うちはナルト物語

□うちはナルト物語42
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sideナルト

一時間後

珍しい事にあの遅刻魔、カカシ先生も遅刻せずに来た。明日……世界滅亡だな……

「……ナルト……何か失礼な事を考えてないか……?」

「嫌ですね、先生
考えてるわけ無いじゃないですか……それに失礼……ではなく……危ない思考をしてるのはサクラです」

ナルトはサラッと嘘を吐きサクラ……笑み(黒)を浮かべながら両手にクナイを持ってる……に指を差しながら喋る

「……はぁ……サクラ。頼むから暗殺なんてするな……ほら、クナイを下ろそう……」

こんな感じでグダグダに進んでいく第七班だった

「……マジで大丈夫なのか……超不安なんだが……」

ですよねぇ〜〜……



「ねぇ、タズナさん
タズナさんの国って“波の国”なんでしょ?」

「………それが…どうした」

あれから、どうにかサクラの機嫌(?)が元に戻ったためかサスケとカカシがホッとしているとサクラがタズナに質問した。なんだ……いま一瞬だが……タズナの雰囲気が……

「ねぇ、カカシ先生
その国にも忍者っているの?」

「いや……波の国に忍者はいないな。だけど大抵の他の国には文化や風習こそ違うが、隠れ里が存在し忍者がいる。その中でも“木の葉”“
霧”“雲”“砂”“岩”は忍び大国とも呼ばれている。で……里の長が“影”の名を語れるのもその五カ国だけでね。その“火影”“水影”“雷影”“風影”“土影”のいわゆる五影は全世界各国の何万の忍者の頂点に君臨する忍者たちだ」

……やっぱり父さんはかなり凄かったんだな……

ナルトは自身の親……四代目火影、波風ミナトの事を頭に浮かべる

俺も……負けられないな

ナルトは顔に笑みを浮かべサスケは興味が無さそうにサクラは言葉では凄いっと言ってるが信じられないって顔に出ていた

「はぁ……お前等なぁ……ナルトは兎も角、サスケはちょっとは興味を示せ……サクラ……本音が顔に出てる……」

カカシは呆れながら指摘をする

「あ…アハハ」

「……フンッ」

サクラは苦笑い、サスケは知るかっと無視した。カカシはまた溜め息をはき歩を進める

「と…所で……他の忍が襲ってくる……なんて無いですよね」

サクラは思った事をカカシに訪ねる

「ん……?まぁ、その辺は安心しろ。流石にCランク任務で他里の忍と戦うなんて無いからな」

カカシは笑いながらサクラにそう言った

……?まただ……タズナさんの雰囲気が……いや今回は冷や汗も……何かあるのか、この任務……


ピチャピチャっと水が跳ねる音が鳴る

……水溜まり…だと?まさか……

ナルトはカカシを見ると気づいたカカシが優しい笑みを浮かべた

……様子見…か

敵の狙いを定めるんだな……ナルトはカカシの行動を理解し自身も様子見に移った。
その瞬間、水溜まりから2つの影が跳んできて一番後ろにいたカカシが斬られた

「先ずは……一匹」

「き…キァァァ!!!!」

「ック………!!」

水溜まりから現れた男達は切り倒したカカシを興味が無いように無視して依頼者……タズナに躊躇なく攻撃した。そう……一番“離れてる”タズナを標的にしたのだ
タズナにその爪で切りかかる瞬間……黄色い閃光が走った

「…おせぇよ」

黄色い閃光……うちはナルトは無表情でそう呟き攻撃しようとする男1人を蹴りで沈めた

「なにっ……!!」

仲間がやられた事により動きが止まる男……それがいけなかった

「よそ見してる暇が……あるのか?」

「……っな!!」

いつの間にか背後に立っていたサスケに殴り飛ばされ男の意識は無くなる

「……ふぅ」

ナルトが息を吐き目を瞑
ったのと同時に何処かからパチパチっと手を叩く音が鳴る。4人が音の鳴る方を見ると一番初めにやられたカカシが手を叩きながら笑みを浮かべていた

「うん……サスケにナルト、良い動きだった。取りあえずは合格…かな」

突然の出来事にサクラは困惑しサスケはカカシの実力を知ってるためやっぱりか……と呟きナルトはカカシの行動が分かっていたため特に何も思わなかった

「先生さっきと話が違うじゃない!!忍者との接触はないって言ってたの私覚えてるんだから!!!!」

サクラ……五月蝿い
それにそれは、カカシ先生に聞くよりも……

「それは俺も聞きたくてね……タズナさん」

「な…なんじゃ?」

はぁ……タズナさん。そんなにビクビクしていたら一般人でもばれるよ……

「話……聞かせて貰います?」

しかも相手が忍なら尚更…ね



取りあえず襲ってきた忍達2人をロープで括り動けない様にしてる間にどうやら話が終わった様だ

「こいつらは、霧隠れの中忍ってとこか……いかなる犠牲を払ってでも戦い続けることで知られる忍び達だ」

サクラとサスケはカカシ先生の話を珍しく真剣に聞く

俺……思うんだが、これぐらいアカデミーで教えないと駄目な気がするんだが……
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