めいん
□2話
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ただいま学園本部の応接室?にいます。
つか応接室にどんだけ金掛けてんの?
シャンデリアがあるよ…
ソファーもふかふかだし…
「じゃあ蜜柑ちゃん、ここで待っててねv僕は上に報告してくるからv」
わかった…わかったから早く行け
気色悪い。
『はーい』
「それと、もし棗君が起きたらそこの非常ベルを押してねーv」
『……』
バタンと扉が閉まる。
『非常ベルて…あんたどんだけ危険人物扱いやねん』
どこで誰が聞いているか分からないので関西弁。
でも本当に…どんだけ危険人物扱いなのよ。
初めは下見みも兼ねて大人しくしているつもりだったけど…
さっさと話しを付けたほうが良さそうね
グイッ
蜜柑がソファーから離れようとした瞬間、何かに髪を引っ張られた。
『うぁっ…』
倒れた目の前には黒猫の顔
黒い髪に赤い瞳。
私とは真逆のようでどこか似ている。
「テメェ何者だ?どんなアリスを持ってる?」
冷たい声が落ちてくる。
冷めた瞳と共に…