悪を裁く悪の魔法使い

□始まり
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魔法が存在する世界…マグノリア
人々は明るく平和に暮らしていた…が、人々の中から欲に溺れ私利私欲に魔法を使うモノや突然、現れた凶悪な魔物たちにより暗黒世界に変わってしまった。人々には過去の明るさは無くただただ生きるのみ…そんな中、3人の少年が立ち上がった。1人の少年は魔法使いを集め魔法ギルドを作り1人は魔法は使えないが腕に自信のある者を集め騎士団を作り出した
そして最後の1人は自身に宿っていた強大な力を使い悪を滅ぼした。
こうしてマグノリアは再び平和になったのであった………



暗い裏道に1人の男が逃げていた。

「はぁ…はぁ…はぁ」

時折、背後を振り返り何かに怯えた様な顔をしながらも足だけは止めない。
すると男の背後からカツッカツッと男とは違う足音が響く。男は顔を青白くして走るのを速めた。するとカツッカツッと鳴っていた足音は止んだ。男はホッと息を休めた…瞬間

「目には目を」

どこかから男とは違う声が響いた。男は慌てて辺りを伺うとボウッと青い炎が闇の中から現れた

「歯には歯を」

声が近づくと青い炎もゆっくりと揺られながら近づいてきた。男は慌てて逃げようとするが何故か足が動かず逃げられない。

「悪には…」

炎がゆっくりと男の顔に近づいていく
男は目は声の主をジッと見つめていた

「悪を!!」

ボッ!!と青い炎は男を包み込んで燃やしていった。最後に男が見たものは青く燃える炎と同じ青と対照的な紅だった

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