うちはナルト物語

□うちはナルト物語45
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side無し

「しゅ…修行!?」

初めに声を出したのは……サクラだった。サクラは目を丸くして固まるが数秒で動き出す

「せ…先生!!私達が今ちょっと修行したぐらいでたかがしれてりわよ!!相手は写輪眼のカカシ先生が苦戦するほどの忍者よ!!!!」

サクラの言うとおり相手は木の葉で有名な忍者……カカシと同等の相手、それを下忍が相手となると……かなりの時間がいる。ましてや一週間や二週間、修行した程度では普通は無理だろ

「その苦戦してた俺を助けたのは誰だ……?
それに初めの(霧隠れの)忍を倒したのは……?
間違いなく、お前等は成長してるよ(まぁ……ナルトは何か違いそうだが…な)」

「(た…確かにサスケ君はスッゴい強いしナルトはサスケ君には劣るけど強いけど……)」

「(ッチ……認めたく無いがナルトは強い……もしかしたらカカシ以上に……)」

「(……まぁ俺のは成長って言えば成長……何だけど……してきた修行や積み重ねた戦い、師匠の存在ってのもあるだろうな……)」

『(ナルトよ
私達はどうなのだ?)』

『(……なのだ?)』

ナルトの中にいる2人(匹?)が訪ねる

「(うん?ああ……お前等の存在のおかげでもあ
るよ)」

ナルトは笑みを浮かべて言うと2人(匹?)は顔を赤らめて黙った

「とは言ってもだ。俺が回復するまでの間の修行だ……流石にお前等だけでは心配だからな」

「でも、先生!!再不斬が生きてるとして、いつまた襲ってくるか分からないのに修行なんて……」

サクラは冷や汗をかきながら心配そうに訪ねる

「その点だが、仮死状態に成った人間が元通りになるまでは、かなり時間がかかるから問題はないだろう」

「その間に修行をする……ってことですね」

最後にナルトまとめるとカカシはニッコリ笑みを浮かべて「その通りだ」っと言いながら頷く

「……無駄だよ」

「「!!」」

「?」

突然の声にサスケとサクラが吃驚しナルトが誰?って顔で頭を傾げる。その3人の目線先に居るのは……小さな男の子だった

「おお、イナリ!!どこへ行ってたんじゃ!!」

「お帰り……じいちゃん」

依頼者……タズナは突然現れた少年……イナリに心配した様に話しかける。どうやらイナリと呼ばれた少年はタズナの孫らしい。イナリはタズナの質問に答えず冷静(?)に挨拶する(タズナにだけ)

「イナリ、ちゃんと挨拶しなさい!!おじいちゃんを護衛してくれた忍者さん達よ!!」


女性……イナリの母親らしき人物が怒鳴る(?)が依頼人であるタズナは孫に甘いらしく「良いんじゃ良いんじゃ、なぁイナリ?」と孫の頭を撫でていた。イナリはジッとナルト達を見つめる

「母ちゃん……こいつら死ぬよ」

冷徹にそう言った。流石の言葉にナルト達の顔が固くなる

「ガトー達に刃向かって勝てる訳がないんだ」

「(ガトー……?ああ……確かタズナの命を狙ってる奴らのボスだったな……再不斬の事で忘れてた)」

あまり詳しく説明……とかではなく(この小説には)載ってなかったが霧隠れに教われた後、カカシの尋問により答えてました。ナルトがガトーの存在を思い出してる間にイナリと呼ばれた少年はいなくなっていた

「あれ?さっきの子は……」

「ん?ああ、イナリ君なら二階に登っていったぞ?気になるだったら見てきたらどうだ?修行まで時間はあるんだ」

ナルトは特に、する事も無いためカカシが言った通りに見に行く事にした

「ここかな……?」

ナルト二階に登って1つの扉の前に立つ。手を伸ばし開けようとするが……中から泣き声が聞こえてきたため、その伸ばした手が止まった

「う……父ちゃん……うっ…うっ……うっ……」


中から聞こえてきた泣き声はイナリだった。イナリの父ちゃんって言葉に何かを感じ取ったナルトは暗い顔をしながら階段を下りた




「じゃあ早速修行に……っと行きたいが……その前にお前等、チャクラについては分かってるな?」

カカシの問いに3人とも頷く。分からない方はネットや携帯なんかで調べるかNARUTO(巻ノ二)の最後の方を見よう

「それで、どんな修行をするんだ?チャクラの修行なら俺達、術を使えるから必要は無い」

サスケが焦れったく成ったのか目を細めてカカシに訪ねる

「まぁ、慌てるな
それに…だ。お前等は確かに術を使えてるが上手には使えて無い。一言に術と言っても様々ある。火遁や水遁、雷遁、風遁、土遁……そして一緒の術だろうと皆、様々だ。例えば……だ。サスケが使う豪火球の術……チャクラ10っとして使うチャクラを3としよう。その場合、ピッタリ3じゃなくても3より上のチャクラを練れば使える……が、やはりその分チャクラは減る。今からする修行はそんな余分なチャクラを使わないための修行だ」

「(……それって)」

読者の方は多分、全員知ってるであろう修行法……

「木登りだ!!」

「(……やっぱりかぁ)」

サクラとサスケが、はぁっという顔をするがナルトは空を見上げ遠い目をする

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