〜掲示板ひだまり≪リレーSS『アブナイ☆恋のウェディング・ベル』2023/3/19更新!≫〜

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 『ある日の創作室について』

……「いつか大人になる日まで:番外編」(いつか大人になる日まで)

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 『穂積と小野瀬について』

……「アメリカ外伝3」(アメリカアメリカ外伝・1アメリカ外伝・2)


 『明智誠臣について』

……「穂積←→小野瀬」(恋人の日〜明智編〜)


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01/11(Fri) 20:00
きゃー( 〃▽〃)
小春


ジュンさんありがとう!


小春
「じゃあ、三人で行きましょう?」

明智・JS
「え」

嬉しそうににこにこ笑う無邪気な小春の前で、もう争い続ける気も削がれてしまった明智とJSであった……


うふふうふふ。

予想通りでしょ?(笑)

正直言うと小野瀬さんにトライしようかとも思ってたけど、この二人に挟まれる方がいいわ( 〃▽〃)

いやんもう幸せで小春困っちゃう(←困ってない)

ひとまずパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

[削除]

01/21(Mon) 12:03
デートの前に
小春


ともからもらったチケットのおかげで、日曜のグループデートが決まったのは良いけれど、今日はまだ火曜日。

しかも、穂積との距離がなかなか縮まらないままの翼にとっては、デートと言われても単純に喜べない。

なんとなく一緒にTDLに行く雰囲気になってはいるけど、よく考えたら、穂積からちゃんと誘われたわけでもないし。


「はあ……」

最近、すっかり癖になってしまった溜め息をつきながら、これも習慣になった定時上がりで帰宅した翼を、実家の玄関先で迎えたのは、いつものように母だった。


「翼、穂積さんは?」


「いつもと同じ。仕事の後、病院で診てもらってから、明智さんか小野瀬さんが車で送ってきてくれるよ」

そして、ほかならぬこの母の提案で、そんな穂積を近くの喫茶店で待つのも、翼の日課になりつつある。


「まだ、記憶は戻らないのね……。でも、それなら、お父さんも許してくれるかしら」


「?」


「翼、色々あったから忘れてるでしょ。旅行の話」


「旅行?…………あっ!」


忘れていた。

二ヶ月ほど前、翼自身が旅館を予約したのに。

両親に日頃の感謝を込めて、年末で忙しくなる前に温泉で保養してもらおうと提案した事も、父と母がとても喜んでそれを受け入れてくれたことも。

父親は二泊三日の休暇に備えて、すでに仕事の段取りをつけた事だろう。

専業主婦の母親は、忙しい翼や穂積が困らないよう、掃除や洗濯も済ませ、三日分の惣菜の作り置きもしてくれてあるに決まっている。

旅行は明日出発のはず。

誰も何も困らない。

ただ、翼が、あの穂積とこの家で二晩、二人きりだという以外は……


「お父さんは、『記憶が戻らないうちは、たとえ二人きりでも、穂積は翼に手を出すまい』。『だから構わん、予定通り行くぞ母さん』って言うんだけど」

父親の言う通りだと翼も思う。


「お母さんは、もし、穂積さんが翼に手を出したとしても……」

母親は、そこで、ふふ、と
笑った。


「……翼の方が我慢出来なくなって、そうなったとしても……別に、いいと思うのよ。だって、あなたたち、もうすぐ結婚するんですもの」

母親の言う事も、全くその通りだと翼も思う。

それより、本当に、こんな状態で結婚出来るのだろうか。

……むしろ、手を出してくれたらどんなにいいか……。

これはさすがに言えないと、翼は赤面したけれど。

***

喫茶店で、両親の旅行を告げると、穂積は意外な反応を見せた。

穂積
「お前、親孝行なんだなあ」

そう言って、感心したように目を細めたのだ。

違う事の方を心配していた自分たち家族が恥ずかしくなるくらい、至極まともというか、初々しいというか、なんというか。

記憶喪失になっていなかったとしたら、

『さすがに、実家で判事の留守にヤるわけにはいかないよなあ?スリリングだけど』

なんて言い出しそうな人と同一人物とは思えない。

それどころか、

穂積
「主のいない家にお邪魔するのは悪いだろう……。俺は、二晩くらい自分の部屋に帰ってもいいし、明智か小野瀬の家で世話になってもいいし……」

などと呟く始末。


「そ、そんな事言わないでください」

(……私、久し振りに、泪さんと二人でゆっくり過ごしたいのに……)

そんな、翼の内心の嘆きが聞こえたのかどうか。

向かい合う席で翼を見つめていた穂積が、再び口を開いた。

穂積
「……いや、せっかくの機会だ。お前さえ良ければ、二人で過ごそうか」


「……え……」

穂積の表情は、翼の期待したような甘いものではない。

真剣そのものの顔で穂積が口にした言葉は、翼をひやりと不安にさせた。

穂積
「ちゃんと話し合おう。今までの事と……これからの事を」

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01/21(Mon) 12:09
小春

***

翌日の、夕方。

翼の行動は昨日と変わらない。

ただ、帰宅した家には鍵がかかっていて、母の出迎えも父の帰宅も無い事を除けば。

いつもと違って、家族がいない。

寂しさに続いて、これから帰って来る穂積と二人きりなのだという事を意識した途端、翼の胸はドキドキと高鳴り始めた。

けれど同時に、こんな風に緊張しているのは自分だけだということにも、気付いていた。


(……泪さんは、職場でも、いつも通りの室長だったし……)

今までは、たとえ、仕事で会えなくても、会話する暇がなくても、何も気にせず過ごせていた。

それは、たとえ直接的な触れ合いがなくても、穂積からの愛情を感じて、信じていられたから。

でも、今は……

あの事故以来、翼の胸には不安しかない。

このまま、記憶とともに、穂積の愛情まで失われてしまったら……?

じわりと目頭が熱くなって、翼は顔を両手で覆った。

その時。

穂積
「こんばんは」

玄関先で佇んでいた翼の背後で、ガラガラと引き戸が開いた。

現れたのは、穂積。

いつのまに、そんなに時間がたっていたのだろうか……


「お、お帰りなさい」

穂積
「ただいま。これ、おみやげ」

穂積が翼の前に掲げて見せたのは、リカーショップの紙袋。

コルクで封された細長い瓶は、ワインだろうか。

穂積
「……どうかしたか?」

佇んでいたのを不審がられたのだと気付いた翼は、できるだけ平静を装って笑顔を浮かべた。


「な、何でもありません。家に誰もいなくて、ちょっと寂しいな、って」

穂積
「ああ、いつも、お母さんがいてくれるからな」

そう言ってから、穂積は顔を家の中へ向けると、誰もいないはずの奥へ向かって、「ただいま帰りました!」と声を張った。

翼がきょとんとしていると、穂積はにこりと笑う。

穂積
「おまじないだ。やってみろ、怖くなくなるから」

翼は深呼吸すると、穂積がしたように、いつも母がいる台所に向けて、声を出した。


「お母さん、ただいま!」

穂積
「はい、おかえり」

応えてくれたのは、隣にいる穂積だったけれど。

なんだか嬉しくなって、翼は穂積に笑顔を向けた。

穂積
「そうだ、そういう顔をしていろ」

ぽん、と、頭に穂積の手が乗せられる。

ずいぶん久し振りにそうされたような気がして、翼は不思議な気持ちになりながらも、しばらく、穂積に頭を撫でてもらうに任せた。

***

母からの気持ちがこもった、作りおきの料理で夕飯を済ませると、穂積と翼はそれぞれ入浴を終えて、また居間に戻っていた。

穂積がワインを開け、翼が簡単なおつまみを用意する。

座卓に並んで乾杯をした後で、翼はふと思い出した。

穂積は、たしかまだ飲酒を止められているはずだ。

という事は、このワインは、翼の為だけに用意されたもの。


「……あの、しつちょ」

言いかけた翼に、穂積は、いたずらを見つけられたような表情を浮かべて、はにかむように笑った。

穂積
「少し、酔ってくれ。……それから、俺の話を聞いてほしい」

ひとまず、別れ話ではないらしい雰囲気にホッとしてから、翼はグラスに唇をつけた。

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01/22(Tue) 07:50
サイト的に書いておきたかった話
小春

***

穂積の部屋で飲むときとは違って、実家の居間では、翼も穂積も畳の上に座布団を敷いて座っている。

ワインとグラスを乗せた座卓を挟んだ上座……いつもなら翼の父が胡座をかいている席の後ろ……には床の間があって、そこには、立派な紅葉の盆栽が飾られていた。

つい先日まで、穂積の手元にあった盆栽だ。

穂積
「……俺は、あの盆栽の話を、した事があるか?」

空になりかけた翼のグラスに、穂積がワインを注いでくれた。


「父が鹿児島に単身赴任していた頃、近所に住んでいた小学生の室長が、あの盆栽にホームランボールを打ち込んで鉢を割ってしまって、それを、父に内緒で自分の家に持ち帰った、って」

穂積
「そうだ。鉢を直して返そうとしたら、運悪くお前のお父さんは次の赴任先へ引っ越して行ってしまった……おかげで返し損なって、ずっと苦労した……」

苦笑いする穂積を見て、翼もつられて苦笑する。

ふう、と息を吐いてから、穂積は再び、紅葉に目を向けた。

穂積
「俺は、自分の親にも叱られた」

おや、と翼は思った。

これは、初めての話かもしれない。

穂積
「お前は、不思議に思ったことはなかったか?

自分たちの息子が、人様の大事にしている盆栽を黙って持ち帰って来たんだ。

すぐに判事の勤務先に電話をかけて、事情を話して連絡をとってもらい、引っ越し先の住所を聞いたら、直した盆栽と、お詫びの菓子折りを提げて、そこへ俺を連れて行って、目の前で一発殴って、一緒に頭を下げる。

小学生の俺には難しい事でも、親なら簡単に出来る事だ」


「言われてみれば……」

穂積
「ジジイと違って俺の親は、俺の親にしては、ごく普通の、常識ある大人だ。

当然、今言ったようにして、判事に盆栽を返しに行こうと言ってくれた。

俺が、それを拒んだんだ」


「拒んだ?……どうしてですか?……だって、そうすれば、終わるのに」

穂積
「……」

穂積は、黙って、翼のグラスにワインを足した。

勧めるばかりで、自分はワインを飲んでいない。


「室長?」

穂積
「……嫌だったんだ。判事との縁が、終わってしまうのが」


「え?」

胡座をかき、座卓に肘をついていた穂積は、身体を起こし、天井を見上げるようにして、両手を畳につく形に体勢を変えた。

穂積
「もちろん、自分の力で盆栽を返したい、というのが一番の理由だ。でも、それだけじゃない。俺は、判事が好きだった」

放課後や休日になると、翼の父の家の隣にある空き地で野球やサッカーをするのが地元の子供たちの遊びだった。

穂積
「……今でも、忘れていない。俺が、初めてホームランを打って、判事の家の窓ガラスを割った日だ。俺は、もちろん、すぐに謝りに行った。が、その日、判事は、怒らなかった」


「?」

穂積
「『今日は、お前が、打ったんだな』って言ってくれた。割れた窓ガラスを片付ける間も、他には何も言わなかった。……でも、俺は、嬉しかった」

穂積は、天井を見たまま目を細める。

翼は首をかしげた。


「どうして、ですか?」

穂積
「判事は、知ってたんだよ。それまでも、謝ってホームランボールを返してもらいに行ってたのは俺だった。そのたびにこっぴどく叱られたもんだが、でも、打ち込んだのは俺自身じゃなかった」


「?」

穂積
「俺は、最上級生になるまで苛められてたからな。野球の時も、試合には出ず外野で球拾いばかりさせられていた。だから、判事の家に行くのは俺ばかりだったんだ」

ああ、なるほどと翼は納得した。

そういうことか、だから。

穂積
「判事は、それを、知っていてくれたんだ。嬉しかったなあ」

自分の境遇を知っていて、失敗を許してくれた……

たったそれだけの事が、子供心にそれほど染み入ったなんて、その頃の彼は、いったい、どんなに辛い日々を送っていたのだろう?

穂積
「だから、判事の盆栽も、絶対に、親の力じゃなく、自分の責任で返そうと思ったんだよ」


「そうだったんですね」

翼が頷くと、穂積はゆっくりと、翼に視線を向けた。

穂積
「……それに、もうひとつ、理由があった」


「理由?何ですか?」

穂積
「あの判事が、お気に入りの盆栽に名前をつけるほど大事にしている娘に、会ってみたかった」

穂積が翼を見つめる眼差しは優しくて、少し潤んでいる。

穂積
「実は、一度だけ、判事の家で、小さい子を抱いた奥さんを見かけた事がある。お前はもちろん覚えていないだろうが……俺は、それからも、判事の盆栽を眺めるたびに、思ったよ。あの女の子、大きくなったかな。どんな顔なんだろう。やっぱり判事に似てるのかな、あの奥さんに似てるといいな」


「それって」

穂積
「判事が引っ越し、盆栽が俺の手元に残ってからも、俺は、毎日のように、知りもしないお前の姿を思い描いたよ。今頃、どんなふうに成長しているんだろうか、俺に会ったら、何て言うだろうか、って。俺は」

穂積の指が、翼の頬を撫でた。

穂積
「成長したお前に出会う前から、お前に会いたかった」


「室長……」

穂積
「記憶を失って……目を覚ました時、そばにいたのがあの『翼』で……ましてや、俺を好きになってくれていたなんて……夢かと思ったよ」

頬を撫でる指が掌になり、見つめる眼差しに熱が灯った。

穂積
「翼」

穂積の秀麗な顔が、翼に寄せられる。


「しつ」

室長、と呼びかけた翼の唇に、穂積の指が当てられた。

穂積
「酔いが足りないのか?……初恋の話を当の相手にするなんて、恥ずかしすぎるんだが」


「……泪さん」

穂積の前髪が、さらりと翼をくすぐるのを感じて、翼は目を閉じた。


「泪さん……」

腕いっぱいに、愛しい穂積の身体がある。

翼は、その幸せに身を任せた。

***

翌朝、干した布団と洗濯したシーツが一組だけだった事は、父も母も知らないこと……


デート前にそういう関係に。

なぜならうちの室長だから、って事で、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○

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01/24(Thu) 10:50
幸せオーラ出ちゃってます
ジュン


バターン!!

アニ
「愚弟〜!!」

翌日、ドアが壊れんばかりの勢いで開き、アニが怒鳴り込んできた。その後ろにはジュンが困った顔でついてきていた。

藤守
「なんやねん!兄貴。仕事中や!」

アニ
「なんだではない!お前、日曜日にジュンとで、デートするらしいな!」

藤守
「はあ?それがどうしてん?」

アニ
「どうしたではない!ジュンは俺の事務官だぞ!!勝手に連れ出すなど」

藤守
「ジュンは俺の恋人や!勝手ってなんやねん!?」

わーわーと言い争いをする藤守兄弟を捜査室のメンバーは呆れた顔で見ている。

ジュンはペコペコと皆に頭を下げた。

その時にジュンは翼を見て少し首を傾げた。そして翼を手招きして部屋の隅に呼ぶと

ジュン
「翼ちゃん、室長さんと何かあった?」

小声でジュンに問われて翼は顔を真っ赤にしてコクリと小さく頷いた。

ジュン
「ふふ、やっぱり。今日の翼ちゃん、すごく幸せそうだもの。」

ジュンの鋭さに驚きながらも翼はジュンと小さく笑い合った。

アニ
「とにかく、ジュンが行くなら俺も行く!」

藤守
「付いてくんな!!」



小春さん、指は大丈夫ですか?お大事にしてくださいね。

さてさて、アニはデートに付いてくるのか!?ここでパース(⌒∇⌒)ノ⌒〇

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