非公式☆Twitter



こちらは、アブ☆恋の登場人物たちとTwitter風に対話してみよう!という企画から始まったコーナーです。

現在は不定期更新、のはずが、ほとんど毎日更新中。

誰が登場するかはその日の気分次第です。

書き込む方は当番のキャラの呟きにツッコミを入れたり、質問したり、他のキャラを乱入させたりしてお楽しみください。

コメントは新しいものほど上に表示されます。

短文も匿名も大歓迎。お気軽にご参加ください。(´∇`)ノシ
 

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※編集パスワードは必要に応じてご自身で設定し、投稿時に入力をお願いします。

※番外編紹介では内容を要約していますので、セリフや文脈などはオリジナルに忠実でない場合があります。ご購買の参考程度にお楽しみください。

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非公式☆Twitter2001〜
 
◆「何でも言うことを聞いてもらえるなら誰に何をしてもらう?」如月公平 




室長、おはようございます。



おはよう明智。

呼ばれたから来たけど、もう、ワタシの番?

……って……、

……あ!!

ツバサ(※)ーーー!!

  ※Twitter部屋用に昨年冬導入され、穂積に命名された10人用こたつ。2月の立春を期に、明智に片付けられてしまっていた。



はい、今日は立冬ですからね。

室長の愛するコタツを出しましたよ。



ありがとう明智!

久し振りだなツバサ!

ああ、この肌触りと温かさ…俺もう毎日Twitter当番やる!



室長、オカマキャラ忘れてますよ。

そんなに喜んでいただけて、俺も嬉しいです。

はい、お茶。



そしてミカン。



そうミカン。

ああ、幸せー。



ハイハーイ、今日の当番は俺でぇーっす!

みんな、「如月こーちゃんに何でも言うことを聞いてもらえるなら何をしてもらう?」を考えてみてね!

俺?

そーだなー。

「警視庁期待の新星、ベッキーの一日署長!」

とか?

室長、聞いてくれてます?



はいはい。

聞いてますわよ。

ベッキーは可愛いわよ。

あー、それにしてもこたつはいいわねー。

2016/11/07(Mon) 12:41  コメント(2)

◆「何でも言うことを聞いてもらえるなら誰に何をしてもらう?」藤守賢史 




まったくもう明智は…



面目無いです。



今日は藤守よ。

「何でも言うことを聞いてもらえるなら誰に何をしてもらう?」



そうですねー。

彼女に「賢史くん賢史くん賢史くーん、大好き」て言うてハグしてもらう、とか?



いつもやってるじゃないの。



それもそうですね。

ほな、給料日前になったら室長かアニキに飯食わせてもらう。



それもいつもの事だわよ。



ホンマですねえすんません。

えーと…

ほな、室長に一緒に合コン行ってもらおかな。



別にいいけど?

飲み代出してくれるなら。



……小野瀬さんにします。



俺も別に構わないけど?

女の子を口説いていいならね。



……如月と行きます。



オチに使わないでくださいよ!



あーどないしよ!

明智さんも言うてたけど、確かに難しいわあ…!

いつもなら出来ない事で、してみたい事やろ?







ケダモノ発言は禁止よ。



えっ?!


藤守さんなら「室長に有給休暇もらって、ローカル線乗って、彼女とどこか旅してみたい」とか言いそうな気もします。

2016/11/06(Sun) 10:43  コメント(3)

◆「何でも言うことを聞いてもらえるなら誰に何をしてもらう?」 



「ムーンライトセレナーデ」番外編紹介に長々とお時間をいただいてしまってすみませんでした。

でも10月はメインもそこそこ更新したから許してくださいねてへぺろ( ̄∇ ̄)ゞ

個人的にはこーちゃんの話が好きでしたし、番外編の番外編も楽しく書かせていただきました!

ありがとうございました!



反省してないね。



さて、今日からは、ジュンにもらったトークテーマ「何でも言うことを聞いてもらえるなら誰に何をしてもらう?」よ。

初日はもちろん、みんな大好きミスター初攻略こと明智誠臣くん!

明智は「何でも言うことを聞いてもらえるなら、誰に何をしてもらいたい」のかしら?

みんなは「明智が何でも言うことを聞いてくれるなら、何をしてもらいたい」かを考えてみてね!



難しいですね。

「三人の姉たちに嫁に行って欲しい」ではハードルが高過ぎるでしょうか?

ではせめて「嫁には行かなくてもいいから、家を出て自立して欲しい」?

いや、「家は出なくてもいいから、自分の分の掃除洗濯食事の支度ぐらいして欲しい」…

いやいや、「掃除洗濯食事の支度までは出来なくてもいいから、食後の洗い物ぐらいして欲しい」…

いやいやいや、「食後の洗い物なんかさせたら割れた食器の後始末が大変だからしないでいいむしろしないで欲しい」…

いやいやいやいや、あれ?おかしいな…



明智ごめん、ワタシちょっと泣けてきちゃったわ。



「何でも言うことを聞いてもらえる」っていう前提なのに…



お姉さんたちを自立させるより、明智くんが家を出る方が早いんじゃないかな。



明智さん、落ち着いて。

まだワンチャンありますよ!

「何でも言うことを聞いてもらえるなら、『翼ちゃんに』何をしてもらう?」だったら?どうですか?



如月ナイスフォロー。



櫻井に…何でも…

ぐはっ!



あっ鼻血が!明智さん、しっかり!



何を考えたのよこのムッツリは!

2016/11/05(Sat) 20:30  コメント(4)

◆番外編から零れたふたり〜JS編〜 

朝食を終えて友達が去った後、入れ替わるようにしてジョン・スミスが喫茶店に現れた。

ぴたりと約束の時間通りだ。


「久し振りに会ったお友達との会話は楽しかった?」

さっきまで彼女が座っていたその席に、今度は彼が腰掛ける。

「うん」

「そのわりには、浮かない顔だ。何か不安になるような事を言われたかな?」

(うっ)

JSに真っ直ぐ見つめられると、一瞬で心の中を全部覗かれてしまうような気がして怖い。

(私に飽きたのかも…、なんて考えてる事、見抜かれちゃったらどうしよう…)

けれど彼は、ふ、と眼差しを和らげただけだった。

「いいよ、きみが言いたくないならね。それより、せっかくの休日を楽しむ事を考える方がいい」

(あんまり興味が無いのかな…)

また疼き出す不安を、懸命に振り払う。

彼の言う通りだと思うから。

今度いつ会えるか分からない、風のように気紛れな相手なのだから。

JSが微笑んだ。

「どこか、行きたい場所はある?」

「私、遊園地がいい!」

そう答えた、次の瞬間。

私の携帯が鳴り響いた。



「休みなのに悪かったわね、櫻井」

「…いいえ」

電話で室長に呼び出されたのは、封鎖された遊園地。

「実は今日、この遊園地で、置き引きや盗撮といった軽犯罪が多発したの。そこに爆破予告の電話まで入ったものだから、アンタまで総動員する羽目になっちゃったわけ」

「卑劣な犯罪ばかりですね」

「なんや櫻井、鼻息荒いな」

「はい、許せません」

「よーし翼ちゃん、頑張って犯人を捕まえよう!」

「はい!」

と、いうわけで、若干私的な恨みも入りつつ、私は藤守さん、如月さんとともに、窃盗犯の行方を追う事になった。

「とりあえず、盗難があった現場の、中央広場の方へ行ってみようか」

「了解です」

二人の後について歩いていた私は、不意に、首筋にチリッとした痛みを感じた。

(…?…)

背後から視線を感じる。

左の、今さっき通り過ぎた生け垣の陰から…

「ちょっと、すみません」

私は、パンプスに小石が入った風を装いながら足を止めて屈み、振り向いてくれた藤守さんと目が合った瞬間、視線だけを素早く左に向けた。

藤守さんと如月さんが、同時に走り出す。

「警察や、動くな!」

俊足の二人に挟み撃ちされて追い詰められた男は、なんと、生け垣の陰から、私に向かって飛び出して来た。

まだ中腰だった私は、咄嗟に身体を捻ると男の襟首を掴み、飛び掛かってきた勢いを利用して、巴投げをかける。

背中をアスファルトにつけて脚で思い切り男の腹を跳ね上げれば、一瞬宙に浮いた相手の身体は綺麗に裏返り、地響きをたてて、私の頭の先に落ちた。

「お見事、一本!」

如月さんが拍手をしてくれ、藤守さんが手錠をかけた男の懐からは、盗撮用の小さなビデオカメラが、いくつも転がり出た。

「やりましたね!…って、二人とも、どうしました?」

服についた汚れを払いながら立ち上がった私を、藤守さんと如月さんが、赤い顔で見ている。

「いや、その…堪忍や、櫻井!」

「俺ら、こっちにいたから、巴投げの時、スカートの中、しっかり見ちゃった…」

「…!…」

私が、悲鳴を上げてしゃがみこんだのは言うまでもない…

***

続く…

2016/11/04(Fri) 08:12  コメント(5)

◆小野瀬さん、お誕生日おめでとう 




本日は小野瀬さんのお誕生日。ということで、屋形船…ではなく、やっぱり豪華クルーザーを貸し切りにして、全員でオシャレしての船上パーティーです!



おめでとうございます!



…どうもありがとう。



俺からもおめでとうと言ってやろう。



僕もいまーす。



何でいるのかな…。



おめでとう小野瀬!

今日は一段と格好いいわよ!さすが31歳ね!(※当サイトTwitter設定)

アンタ、クルーザーとか、タキシードとか、パーティーとか超似合うわね!31歳だから!

さすが31歳、大人の色気だわね!



お前、その台詞を来月そのまま返してやるからな。



櫻井のドレス姿も可愛いわあ。



もうそっちかよ!

2016/11/03(Thu) 10:40  コメント(10)

◆明日は小野瀬さんの誕生日 




みんな、明日は小野瀬の誕生日よ!



室長張り切ってますね。



毎年の事やけどな。



小野瀬が31歳(※)を迎えるこの良き日を祝う為のアイデアを募集するわよ!(※当非公式Twitterコーナー設定)



俺明日休もうかな…
 

2016/11/02(Wed) 13:55  コメント(2)

◆番外編から零れたふたり〜藤守アニ編〜 

久し振りに会った友達との朝食の後、私は慶史さんのお部屋を訪れていた。

お休みなのに身綺麗にしている慶史さんの穏やかな表情と、コーヒーメーカーからの香りが、私を迎え入れてくれる。

社会人たるもの、休日であってもいつもの時間に目を覚まし、テレビや新聞でニュースを取り込み、朝食と一杯のコーヒーを楽しむぐらいの余裕が無ければ駄目だと彼は言う。


「お前の淹れるコーヒーには敵わないが」

そう前置きをして、慶史さんは、コーヒーを注いだカップを私の前に置いてくれた。

ひとくち啜ると、お世辞抜きに美味しい。

「美味しいです」

そう言って微笑んだら、そわそわしながら私の感想を待っていた様子の慶史さんが、ホッとしたように頬を緩めた。

「だろう。最近気に入っている豆なのだ」

「ふふっ、違います。慶史さんが淹れてくれたからですよ」

私の言葉を素直に受け止めるのが照れくさいのか、それとももしかしてやきもちなのか。

「お前、あのムッツリに紅茶を淹れてもらった時にも、同じ事を言っているのではないだろうな?」

見当違いの事を言って怒ったような顔をする慶史さんは、私よりもずっと年上の人なのに、なんだか可愛らしい。

(マンネリなんて、無いよね)

「おい、聞いてるのか?」

その時、私の携帯から、休みの日には最も聞きたくない着信音が鳴り響いた。



慶史さんの車に乗せてもらって到着したのは、とある遊園地。

「あら、アニまで来たの?」

開口一番、室長が驚いた声を出したけれど、その声には、途中から楽しそうな響きが加わったように感じたのは気のせいかしら。

「管理者としてのお前に物申してやろうと思って来たのだ。コイツは今日、正当な休みなのだろう?」

「この遊園地で事件が同時に多発したのよ。置き引き、盗撮、爆破予告。入場客を全員退避させての捜査だから、人海戦術が必要なの」

事情を聞いて、慶史さんは室長への矛先を収め、辺りを見回して、納得したように頷いた。

「…ふむ」

「というわけでアニ。アンタは、明智と一緒に園内を廻って、不審者の捜索をお願い」

「は?」

「疑わしい人物を発見したら声を掛けてちょうだい」

「ちょっと待て!何で俺まで?!」

「櫻井を付けるわ」

「……市民の安全の為ならば仕方がないな」

如月さんと藤守さん、小笠原さんと小野瀬さんが、声を出さずに噴き出した。


それからしばらく三人で見回ったけど、怪しい人物は見つからない。

途中で出会った従業員に、普段と違う事は無いか聞いてみた。

「…そういえば、池の真ん中にスワンボートが浮かんでましたね。係が繋ぎ忘れたのかなと思ったんですけど」

「客が全員退避したのに、岸に戻ってないのは確かに不審だな。行ってみよう」

明智さんに言われて、池に向かう。

「爆発物だと危険だから、櫻井はここで待て」

真顔で告げると、私を陸に残し、二人は並んでスワンボートを漕ぎ出して行った。

無事を祈りながら見守っていると、彼らは浮かんでいた方のスワンボートの中を慎重に覗いて…赤い顔をして戻って来た。

「…カップルがイチャついていた」

「公然わいせつで逮捕するぞ、と注意してやった」

「……」

……気まずい沈黙。

やがて、他の場所で不審物が見つかった、と連絡が入った…。

***

続く…

2016/11/01(Tue) 05:10  コメント(7)

◆月末☆ほうれんそう 


☆学生の時得意だった科目・苦手だった科目?



今日も11月のトークテーマを募集しながら、ジュンさんからいただいたテーマで雑談したいと思います。



ジュン、いつもありがとーやでー(≧∇≦)ノシ



皆さん成績優秀な学生だったと思いますが、まずは明智さん、いかがですか?



俺は別に成績優秀だったわけではないが…特に苦手な科目は無かったかな。



あ、なんかわかるわー。

俺なんか体育会系やん。

勉強自体が苦手やったな。

試験前になると友達と集まって勉強会するんやけど、サッパリ進まんかったわ!



俺も俺も。

テスト前になると、出来る友達からノート借りまくって!

明智さんは、授業も試験勉強も真面目にやって、オール10とか取りそうですよね。



そうでもない。

家庭が勉強に集中出来る環境じゃなかったからな。

100点満点なら7、80点取れればいいと思って割り切っていた。



オール10と言えば、この、ミスターパーフェクト藤守慶史だろう!



アニキがパーフェクトなのは主要科目だけやろ。

学年トップ目指してムキになって勉強してたやん。



でもパーフェクトだったんだ…



穂積もパーフェクトで学年トップだったよねっ?!



なんでアンタがムキになってんのよ。



そして家庭科が壊滅的に駄目だったんだよね?



アンタは味方なの敵なの?

自慢じゃないけど、家庭科だけじゃないわよ。めんどくさい美術とか、眠くなる音楽鑑賞も苦手だったわよ。



いやいや、そこでドヤ顔おかしいですから!



小野瀬はあれでしょ、国語や英語の音読とか音楽の歌唱とか、その声で騙くらかして点を稼いできたんでしょ。



人聞きの悪い。

俺もまんべんなく無難にこなすタイプだったよ。



でも高校の頃は…



高校の話はやめて。



鑑識官どのも小笠原氏も理数系は完璧だったんじゃないですか?



まあそうだね。



俺は小学生の時体育が嫌いだったけど。



私はいまだに苦手ですよ…



…アンタの学生時代、興味あるわ。

今度、アルバムと学生時代の成績表持ってきて見せてちょうだい。



俺も見たいな。

とくに高校生の頃の(小声)穂積が一目惚れした頃の…



わー!!!
 

2016/10/30(Sun) 10:35  コメント(2)

◆月末☆ほうれんそう 




おはようございます。

ただいまフォレストで開催中のドラマCDアンケートに「アブナイ☆恋の捜査室」を推してしまいました小春です。

今日からは月末という事で、11月のトークテーマを募集しつつ、いつものように雑談していきたいと思いまーす。

本日はジュンさんにいただいたテーマ

☆10月といえば文化祭?合唱コンクール?定期試験?

でーす。



文化祭…



合唱コンクール…



定期試験…



思い出したくない…



三人とも何があったのさ…



どれも興味深いですね。



アンタ経験してきてるの?



文化祭ではリクエストされて、ピアノを弾いた事もあったなあ。



ふ、どんな舞台でも俺は注目を集めてしまう存在であったぞ。



捜査室の皆さんはきっと、お祭りでもコンクールでも試験でもヒーローだったでしょうね。

当サイトでも掲示板やTwitterで色々やってきましたけど、まだまだ語ってみましょう
 

2016/10/29(Sat) 09:05  コメント(2)

◆番外編「ムーンライトセレナーデ」より〜穂積編〜 

「お邪魔しまーす…」

以前もらった合鍵を使って室長の部屋に入ったけれど、彼の姿はどこにもなく、呼び掛けても返事がない。

(おかしいな、いないのかな…?)

「泪さん?」

室長は外出着のまま、ベッドで静かな寝息を立てていた。

整った顔は寝顔でもキレイで、思わず見とれてしまう。

(泪さん、仕事で疲れてるんだね。私、帰った方が良いのかも…)

どうしたものか迷っていると、室長の目が薄く開いた。


「……ああ、翼か」

「ごめんなさい、起こした?」

「…いや…すまん。お前が来たら外出するつもりで、少しだけ横になったら…」

「私はいいから、ちゃんと眠ってほしいな」

「それも嬉しいが…」

室長は何とか眠い目を開き、こちらへ手を伸ばした。

「翼、おいで」

「え…」

戸惑う私の腕を掴んで、室長は強引にベッドへ引き寄せた。

私の身体は、簡単に室長の腕の中へと沈んでしまう。

(そ、そんな…会っていきなり…!?)

「泪さん…」

「お前も、触れてほしかったんだろ?」

「それは…でも…泪さん眠いんじゃ…」

「まだ平気だ」

言いながら、室長の唇が首筋に触れた。

「あっ…」

思わず声を上げる私を、室長は力強く抱きしめる。

「泪さん、私…」

「……」

(ね、寝てる!?)

私を抱きしめたまま、室長はまた寝てしまっていた。

動いたら起こしてしまいそうで、動けない。

(泪さん、本当に疲れているんだ…)

そう思ったのも束の間、さっきの友だちの言葉を思い出す。

(…それとも…私の相手をするより寝ていたいとか?これが、マンネリ?どうしよう…?!)

必死に考えているところへ、室長のケータイが突如鳴り響いた。



明智
「室長、休みなのにすみません」

既に閉鎖された遊園地では、明智さん以下、全員が待っていた。

「構わないわ。遊園地内で一斉に軽犯罪が多発となったら、人数が必要でしょう」

「置き引き、盗撮、ひったくりに爆破予告。おかげで俺まで出動だ」

仕方ないね、と小野瀬さんがぼやく。

「さっさと捕まえてさっさと終わらせるわよ」

私は、如月さん、小野瀬さんと共に置き引き犯を追う、チームH。

お化け屋敷の前までやって来ると、入り口でお化けのエキストラたちが待機をしていた。

恐いのが苦手な私は思わず身震いしてしまうけど、如月さんと小野瀬さんが情報収集してくれる。

イベント会場付近で怪しい人を目撃したという情報を元にそちらへ向かったけれど、誰もいない。

かわりに、私の視界に入ったのは、座席の下にあった紙袋だった。

「忘れ物かもしれませんけど…」

「ちょっと、ふたりとも下がっていて」

小野瀬さんが手袋をはめて、慎重に紙袋を開ける。

中から出てきたのは小ビンで、そこには怪しい液体が入っている。

小野瀬さんは冷静に懐から簡易検査キットを取り出すと、慣れた手つきで、その液体を検査していく。

「…どうやらこれは危険なものではなく、栄養ドリンクらしいね。念のため、持ち帰って再検査をするけど」

小野瀬さんは密閉袋にビンを入れ、丁寧にしまった。

「人騒がせだなあ」

その後、無事ひったくり犯を別のチームが捕まえたという連絡が入ってきた。

***

続く…

2016/10/28(Fri) 05:54  コメント(6)

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