非公式☆Twitter



こちらは、アブ☆恋の登場人物たちとTwitter風に対話してみよう!という企画から始まったコーナーです。

現在は不定期更新、のはずが、ほとんど毎日更新中。

誰が登場するかはその日の気分次第です。

書き込む方は当番のキャラの呟きにツッコミを入れたり、質問したり、他のキャラを乱入させたりしてお楽しみください。

コメントは新しいものほど上に表示されます。

短文も匿名も大歓迎。お気軽にご参加ください。(´∇`)ノシ
 

※パスワードが空欄の場合、後からの編集は出来ません。

※編集パスワードは必要に応じてご自身で設定し、投稿時に入力をお願いします。

※番外編紹介では内容を要約していますので、セリフや文脈などはオリジナルに忠実でない場合があります。ご購買の参考程度にお楽しみください。

バックナンバーはこちらから
↓ ↓ ↓ 
非公式☆Twitterバックナンバー

2001回以降はこちらから
↓ ↓ ↓
非公式☆Twitter2001〜
 
◆夏休みの宿題・如月編 




俺さー、北海道の夏休みは本州より短いって事を、子供の頃、初めて知った時にはショックだったな!

他にも長野とか、雪の降る地域で夏休みが短いのは、代わりに冬休みが長いかららしいんだけど。

みんなが休みで北海道に遊びに来てるのに、俺たちは登校してて、何だよって思った事はある。



ズバリ、アンタ宿題終わらない子供だったでしょう。



えーっ!!

なんで分かるんですか?!



だって、いまだに書類の提出期日が守れないじゃないの。



うっ!



それに、アンタは柔道が強いでしょ。

中学、高校の運動部の夏休みといえば毎日部活、合宿、試合の連続だから、勉強が苦手なアンタに両立は難しかっただろうと思って。

親御さんはアンタより妹や弟たちを見てやらなきゃならなかっただろうし。



ううっ、おっしゃる通りです……

一番苦手だったのは読書感想文でしたけど。

各教科のプリント問題は、頭のいい友達のを丸写しさせてもらったクラスの男子が全員同じ所を間違え、解答がついてる自己採点式の問題集は、答えだけを書き写して途中の計算をしてないのを先生に見破られ……



詰めが甘いわねえ。



(先生も大変だな……)





澪さん、私も学期末に重たいアサガオの鉢を持ち帰ったのを思い出しましたよ。

最近は「家に鉢を置く場所がない」とか「猛暑の影響で夏休み前にアサガオが咲き終わってしまう」とかいう理由で、鉢は学校に置いたまま、登校して記録するという学校が増えてるみたいですね。
 
夏休みも様変わりしているようです。

2016/07/24(Sun) 07:52  コメント(6)

◆夏休みの宿題・明智編 



……室長、何してらっしゃるんですか?



見て分からない?

櫻井に叱られてるのよ。



櫻井……



だって!

スーパーにごみ袋を買いに行って、「分からないから全種類買ってきた」って言うんですよ!

しかも、全部お徳な増量中100枚入りですよ!

いくらなんでもあの部屋に、こんなにごみは無いですよ!

しかも、女性店員さんにごみ袋の場所を尋ねたら「ご案内します」って売り場まで手を引いて連れていかれて、レジで支払い終わるところまで、ずっと手を繋がれてたって!



……ああ、お前はそっちを怒ってるんだな。



…ち、違いますよ、だって!…



室長、不要なごみ袋は俺に譲ってください。

櫻井、これでいいだろう?

そろそろ室長を正座から解放してやってくれ。



あー、明智ありがとう。

掃除を始める前からこれじゃ、先が思いやられるわ。

櫻井、ごめんなさいねえ。



……分かってくれたらいいんです。



それより、夏休みの宿題の話だろう?

俺は毎日コツコツやって、夏休みの前半には終わらせるタイプだったな。

なにしろ、その後、姉たちの工作があったし…



あー。



明智さんは苦手な宿題なんて無さそうですよね。



そうでもない。

ジュンの百人一首で思い出したが、中学校の時に「絵本を作る」という宿題が出た時には困った。



……そういえば、明智って絵心あったっけ?



そこにある物を描くのは何とか……

ですが、物語を作るとか、架空の世界の絵を描くとかは全く……。



うふふ、明智さんにも苦手な事があるって、なんだか嬉しいですね。



当時の俺は真面目に悩んだんだぞ。

試しに姉たちに頼んでみたら、少女漫画になってしまったので断念した。

結局、「動物園の飼育係の一日」という絵本を作った。

内容は俺(飼育係)と猛獣(姉たち)の日常生活だが、読んだ先生は「襲われる場面に臨場感がありますね」と褒めてくれたぞ。



あっはっはっはっ、ワタシも読みたい!!
 


あれっ?

小春ちゃんどうしたの?

「小野瀬さんもエミさんも『夏休みの友』を知らない」?

……ごめん、私も知らない。

何それ、静岡限定?
 

2016/07/23(Sat) 07:51  コメント(5)

◆あー夏休み 



今日からは、24THさんに頂いたお題『夏休みの宿題』をテーマにお話ししていただきます。



24TH、ありがとう。

それにしても櫻井、アンタとテーマトークするの?

なんか、ジェネレーションギャップとかありそうで嫌だわー。



大丈夫ですよ。

室長は、夏休みの宿題は早目に片付ける派でしたか?

それともギリギリ派?

思い出に残ってる宿題とかありますか?



低学年はコツコツ派、高学年では夏休み前半のうちに集中して片付ける派だったと思うわ。

思い出に残ってるのは、やっぱりジジイに半ば騙されて連れていかれた数々の『自由研究』だわね。

川に飛び込んでカッパを探したり、山の中を歩き回ってツチノコを探したり、海に潜ってキンコーワンサウルスを探したり……



いましたか?



発見してたら、今頃は生物学の権威になってたわね。

結果としてアユを釣ったりカブトムシを捕まえたりソトオリガイやオオヘビガイを獲ったりしたから、それを飼って調べた事を自由研究として提出したわ。

そんなだったから日記のネタには事欠かなかったけど、三日間サバイバルしたのに『ツチノコ獲れませんでした』と書くのは悔しかったわあ。



(室長は、今でも夏休みがあったら同じ事やりそう……)
 


そうだ、アンタに夏休みの宿題をあげましょう。



はい?



毎晩ウチに来てワタシにご飯を作る事。



それもう夏休みの宿題じゃないと思いますけど!

しかもまさかの家庭科ですか?!



それともワタシが毎晩アンタの成長記録をつけてあげましょうか?



いかがわしい記録は提出出来ませんからね!



何を想像したのよ、やーらしー。

理科が嫌なら保健体育でもいいわよ。

男女が分かれた授業の時に、男子が何を教わったか教えてあげましょうか?



やっぱり想像通りじゃないですか!
 
壁ドンでいい声出してもダメ!!
 

2016/07/22(Fri) 07:38  コメント(3)

◆太陽系の恋人 




今日は、人類が初めて月面に着陸した日だそうですね。

壮大でロマンチックです。

捜査室メンバーを太陽系に例えると……

太陽は室長ですね。



俺が太陽なら、お前は水星だ。



えっ水星?何故ですか?



俺の一番近くにいろ。



……はい////。



あーもー何なんすか!

最初からイチャイチャしないでくださいよ!



いきなりオチつけてしまわんと、俺らにもドキドキさせてー!

……けど、水星の次の金星は小笠原やな。金持ちだけに。



何のヒネリも無いね。

せめて、美の女神ビーナスの星だから小野瀬さん、ぐらい言えないの?



がーん!Σ(´□`;)



櫻井さんが水星になっちゃったら、地球は明智さんかな。



俺か?



お母さんて感じ。



嬉しくないが……俺が地球なら、櫻井が月でも構わないぞ。



え?!



だーかーらー、明智さんまで!

抜け駆け禁止!



僕は太陽系外からやって来る彗星だね。

悠久の旅へのパートナーに、愛しのマルガレーテをさらって行きたいな。



あ、あの……



抜け駆けするな言うてるやろ!
 
何やねんもう!
 

2016/07/20(Wed) 14:10  コメント(2)

◆櫻井室長? 




え、えっと……、皆さん、おはようございます。



おはようございます!!!



うっ……

き、今日は『女性大臣の日』という事で、当捜査室では紅一点の私が、一日特別室長代理をつとて、務めさせていただく事になりました……よろしくお願いします!

(全員)

よろしくお願いします!



……

(全員)

……



……室長代理、今日の行動の指示をお願いします。



ああっはい!

ええと指示書によりますと、明智さんは…



どうぞ明智、と呼び捨てで。



(ううっ、か、からかわれてる…のかな?)

あ、明智…は、藤守さ、と、一課から引き継いだ事件を過去の類似事件データと照合する…内勤。



了解。



小笠原、と、如月、は、新宿署へ行って、昨日起きた遺棄事件の遺留品を持ち帰り、鑑識に届け、その後、鑑識結果を待つ間は…内勤。



了解。



私は、捜査室で、皆さんを監督しながら、報告書を作成します。

(全員)

了解。



以上です。



(挙手)申し訳ありません室長代理、私への指示を聞き逃してしまいました。



あれっ?

室長への指示が書かれてない…ん、ですけど。



それは困ります、何か命じて下さい。

あと、私の事もぜひ、穂積、と呼び捨てでお願いします。



え、えっと、困ったな……



でしたら、とりあえず室長代理の肩でもお揉みします。

ささ、座って座って。



えっあっ、ここ室長の席…!



室長代理なんですから当然じゃないですか。

……ああ、凝ってますね。



ちょ、ちょっと、あ、あっ、き、気持ちいい……

る…、ほ、穂積くん!



ああその呼び方、新鮮でいいですねえ。

何ですか?



て、



て?



『あーっと手が滑った』ってやったら減俸ですからね!

(全員)

ぷ、あっはっはっはっ!!
 


(ちっ)

はい、分かりました。

他にご命令がありますか?



何なりとお申し付けください。



ほな俺にも。



何して欲しい?



何でもしてあげるよ。



俺にも命令してください。



もう許してくださーい!(泣)

2016/07/19(Tue) 14:39  コメント(2)

◆ボツネタ穂積☆後半 

〜穂積vision〜


 俺とした事が。


 一瞬、何が起きたのか分からなかった。

 落とし穴。

 予感はした。

 あいつらの態度で気付いた、とかではない。

 条件反射で、砂浜から連想される無意識の経験則で、あるいは、全くのインスピレーションで。

 とにかく、俺の身体が反応し、脳に「落ちる」と信号を送ってきた。

 それなのに、落ちた。

 何故、一旦止まった足をまた自ら踏み出したのか、理解できなかった。

 だから俺は穴の底で仰向けに倒れたまま、しばらく呆然としていた。



藤守
「室長!」

 藤守の声で、現実が戻って来た。

 ぼんやりと見上げていた穴の出口には、青空が広がっている。

 その空を背に、逆光になった藤守の顔が穴の中を覗き込んできた。

藤藤守
「室長、大丈夫ですか?!」

明智
「室長すみません!お怪我は?!」

 明智に言われて、自分の身体を確かめる。

 どこも痛くない、手足の指も動く。

 同時に、身体の下に、不思議な感触があるのに気付いた。

 エアーマットが敷いてある。……しかも、二重に。

小野瀬
「しかし見事に落ちたねえ」

小笠原
「予想外」

 丸い穴の縁に沿って、全員の顔が次々と現れた。


「室長!本当に、お怪我はないですか?!」

 青ざめた翼の高い声が、俺を覚醒させた。

穂積
「……ええ。大丈夫よ。でも、驚いたわ」

 俺が答えると、ようやく、穴の外でどっと笑う声が聞こえた。

如月
「大成功!」

 明るく笑う如月に続いて明智が、藤守が、身を乗り出すようにしてこちらに手を伸ばしてくれる。

 逆光になったいくつもの笑顔と、差し伸べられた何本もの腕。

 穴の底からそれらを見上げて、不意に、胸を衝かれた。

 ああ。

 ……この、感情は。

 ぐっと堪えて、身体を起こした。

 せっかくだから、明智と如月の手を借りて穴から出る。

 翼が、怪我が無いかと何度も確かめながら、スーツに付いた砂を払ってくれた。

穂積
「……」


「え?」

 翼が驚いた顔を上げたので、俺はハッとした。

穂積
「何でもない」

 目を逸らしたところにちょうど小野瀬が立っていたので照れ隠しに捕まえて、穴の縁に立たせて背中を押した。



〜翼vision〜


小野瀬
「穂積、さっき、何て言ったの?」

 穴から救出され、烏龍茶を手にした小野瀬さんが、私にそっと近付いて、そう、訊いてきた。


「え?」

小野瀬
「穴から、出た時」

 背後では藤守さんと如月さんが泪さんを相手に、バーベキューと言う名の焼き肉争奪戦を展開している。

 明智さんと小笠原さんは、「俺の肉!」「下剋上!」なんていう低レベルな戦いを呆れ顔で眺めながらも、楽しそう。


「……こんな優しい落とし穴に落とされたのは初めてだ、って」

小野瀬
「うん?」


「俺とした事が油断した、って」

 私は小野瀬さんに微笑みながら、胸の奥で、あのときの泪さんの言葉と、はにかむような笑顔とを思い出していた。



  「でも、それは、助けてくれると分かってたからなんだな」




***

おしまい。

2016/07/18(Mon) 11:52  コメント(3)

◆ボツネタ☆ヒロイン会議 



「えっと、では、これから、第2回ヒロイン会議を行います。今回の議長は私、穂積√翼が務めます。よろしくお願いします」

「はい、議長!」

穂積√翼
「あっ、きちんと挙手して質問する。さすがJS√の私」

JS√翼
「いま、第2回会議、って聞こえたんだけど…第1回は、いつどこで開催したの?」

穂積√翼
「ああ、前回はまだJSが攻略対象じゃなかったから…」

小笠原√翼
「…あと、色々あって、会議そのものが無かった事に…」

JS√翼
「はい?!」

明智√翼
「お待たせ!コーヒーとスコーン持って来たよ」

穂積√翼
「明智さん√の私、お料理猛勉強中だけあって気が利く」

アニ√翼
「スコーンを見ると慶史さんを思い出すなあ…うふふ」

藤守√翼
「思い出話もいいけど、今日の議題は何だっけ?」

穂積√翼
「如月さん√の私からの提案で、『彼とのノロケ話を聞かせて!』」

如月√翼
「先月、雨の日にこーちゃんと家デートしたら、まんまと罠にはまっちゃってもう大変で」

明智√翼
「罰ゲームの話ね、聞いたよ。でも、その時、如月さんはちゅーまでだったんでしょ?私なんて、まーくんが後ろから…」

藤守√翼
「私なんか上」

小笠原√翼
「私は床」

穂積√翼
「…私は…回…」

JS√翼
(前回の会議が闇に葬られた理由が分かってきた気がする…)

小野瀬√翼
「室長は相変わらず、抱えたら離してくれないんでしょ?」

穂積√翼
「る、泪さんは体力がありすぎるけど、基本的には優しいし!言っておくけど、小野瀬さん√の私が一番エロいって噂なんだからね!」

小野瀬√翼
「そうなの?!確かに、しょっちゅう恥ずかしい思いをさせられてる気がするけど…」

如月√翼
「あの人、恥ずかしがらせるの好きそうだもんね」

藤守√翼
「賢史くんだって優しいよ。それは、たまには、正直激しくてツラい夜もあるけど…」

明智√翼
「本当にケダモノなの?」

如月√翼
「ところで、JSってどう?」

JS√翼
「どう、って訊かれても分からない。だって、まだ小春ちゃんがJSを攻略してくれてないから」

小春
「ごめん」

如月√翼
「こーちゃんはとにかく元気だよ」

小笠原√翼
「諒くんは可愛いの。母性本能をくすぐるというか」

アニ√翼
「そ、それなら慶史さんだって負けてないんだから!」

JS√翼
「…」(今回の会議も闇に葬られそう…)
 

***


終わらないうえに徐々にキナ臭くなる。
 

2016/07/17(Sun) 21:28  コメント(2)

◆ボツネタ☆夏の落とし穴 


 伊豆半島、下田。

 捜査室メンバー全員と、小野瀬さんまで総動員して行われた、二泊三日の警視庁夏合宿。

 動体視力の検査やランニングに始まり、データ分析、射撃訓練、柔道や剣道の稽古まで、二日間みっちりと研修をさせられた私たちに、最終日に与えられた課題は、なんと、海での自由時間だった。

穂積
「帰るまで、好きに過ごしていていいわ」

 砂浜にスーツで現れた泪さんから告げられた次の瞬間、如月さん、藤守さん、明智さんはたちまち水着になって海に飛び込み、小野瀬さんと小笠原さんは日陰に行って寝転がった。

 解散後、とりあえず日陰組に参加した私は、ニコニコしながら皆の様子を見守っている泪さんの動きを、目で追っていた。

 炎天下の砂浜なのに、泪さんはいつもの紺の三つ揃いだ。

 ご丁寧にネクタイを締め、きちんと革靴まで履いている。

 さっき藤守さんは『室長、どっちを着ればいいか分からなかったんちゃうか?海パンか、ビキニか…』なんて言ってたけど、まさかね。

小笠原
「あの人暑くないのかな」

 小笠原さんも上着を羽織っているけど、それは涼しげな生地のパーカーで、その下のシャツやパンツも、砂浜にいて違和感の無いものだ。

小野瀬
「さあ、何か事情があるんじゃない?……ねえ、櫻井さん」

 小笠原さんと似た爽やかな服装の小野瀬さんの言葉の後半は、私にだけ聞こえるように、耳元に囁かれた。

小野瀬
「もしかして、ゆうべの痕跡が背中に残ってる、とか……?」

(うっ)

 実は、昨日私は泪さんに誘われて合宿を抜け出し、レンタルのキャンピングカーの中で、二人きりの一夜を過ごしていた。

 秘密のはずの逢瀬を小野瀬にさんに見透かされたようで、その場に居たたまれなくなるほど恥ずかしい。


(…心当たりがあるだけに…)

 私は無意識のうちに自分の爪を見つめ、赤面してしまう。

小野瀬
「なーんてね」

 小野瀬さんが、今度は小笠原さんにも聞こえるように、声に出した。

小野瀬
「穂積は室長で、管理職の一人だからね。合宿の最後には、反省会議が付き物だっていうだけさ」

 小野瀬さんの言葉を裏付けるように、やがて、泪さんは、波打ち際の三人に声をかけ、日陰の私たち三人に向かって手を振ると、砂浜を後にしてしまった。



 泪さんが去ってしばらくすると、メンバーは誰から声をかけるともなく、三々五々、小野瀬の元に集まってきた。

藤守
「…せっかくの自由時間ですけど、室長がおらんと、何や、寂しいですわ」

明智
「そうだな。なんというか、盛り上がらない」

如月
「小野瀬さん、鬼の居ぬ間に、何かする事無いですか」

小笠原
「…」

小野瀬
「やれやれ。きみたちは、俺を何だと思っているのかな」

 水着の三人と、隣に座る小笠原さんからの視線に迫られて、小野瀬さんは整った顔をしかめてみせた。

 とはいえ、青空の下では、その表情もすぐに、いつもの微笑を湛えたものに戻る。

小野瀬
「そうだねえ……。穂積にイタズラを仕掛けたいなら、単純だけど、落とし穴でも掘ったらどう?」

 小野瀬さんは砂浜を見て今思い付いた事をそのまま言ったのだと思ったけれど、聞いた方のメンバーは、意外にも真顔で受け止めていた。


***

続く…

2016/07/16(Sat) 20:27  コメント(4)

◆あなたの夏の楽しみといえば? 



毎日暑いですね。

早速ですけど、皆さんの夏の楽しみって、何ですか?



色々あるが、夏といったら針仕事かな。



それって明智さんだけじゃないの?



小笠原さん、しーっ、です。



秋から冬の編み物もいいが、夏は手触りの良い生地の浴衣や、鮮やかな色の小物を縫うのが楽しいんだ。



和風小物、私も大好きです。



俺も好き!

浴衣もいいけど、アロハもいいよね!

実はこの間、藤守さんと買いに行ったんですよね!



おう。

色違いで買うてな。

サングラスもお揃いやで。



まさか海でのナンパ用?



甲子園でも8耐でもええけどな。

なんや小笠原も仲間に入りたかったか?



入りたくない。

あと、ペアのアロハ着た男は絶対にモテないと思うよ。



えっ?

今年は双子ファッションだと思ったんですけど?!



櫻井、ホンマか?!



ええ、まあ…

いえ、でも、如月さんと藤守さんなら何を着てても大丈夫ですよきっと!



男どうしのペアルックは確かに危険だね。

アブナイ☆関係だと疑われちゃうかも。



藤守さん、やってみなくちゃわかりませんよ!

お化け屋敷の吊り橋効果も試してみましょう!



やってダメなら手遅れやで?

ああ、今年の夏も如月と屋台の焼きそば食うんか…



屋台の焼きそばって、あの安っぽい味がいいのよねえ。

まあ、ワタシはビールがあればどこでもいいけど。



俺は彼女と涼しい部屋の方がいいな。

あとはよく冷えたメロン。



俺も小野瀬さんに一票。

そして冷奴。



いいわねー。

エアコンの効いた涼しい部屋、冷たいシャワー、新しいシーツで爽やかに眠る。

でも、蒸し暑い部屋で、夜通し好きな女と二人で汗だくになってしわくちゃになったシーツの上で抱き合って寝るのもまた夏の楽しみっていうか醍醐味というか



ピーーーーッ!!



耳元で交通課仕込みのホイッスル吹かないでよ!
 

***




検察官どの、僕、日本庭園で流しそうめん食べてみたいんですけど。



うむ、そういうのも避暑気分でいいかもしれんが…
 
俺もたまには彼女と浴衣でのんびり夏祭りとか行ってみたい気持ちも無いではないぞ。

あ、あくまでも、たまにはそういうのも悪くないのではないかと思うだけだがな!
 
それなのに、何故、兄弟揃って、誘ってくる相手が男ばかりなのだ?!
 


浴衣の彼女に化けてあげましょうか?



違う!!
 

2016/07/15(Fri) 12:14  コメント(2)

◆シルバーデーと金銀の恋人 




おはよう、マルガレーテ。

今日はきみにこれをプレゼント。



わあ、素敵なアンティークのブローチ。

ありがとう、でも、どうしたの急に?



ふふ、盗品じゃないから安心して。

今日は14日、毎月恒例、韓国の恋人関連の日だよ。



……という事は、もしかして、今日はシルバーデーなの?



ご名答。

恋人どうしが銀色の物を贈りあう日だよ。



……でも、あの、私には……



誰が誰の恋人ですって?!

櫻井、こっち来なさい。



ああ、見つかっちゃった。

マルガレーテ、僕はきみの銀色の恋人でいい。

金色の恋人にはかなわないから、これで退散するよ。



あっ待って、私だけがもらうわけには……。

えっと、えっと、じゃあ、これあげる。



……安全ピン?



ごめんなさい。

今、手元に、銀色のものがそれしかなくて。



とても嬉しいよ、ありがとう。

でも、ルイルイはいいの?

僕と彼女がプレゼント交換しても……



良くはないけど…、まあ、友情という事でなら、許してあげましょう。



ありがとう。

大切にするよ、マルガレーテ。

来年は左手の薬指に指輪をプレゼント出来るよう、僕頑張るからね。



調子に乗って、嫌な事を思い出させるんじゃねえ!



じゃあね。

  ちゅ



きゃ!



てめえっ!!
 


あっはっはぁ、では、再見!
 


二度と来るな!!
 

2016/07/14(Thu) 09:53  コメント(2)

次の10件→
←前の10件
[TOPへ]
[カスタマイズ]



©フォレストページ