〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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12/01(Thu) 14:47
〜プロローグ〜
小春


ここは霞ヶ関、桜田門駅から徒歩5分の距離にある、ビジネス街の一角。

地下1階に骨董品店、道路と歩道に面した1階にはコンビニエンスストア。

見上げれば、3階建ての建物のうち2階の窓ガラスの左半分には『霞ヶ関探偵事務所』、右半分には『桜田門探偵事務所』とプリントされている。

その文字を見つめながら、櫻井翼はぎゅぎゅっ、と両手の拳を握って、気合いを入れた。


彼女は今日から、探偵になるのだ。


窓の内側から見ると、『霞ヶ関』が鏡文字になっている。

ガラス越しに広がる青く晴れた空に、街路樹の満開の桜が映えて美しい。

翼は口元に微笑みを浮かべて、所長である藤守慶史の長い長い話を聞いていた。

藤守兄
「……であるからして、悩める依頼人の為に!これからしっかりと精進するように!分かったなヒヨッコ!」


「はい!」

翼が元気良く返事をすると、藤守所長は満足げに頷き、逆に、傍らのデスクで話を聞いていた2人の同僚が、大きな溜め息をついた。

小笠原
「櫻井さん、て言ったっけ。よく、所長の長広舌を何時間もダレずに聞いていられるね」

如月
「期待の新人だよ翼ちゃん!そして、待ちに待った俺の後輩!これから仲良くしようね!」


「はい!よろしくお願いします!」

藤守兄
「貴様ら…」

その時。

「こんにちは!」

扉の外から大きな声がして、小柄な少女が入って来た。

「《さくら庵》です。ご注文の特上寿司をお持ちしました!」

藤守兄
「おお、もうそんな時間か。ご苦労」

藤守所長が財布を出すのを見て、如月と小笠原が目を丸くしている。

如月
「もしかして、所長がおごってくれるんですか?!」

小笠原
「後が怖いんだけど」

藤守兄
「失礼な奴らだ。貴様らが入って来た時にも同じようにしてやっただろうが」

藤守所長は部下たちを睨みながら財布を開き…小春がテーブルに並べている寿司桶の数を見て、叫んだ。

藤守兄
「こら、小春!俺の注文は4人前だぞ!いくつ並べる気だ?!」

小春、と呼ばれた少女は振り向いて、きょとんとした顔で藤守所長を見た。

少女、といっても、この春高校を卒業したのだから、18歳になる。

小春
「全部で9人前ですけど」

藤守兄
「お前は数が数えられないのか?俺、新人、小さいの、メガネ。どう数えても4人であろうが」

藤守所長が指差し確認してみせる横で、小春は困ったように伝票を見直す。

小春
「あの、最初は確かに4人前だったんですけど…その後で、さらに5人前追加のご注文を頂いてまして」

藤守兄
「受注ミスだな。悪いが持ち帰ってくれ」

小春
「…すみません…」

小春がしゅんとして寿司桶を戻そうと手を伸ばしかけたその時。

「お邪魔するわよ!!」

声と同時に扉が勢いよく開いて、どやどやと数人の男たちが入って来た。

それがまた、揃いも揃って、俳優かモデルのような美青年ばかり。

突然の状況に、翼はびっくりして声も出ない。

小野瀬
「こんにちは小春さん。相変わらず、料理もきみも美味しそうだね」

藤守
「ホンマ美味そうやな。特上寿司なんて久し振りー」

明智
「小春、お茶を淹れるのを手伝ってくれ」

小春
「はい明智さん」

藤守兄
「待てーー!!」

[削除]

12/01(Thu) 14:49
〜プロローグ・続き〜
小春


穂積
「何よアニ、まったくアンタはいつも騒々しいわねえ」

藤守兄
「アニ言うな!穂積、やはり貴様の差し金か!」

穂積
「小春、寿司の代金はアニからもらった?」

穂積に問われ、お茶を配りながら小春が頷く。

小春
「はい。何だかんだ言って、藤守所長さんはいつもいい人ですね」

藤守兄
「余計な事は言わんでいい!小春、それでもやはり1人前多いぞ!」

穂積
「間違ってないわよ。何故ならワタシが2人前食べるから」

藤守兄
「貴様ー!」


小野瀬
「おやあ、こちらが噂の新人さんか。よろしくね、俺は小野瀬」

きれいな顔をした長い髪の男性にやわらかく手を握られ、とんでもなくいい声で優しく挨拶されて、翼は恐縮してしまう。


「よ、よろしくお願いします」

明智
「余計なお世話かもしれないが、この人によろしくされない方がいいぞ」

翼にお茶を手渡してくれたのは、背の高い男性。さっき、小春に明智さん、と呼ばれていた人だ。

藤守
「俺は藤守賢史や。そこの所長の弟。こんなアニキで悪いなあ。けど、面倒みたってや」

藤守が、翼の前で拝むように手を合わせる。


「いえ、そんな」

翼は、小春を除く全員が席についたところで、一同を見渡して頭を下げた。


「初めまして、櫻井翼です。皆さん、よろしくお願いします!」

期せずして、全員から拍手が起こる。

翼はほっとした。

藤守所長が咳払いをし、立ち上がった。

藤守兄
「では、このヒヨッコを我が探偵事務所に迎えるにあたって俺から挨拶を…」

穂積
「櫻井、お醤油取って」


「は、はい」

目の前にあった醤油の容器を差し出しながら、翼は改めて穂積を見た。

(女言葉だけど…男性だよね?)

穂積は金髪碧眼で、こんなに綺麗な人を、翼は今まで見たことがない。

穂積
「ところでアンタ、どうしてアニの事務所に入ったの?」


「はい。実は私、父が判事なんです」

穂積
「…えっ、櫻井判事?!」

穂積がひどく驚いて、そのあと頭を抱えてしまった理由は、この時の翼にはまだ分からない。


「探偵になりたいと言ったら、最初は反対されたんですけど…就活中に調べたら、こちらの所長さんが、父の出身大学の法学部の後輩で。それなら、と」

藤守
「へー、K大か」


「それに…」

翼が、ぽっ、と頬を染めた。


「所長さん、雰囲気が私の父に似ているんです」

 (ファザコン……!)

翼の言葉に、穂積に話の腰を折られて挨拶を諦めて、寿司を食べ始めていた藤守所長が、箸を落とした。

藤守兄
「ヒヨッコお前…面接で俺に一目惚れしてここに入ったのか?!」

全員
「「「それは違うと思う」」」


にゃーん。

場違いなネコの声に、帰りかけて廊下に出ていた小春が気付いてしゃがみこんだ。

小春
「また会ったね。ここに居着いちゃったの?」

小春に指先で撫でられて、ネコは気持ち良さそうに喉を鳴らした。

小春
「きれいな首飾りしてるね」

その小春とネコの横を、階段を上がって来た女性が素通りして行った。

見送った先でコンコン、とノックしたのは、奥にある『桜田門探偵事務所』の扉。

すると手前の『霞ヶ関探偵事務所』の扉が内側から開いて、小野瀬が顔を出した。

小野瀬
「はい!ご依頼ですか?」

女性は一瞬戸惑うような表情をしたものの、深々と頭を下げた。

女性
「娘を探して欲しいんです」
 

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12/01(Thu) 17:05
リレースタート
小春


女性
「すみません、私まで御相伴させていただいて…」

寿司桶を持って隣から移動してきたのは、『桜田門探偵事務所』。

穂積
「どうぞ、お気になさらず」

1人前手付かずだった特上寿司を勧められて恐縮する女性に、テーブルを挟んだソファから穂積が微笑む。

それはそうだろう。穂積が2人前食べると言ったお陰で、元々1人前余計にあるのを譲っただけなのだから。

明智
「(小声)しかも支払いは藤守所長でしたしね」

小野瀬
「(小声)しっ」

女性
「私は、加賀と申します。画家の主人と、鎌倉で画商を営んでおります」

寿司を食べ終え、穂積の傍らに立った明智が、黒い手帳にすらすらと万年筆でメモを執る。

小野瀬
「鎌倉か、良い所ですね。俺も、高校時代は鎌倉にいたんです」

女性
「そうですか。大仏様の近くにある画廊なんですよ」

寿司をつまみながら、如才なく話を合わせる小野瀬につられて、少しずつ女性の顔から緊張がとれてゆく。

穂積
「行方不明になっている娘さんというのは?」

女性
「加賀愛美、この春大学を卒業しました。自慢になりますけれど、利発で優しい娘です。それが、突然いなくなってしまって…」



一方、『霞ヶ関探偵事務所』にも、翼の初仕事となる依頼が舞い込んでいた。



***

「アブナイ☆恋の探偵事務所」さて、どうでしょうか、こんな感じでスタート出来るでしょうか?


では久し振りに、続きをパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
 

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12/02(Fri) 11:48
あらまあ
冬子


わー、リレーが始まってる。

あのネコちゃんのお名前はもしかして、最初がエで、最後がミなんでしょうか。

うーん、冬子は何にも思いつかないですね。

お寿司おいしそうだなーってことくらい(笑)

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12/04(Sun) 09:58
翼ちゃん、初仕事!
ジュン


霞ヶ関探偵事務所

藤守所長
「彼女の素性を調べてほしいと?」

藤守所長の向かいに座っているのは20代前半の男性。
北村と名乗った。

「彼女とは大学の時からの付き合いで、私としてはそろそろ結婚を考えてて。」

小笠原
「結婚のための素性調査?」

北村は首を振る。

「結婚の挨拶のためにご両親に会いたいと言ってもはぐらかされて。」

如月
「それってー、あなたと結婚したくないん……いってー!」

如月の言葉を所長の拳骨が遮った。如月は頭を抱えてのたうち回っている。
そんな如月を気の毒と思いながら翼が北村に質問する。


「今まで付き合ってきて家族の話とか出なかったんですか?」

北村は彼女の両親や実家の話は聞いたことがないと言う。

藤守所長
「わかりました。お引き受けしましょう。」

「ありがとうございます。」

北村は何度も頭を下げながら帰っていった。

藤守所長
「今回の件は櫻井!お前に任せる。」


「えっ!?私ですか?」

藤守所長
「サポートに如月をつけるから。お前の初仕事だ。」

如月
「翼ちゃん、頑張ろうね。」

翼は大きく頷きながら手をぎゅっぎゅっと握った。


「加賀愛美さんの素性、調べてみせます!」



相変わらず拙い文章でごめんなさいm(__)m
二つの依頼がどう重なっていくのか。
それは誰にもわからない(笑)
ここでパース(⌒∇⌒)ノ⌒〇

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