うちはナルト物語

□うちはナルト物語44
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sideナルト

あの後、すぐさまカカシ先生と交代した。今は、再不斬が水遁系の術を発動してカカシ先生が完璧に(動きなども)コピーして返してる。

「(おかしい……どういう事だ?こいつ……俺の動き……完全に「読み取ってやがる」……っ!!なに?俺の心を読みやがった?……クソっ!!こいつ「むなくそ悪い目つきしやがって…か?」っな!!!)」

カカシ先生……心理戦に持ち込んだな……

「フッ……所詮は二番せんじ……「お前は俺には勝てねーよ猿やろー!!!」……っ!!テメーのその猿真似口……二度と開かねぇようにしてやる!!!……っな!!(あ…あれは……俺?)」

……終わったな……一瞬……たった一瞬だけ……隙が生まれた

「水遁・大瀑布の術!!!」

「な…なにっ!!(術をかけようとしたこの俺より……速いだと?)」

ズドーンっと水が爆発した様に、波が出来、再不斬を地面に叩きつけた。

「終わりだ」

「何故だ……お前には未来が見えるのか?」

「ああ……お前は死ぬ」

再不斬の後ろの木の上に現れたカカシはクナイを取り出す……がその瞬間細い武器が再不斬の喉に刺さった

「アハッ……本当に死んじゃった」

場には似合わない明るい声とともに仮面を付けた
小柄な女の子(?)が現れた。

あれは……霧隠れの暗部…か?年は俺達と同じか……

『木の葉と違い優秀な奴が多いんだろうな』

……言うな

「ありがとうね。僕ずっと再不斬を殺す機会をうかがってたんだ」

「……確かそのお面……霧隠れの追い忍だな?」

「…さすがだね
よく知ってる……」

どうやら当たっていた様だ……だが本当に優秀だからって12、3の子供に暗部をやらすか……?
まぁ霧隠れの事、あんまり知らないんだけどな……だが……何かが引っかかる……
話は終わったのか霧隠れの暗部は再不斬の死体を持ち上げてどこかに消えた。それでも、俺の中にあった不快感は無くならなかった。……なんだって言うんだ……

ナルトの思考しだした瞬間、カカシが倒れた

「……っ!!
先生……っ!!!!」

いち早く近くに居たサクラが近づく

「写輪眼の使いすぎで……体が動かない」

……動かない?。つまり……先生はうちはではないのか……?
カカシ先生が倒れた事で急いでタズナさんの家に向かった。幸い近くだったため数十分で着いた。取りあえずカカシ先生を布団に寝かせた。
……それより……さっきの出来事で何か見落としがあるはずだ……少なく
とも俺が不快感を感じる何かが……再不斬が簡単に死んだことか?いや……あの時の再不斬は真似られた怒りと恐怖でカカシ先生しか見えてなかったか殺すのは容易い筈だ……じゃあ現れるタイミング?……いやこれも無いな。あの時が一番、殺せるタイミングだったし霧隠れにとって俺達は守る対象じゃない……だから戦ったあと又は戦ってるときに出来た隙を突くのは当然の仕方……なら何に……?他にアルなら武器ぐらいだ……千本だったしな……そう言えばツボ治療などの医療に使う…いが…い……

「ああっ!!!!」

「ど…どうしたのよ!!急に大声なんかだして!!!」

サクラが何か言ってるが今は関係ない……俺の考えが正しいなら……最悪な結果だが、これ以外考えられないし俺の不快感も消えた……つまり

「……ックソ!!」

ナルトには珍しく握り拳を作り怒った……自身の知恵不足に……その握った拳から血が垂れた。それを見た3人はただ事では無いと確信した

「ほ…本当にどうしたのよ……?」

サクラは優しく訪ねる


「……再不斬は……生きてる」

落ちついたのか冷静にサクラの問いに答えた。ナルトの言葉に3人の動きは止まる。

「な…なに言ってんのよナルト……あんたも見たでしょ?再不斬は首を刺されて死んだのを」

「ああ……見た……見たよ……“千本”で刺された再不斬を……」

「……っ!!そういう事か……」

カカシは理解したらしく苦虫を噛み締めた顔をする

「っえ?え?」

「なに……言ってるんだ?」

いまだサクラとサスケは分かっていないのか首を傾げていた

「……まず千本っという武器の説明をしようか……千本って武器は戦闘ではあまり使われない。理由は簡単だ……殺傷能力が低いから……だから主に治療術に使われるんだ。人体の構造を理解してる者なら……殺さず仮死状態にも出来る」

「で…でも!!仮死状態じゃない場合も「無いな……」っ……なんでよ!!」

ナルトの推理を否定するサクラだったが逆にナルトがサクラの言葉を否定した

「……仮に……仮にだ。再不斬が仮死状態じゃ無かったとする……それでも、あの暗部の行動に再不斬が生きているっと……証明してるんだ」

「は……?」

ナルトの言葉が分からなかったのかサクラはまた首を傾げた

「……はぁならサスケ……君が霧隠れの暗部なら、あの場で再不斬を殺したなら……どうする……?」

「……死んでる確認をする」

「確認して……死んでたら?」

「……念の為に……っ!!!」

サスケは気づいたのかハッとした表情になる
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