銀新

□恋人の甘い誘惑
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「新八!!一生の頼みだからっ!!」
両手を合わせて頭を下げてくる相手は、僕にとんでもない事を要求してきた。



【恋人の甘い誘惑】



「嫌です」
迷う間も無く言い切った。
だってありえない。ありえてほしくない。
「何でだよ、面白いと思うんだけどなぁー…」
寂しそうな顔したって無駄だ。絶対にやるもんか。
「ちょっとビデオ撮るだけだろ??何が嫌なんだよ。自分の声とか違って聞こえたりして面白いんだぞ??これも一つの思い出と思って…」
「何が思い出ですかっ!!あんたの言ってるのはハメ撮りでしょう!?」
そう、この男―――銀時が突き付けてきた要求は、いわゆるハメ撮り。
やっている所をビデオで撮影することだ。
「それに、そんなもの撮ってどうするんですかっ!?」
「DVDに焼いてみんなに配る」
「………………。」
「や、嘘です。あくまでも俺の観賞用です」
なら普通のAV観てればいいじゃないか。何でわざわざ自分達のを撮るんだよ。
「なぁー新八。マヂ頼むからぁ」
「いーやーでーす」
「……」
「……」
「…わぁーった。諦めるよ」
なんとかハメ撮りは諦めてくれたようなのだが、また襲い掛かるピンチ…。
「じゃ、これ飲んで??」
差し出されたのはドコにでもありそうなカプセル状の薬。
「……??何ですか、これ」
「栄養補給剤って言えば分かりやすいかな。これ飲んで今からHがんばろうな。俺の激しさにちゃんとついてきてくれなきゃ楽しめないだろ??」
「…あなたって人は…」
呆れながらも、僕は差し出された薬をとりあえず飲んだ。
「…ん…ふぅっ……」
さっそく銀さんに押し倒されるようにしてベッドへと倒れこみ、深いキスを交わす。
「…銀…さ、…はぁっ………」
気のせいだろうか、今日はいつもより感じる気がする。
「…クスッ。キスだけでもう硬くなってるな…」
「やぁっ…」
身体の奥から熱い。
熱があるかのように火照って来て、銀さんが触れるたびに反応する。
「かわいいよ、新八…」
銀さんは胸の突起を舐めて、あいている手でそれを転がしたり摘んだりしてくる。
「…ゃ、…銀さんっ…それ…焦れった……」
「どうしてほしいの?言って…??」
「…下の方…も、触って…??」
いつもならこんな恥ずかしいこと絶対言わないのに、なぜだか今日はさらりと言ってしまう自分がすごい。
「今日はやけに素直だなぁ。そんなお前も好きだよ」
ねだったかいあって、銀さんは僕の服を全て脱がせてから、密部を丁寧に舐めてくれた。
「…あんっ…そこ……あぁぁっ……」
脈打って膨張していくそれは、数分もしない内に銀さんの口内に欲望を吐き出してしまった。
「……ぁっ、ごめん、銀さん」
「かまわねぇよ。それより、次は俺を気持ち良くしてくんね?」
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