的な女性に映る。

公平
「だとすると、露出狂かどうかはまだ判断出来ないけど、婦女暴行未遂の方には関係ないのかな」

賢史
「ジミーとハーデーは用心棒的な役割で、実際に犯行を行なっているのは、そのホスト連中やいう事はないか?」

公平
「なるほど!それなら、アクターじゃないのに全員がヒーロー体型でもおかしくない」

二人は泉に礼を言い、今後の協力の約束を取り付けて、聴取を終了した。



帰宅する泉を見送りに出たところで、賢史たちは、警視庁の玄関に現れた長兄の慶史と鉢合わせた。

賢史
「あれ?アニキ、どないしたん?」

慶史
「いや、俺は今日休みなので、誠臣に頼まれて特売の肉を買いに行ってきたのだ。すると揚げたてコロッケを売っていた。そこで、お前らに差し入れに来てやったのだ」

なるほど、賢史が手に提げた袋からは、香ばしいコロッケの香りがぷんと漂っている。


「美味しそう」

慶史
「うむ。俺も先ほどひとつ味見をしてみたが美味いぞ。熱いうちに食え」


「いただきまーす」

慶史
「ところでお前は誰だ?」

二人は初対面のはずだが。そして泉は人見知りだと聴取の時に自分で言っていたはずだが。

慶史
「まあいい、食え食え」


「はーい」

泉はアニを見つめて、にっこり笑った。


*****


一方。

誠臣と翼のチームと交代するべく採石場に向かいながら、泪と葵は、徐々に表情を硬くしていた。

二人と連絡がつかないのだ。

もしや張り込みがバレて、相手に捕らえられたのか?

いや、誠臣がついていながら、そんなはずは。

だが、人数では向こうの方が多い。

信号待ちで、泪はハンドルを叩いた。


「大丈夫だよ、…きっと、電波が悪いだけだ」


「翼の身に何かあれば、俺は正気でいられない」


「泪……」


「俺が、馬鹿だった。意地を張らずに抱き締めて、離さなければよかった」



ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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01/14(Thu) 07:45
続けます
小春


葵と泪の車が採石場に到着する直前、諒から電話がかかってきた。


『たった今、ヒーロースーツで痴漢していた犯人が逮捕されたよ』

諒の報告によれば、とあるイベント施設の裏手で、黒、白、銀のスーツのヒーローが、二人組の女の子に対して、わいせつな行為をしようとしたという。

たまたま居合わせたオートバイの青年たちがそれに気付いて即時に通報、女の子たちに怪我は無かったが、近くにはエンジンのかかったバイクが停めてあり、犯人たちはそれで被害者を連れ去る計画だったらしい。


『「たまたま」防いでくれたのは、諏訪野さんの仲間じゃないかな』


「かもね。…諒、その事件はまだ、報道されていないよね?だとしたら、黒、白、銀のスーツで変装して採石場に行けば、そいつらの仲間のいるアジトに、怪しまれずに入れるかも」


『うん。泪兄さんの車のトランクには、《ミズイ》の泉さんから借りた、捕まった奴らが着ているのと同じヒーロースーツが入っているよ。それを着て、潜入する?』

葵と泪は、顔を見合わせた。


「泪、今、アジトにいるのは何人ぐらいだと思う?」


「全部戻っているとしたら、ジミーやハーデーも含めて十人ぐらいじゃないか」

こちらは二人。


『他の兄さんたちにも、《エミーズ》の《廉価版サクラダモンスーツ》を持たせて、そちらに向かわせるよ』


「分かった。そういうことなら、賢史たちが到着するのを待って、一気に突入しよう」

ねっ、と、泪に同意を求めようとした瞬間、車がいきなり左折してどこかの地下駐車場に飛び込んだので、葵は舌を噛みそうになった。


「ち、ちょっと、泪!」


「あいつらが来るまで待てねえ」

泪は車を降りると、素早く後部座席に乗り移って、服を脱ぎ、黒のヒーロースーツに着替え始めた。

さいわい地下だから薄暗いし、回りに人気はないものの。


「翼ちゃんと誠臣と連絡が取れなくて、焦る気持ちは分かるけど!」


「お前も早く着替えろ。ぐずぐずしていて、残りのヤツらに、仲間が捕まった事がバレると面倒だ」

泪の勢いにおされ、葵も後部座席に移ると、覚悟を決めて白のスーツに着替え始めた。


「泪、落ち着けって。翼ちゃんと誠臣が捕まっていたとしたら、人質を抱えながら、俺とお前の二人だけで、十人の相手をしなきゃならないんだぞ」

???
「三人だよ」

不意に、すぐ近くから声がした。

いつの間に来たのか、泪と葵の上げた視線の先で、隣に並んだバイクに跨がったサクラダモン・シルバーが片手を挙げる。

協力的な市民で、確かに役に立ちそうな恋敵の男の出現に、泪は複雑な顔で挙手を返した。



ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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01/20(Wed) 23:41
ほんの少ーーーしですが



それからしばらく──。

其々黒、白、銀のスーツに身を包んだ泪、葵、諏訪野は、採石場に来ていた。

諏訪野の指示のもと目立たない場所に車とバイクを停めると、足早に監視場所へ足を向けた。



「……」

そこは、最初に監視についた賢史と公平にも確認を取った、入り口を見下ろせる高い位置。

やはり、翼も誠臣もいない。

葵が膝をついてざっとその場を確認するが、ごつごつとした岩肌には、何の手掛かりも残されていなかった。


「…となると…」

葵の言葉を継ぐように、諏訪野が眼下を見据える。

その視線は、無数の岩陰や坑道の中から、たったひとつの場所に注がれた。

映像で見た、男たちが出てきた場所だ。


「あそこ、だな」

同じように視線を定めた泪は、静かな怒りを湛えた声で呟く。


「行くぞ」



小春さんに任せきりで申し訳ないです&感謝です!

せめて少しくらい繋ぎたいと思ったんですが思いつかなくてこれだけ(⌒-⌒; )

そして私は小春ちゃん太郎くんたち高校生組の恋の行方も気になっていますよ。

翼ちゃんと誠臣さんは無事なのか!?

ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇

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01/23(Sat) 21:04
澪さんありがとうございます(´ 3`)ちゅー
小春


時間は少し遡る。

採石場で見張りを続けていた誠臣と翼の元に、意外な人物が訪れていた。

若者
「何してるの?」

名前は知らない。

だが、声をかけてきたその若者は、翼の事を知っていた。

だから誠臣も、近付いてきた若者の動向を、黙って注視していたのだ。

若者
「きみ、諏訪野の彼女だよね。週末のたびに、エミーズのショーを観に来てた」

どうやら、翼は知らぬ間に、その界隈では有名になっていたらしい。

諏訪野の彼女、と言われて、翼の胸はちくりと痛んだ。

確かに、今の翼と諏訪野の関係を客観的に見れば、そういう事になるのだろう。

でも……

若者
「ねえ、一緒においでよ。ここ埃っぽいしさ。あっちに、仲間が集まってるから」

翼は誠臣を見た。

誠臣は武道の達人だ。

誠臣がいれば、たとえ数人が相手でも、なんとかしてくれる。

翼自身も警察官の端くれだ。

それなりに訓練も積んでいるし、それに、自分達の身に何かあれば、必ず、泪が来てくれる。

翼は誠臣と目を合わせ、無言でそれだけのやりとりをすると、頷いた。

そうして二人は、若者の誘いに乗ったふりをして、無数の岩陰や坑道の中にある、ひとつの場所に入って行った……。


***



「あそこ、だな」

採石場に着き、映像で確認した坑道のひとつに視線を定めた泪は、静かな怒りを湛えた声で呟いた。


「行くぞ」

しかし、最初の角を曲がった、その瞬間。

緑色全身タイツ
「eeeee!」

通路に立っていた、緑色の全身タイツを着たアクターが、いきなり、先頭で角を曲がった泪に、人差し指を向けた。

緑色全身タイツ
「誰だ、貴様は!」

泪は反射的に身構えたが、咄嗟に言い返した。


「愛と正義の、特捜、ブラック!」

事前に学習してきた、サクラダモン・ブラックの決め台詞の一つだ。

すると、それを聞いた緑色全身タイツは、あっさりと警戒を解いた。

スマホを取り出してアプリゲームを再開した見張りから離れ、さらに奥に進む。

やがて、広い場所に出た。

そこには、予想通り、カラフルなヒーロースーツを身にまとった、十人近い男たちがたむろしていた。

泪たち三人の姿を認めて、集団の中央から、赤いスーツのサクラダモン・レッドが立ち上がった。

ハーデーだ、と、諏訪野シルバーが、葵と泪にだけ聴こえるように囁いた。

レッド(ハーデー)
「お帰り、同志よ。朗報があるぞ。我々は、ついに、待望のピンクをこの秘密基地に迎える事が出来た!」

泪・ブラック
「(ピンク?)」

その時、奥から聞こえてきた女の悲鳴が、坑道に響き渡った。

「私は警察官よ、やめなさい!!お願い、やめてぇえーっ!」


「翼!」



彼らの真の目的は?

ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
 

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