うちはナルト物語

□うちはナルト物語8
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sideナルト

………………………………………………暇だ

ナルトは意気揚々と授業を受けていたが今では窓から外を覗いて暇そうにしていた。なぜ?理由は簡単でサイガの家にはアカデミーで習う教本や下忍や中忍または上忍達の為の巻物なんかもあった……ナルトはそれら全てアカデミーレベルだと考え読んでいた為アカデミーの授業が暇でしょうがないのだ。簡単に言うと高1が算数の足し算を習う感じ。因みになぜナルトがそれらを読めたかと言うとミナトとクシナが持ってた教本や巻物を受け取ってそのまま倉庫に入れてたらそれらを偶々見つけたナルトが読んだ。サイガはそれに気づいていたがクシナとミナトの子であるナルトなら良いかって事でほっといたらしい

ん……?

暇そうにしていたナルトだったが隣から視線を感じ其方をみると黒髪で白眼の女の子がナルトを見ていた。女の子はナルトと目があった瞬間パッと目を俯かせる

俺何かしたか……?……その前に……こいつどこかで……?

考えても考えても思い出せずイライラしてると授業が終わったのか先生が出て行く

っあ……思い出した

「お前あの時の虐められていた奴か……」

「ふぇ……」

突然の声に吃驚(?)し
たのか俯いていた顔を少し上げナルトを見上げる

「へぇ……あの頃の………変な巡り合わせだな……ああっと……俺の名前はさっき名乗ったがうちはナルトだ。お前……?」

「ひ…日向…ヒナタでちゅ……いちゃい」

女の子……ヒナタは頬を赤らめていたが慌ててナルトの質問に答えた為か舌を噛んでしまった

「……っはは
そんなに慌て無くても……あははは!!お前面白いな……ほらこっち向け」

ナルトは一瞬止まったがすぐさま状況が分かったのか笑い出した。それと同時にヒナタの頬が赤くなっていた。そのためか頭が回らずナルトの言うとおりに顔を向ける。ナルトは人差し指にチャクラを込めてヒナタの顔に近づける……が

「ヒナタに何してるの!!!」

突然の大声が響いた。そこにはナルトと同じ金髪の女の子がいた

キョトンとしたナルトが女の子を見ていた。そしてナルトの指はヒナタの唇に当たっていた。ヒナタはいのの声で正気に戻ったのかナルトの顔と指を見て更に顔を赤く染める。いのはそんな2人を無視してヒナタの肩を掴んでナルトから離す

「ヒナタ!!
大丈夫!!虐められてない!!!!」

いのの声で漸く疑問が解決したナルトはまた笑いだす

「ふふふっ………そう言
う意味か……ここには面白い奴がいっぱいだな……おいお前名は……?」

優しい目でいのを見るナルト。いのはナルトを敵意満々で睨みつける

「山中……いのよ」

「ヒナタにいの…か。さて…と、じゃあ俺は行くよ」

ナルトは窓を開けて足を窓辺にかける

「ど…どこ行くのよっ!!」

怒ったままナルトに言うとナルトは振り返り質問に答える

「どこって……家だけど?……ああ……忘れてる様だけど今日は昼で終わりだから」

ナルトの言うとおり今日は昼までで終わる。それを忘れていたのか頬を赤らめる

「じゃあね。そこの眠り姫にもよろしくね……勘違い姫」

最後まで笑みを浮かべていたナルトは窓から消えた。因みにナルトの笑みを見た女子達は全員頬を染めていた

sideいの

な…なんなのよ……あいつ

因みに頬を赤らめていた女子達の中にいのも含まれていた

太陽が彼奴の髪を輝かせそれと同時に青い目は更に深く感じた……不覚にも動揺したじゃない……じゃ…じゃなくて……いや確かに動揺したけど……

「う…ううん」

顔を染めて首を振ったり頷いたり考え出したりと端から見たら可笑しな、いのの腕にいるヒナタが呻き声(?)をあげながら起きた

「……っ!!ヒナタ大丈夫なの!!!」

ヒナタの事を思い出したいのがヒナタに呼びかける

「ふぇ……どうしたの?いのちゃん……あれ?私……あ…あわわっ!!」

今まであった事を思い出したのか再び頬を染めるヒナタ……ここにナルトが居たらまたシャットダウンしていただろう

「ヒナタはあいつ……ナ
ルトに虐められそうに「ち…違うよ!!」な……っえ?」

この後いのは真相(?)を聞いてあれはヒナタの治療だったのが分かった。そしてナルトの「勘違い姫」って言葉も……因みにナルトの言葉を聞いたヒナタは

「ひ…姫……じゃ…じゃあ王子様ナルト君で……はわわっ!!」

っと再びシャットダウンした。いのはいのでヒナタの言葉で自分も姫と呼んでいた事を思い出し顔を赤らめていたのだった。因みに言っとくがナルトは姫とつけたのはそちらの方が言いやすかっただけである

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