疲れたと呟いたかと思えば目の前にできる幾分大きな影。そして何の前触れも無く倒れ込む。頭を上げ損ねた所為で顔が、顔が、近い!


「れ…、恋ちゃん!?」


やばいヤバイこの近さは兎に角心臓によろしくない!恐る恐る肩にもたれ掛かる顔を覗き込むと何ともまぁ素晴らしく無防備な寝顔と寝息。


「う、わ…」


起きるまでこのままの体勢でいるのもキツイが、いやはや無駄に美しさが過ぎるのだ。仮にも男だろうと蹴りの一発でも入れてやりたいところだが過度の疲労を察してやるあたり私はやはりお人好しと言えよう。


「そりゃさすがに三日連続で残業は堪えるよね」

「…ん……、」


無意識に放たれた返事につい笑みが零れた。今だけはこのまま…なんて、乙女的思考に陥るのもたまには悪くはない。




















だけども、そろそろ身体が限界!(重いってば!)


It was achieved 3000 times thanks you.
I'll also exert myself for you now.

(070522)

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