銀新

□Mirror
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欲しかったものはもう自分の中に入ってる。
だけど。自分が望んだ決定的な快感は得られなくて。
「……っう…ん、」
新八は鏡から目を逸らして動き始めた。
「あ…っ、…」
「駄目だよ新八。ちゃんと見なきゃ」
「う…っく…」
「いい子だから、…新八――」
耳のすぐ後ろで囁かれる、 甘い声。
自分で動くことだけでも、恥ずかしくて死にそうなのに。
「…ここ、どうなってるか言って…?新八…」
…逆らえない。
「あ、あ、銀さ…っ。入ってる…!僕の中に、銀さんの…入ってるぅ…っ」
「よく出来ました」
ご褒美だ、と銀時は新八の腰を掴んで先ほどとは比べ物にならないくらい強く腰を打ちつけた。
「…っああああぁぁ―――――っ」
新八が達するのと同時に、銀時も新八の中へと精を放った。




「もう。銀さんは何でもかんでも要求しすぎなんですよ!!」
アレから二回。バックと騎上位で散々イかされた新八は、ベッドの中で不満をぶちまけた。
「あれは新八が可愛すぎるのがいけないんだってぇ…」
よしよしと腕の中で頬を膨らませている新八のご機嫌をとるように頭を撫でるが、
「…子ども扱いしないで下さい」
と逆に機嫌を損ねてしまったらしい。
銀時は苦笑して新八の頭から手を退けた。
「……でも…」
「ん?」
「…銀さんの手はあったかくて落ち着くから、…特別にいいですよ…」
少しだけ頬を赤らめて言う恋人に愛しさを感じながら、力いっぱい抱き締めた。
「やっぱお前、可愛いわ。」
さて次は、どんな方法で君を喜ばせてあげようかな。









END
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