うちはナルト物語
□うちはナルト物語48
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sideナルト
あの後、謎の女性と別れて籠(薬草)を持って家(タズナの)に帰る
「ツナミさん、これ薬草ね。これだけで足りるか?」
「うん?わぁ……いっぱいあるわね!!これだけあれば充分よ!!!」
「そうか……サスケ達はまだ?」
ツナミは笑みを浮かべて薬草を見ると吃驚したみたいにナルトに答えるとナルトも笑みを浮かべて返事をした後、ツナミに質問した
「ん……まだ帰ってきてないわ。じゃあ私は料理の続きに行くわね」
ツナミはそう言ってから籠を持ち上げて台所(?)に向かった。ナルトもツナミに続き部屋に入り座る
「ふぅ……それにしても……あいつの匂い…どこかで……」
リラックスしていたナルトが突然、考えるように今日会った女性を思い出していた
『ムッ……なんだ?気になるのか、あの小娘のことが……』
『浮気は……駄目』
クラマが気に食わなさそうにナルトに言うと続いて零華も気に食わなさそうに言った
「いやまぁ、気になるっていったら気になるが……そういう意味じゃないぞ。あと零華……浮気って……俺には、まだ恋人も妻も居ないんだから浮気じゃないだろ……いやそもそも、そういう眼で見てないからな」
『『…………………』』
ナルトは誤解しているク
ラマと零華に説明するが2人は疑いの眼をナルトに向けた
『……まぁ、それなら良いがな』
『浮気じゃ……ないなら』
数秒、考えたあと諦める(?)様に言う
「だから……浮気って、はぁ…誤解が解けたなら何ででも良いか」
ため息を吐いて諦めた様に喋る。疲れたのか倒れるように、横になると自然と眼を閉じた。すると疲れのせいか直ぐに眠気が襲ってきた。ナルトは逆らわずに眠りに入った
「ナ………ル…ナ…トナル……ルト!!ナルト!!」
「うぅん」
ナルトに声をかける音で起きた。ナルトは欠伸を1つして声のした方をみる。そこには長髪で黒髪のツナミがいた
「みんな、戻ってきて夕食を食べるのよ。だから速く起きなさい」
ツナミが笑みを浮かべて言うとナルトは眼をゴシゴシした後、口を開く
「悪い……今、行くよ」
ナルトはグッと目を閉じふぅっと息を吐いたあと目を開き立ち上がると、ご飯を食べる場所に向かった
「うっ……」
サスケよ……ご飯は吐くものではないぞ。ってかなんでこっちを見るんだ?
ナルトはかなりの量を喰ってるため負けず嫌いのサスケが無理して食ってるとは……ナルトは解らないだろう
「ご馳走さま……っと」
(((あれだけの量を…
…良く食べれたな(わね)……)))
タズナ、サスケ、サクラ、カカシ、4人の心が一致した瞬間だった
「美味しかったよ、ツナミさん」
「ふふ、それは良かったわ」
ナルトとツナミはそんな事、気にせず2人で笑みを浮かべながら話す
「あれ……?」
そんな中、サクラが疑問の声をあげた
「あの……タズナさん」
「ん、なんじゃ?」
「コレ、なんで破れてる写真を……?なんだかイナリ君、食事中ずっとこれ見てたみたいですが、それにこれ、写っていた誰かを意図的に破った感じですよね」
「「「!!」」」
イナリ、タズナ、ツナミの肩がビクッと揺れる。ナルトも気になったのかサクラが指さした方をみ
ると、確かに破れた写真が飾ってあった
「……夫よ」
気まずい空気の中、明るかったツナミの声が重く暗い声に変わった
「かつて……町の英雄と呼ばれた男じゃ」
タズナがそう言った瞬間、ガタッとイナリが席を立ち上がって、どこかに行った
「イナリ!!どこ行くの!!!」
慌てたように声をかけるツナミだったがイナリは無視してバンッと開けたドアを閉めた
「父さん!!イナリのまえでは、あの人の話しはしないでって……いつも!!」
ツナミが何時もの声ではなく完全に怒った感じでタズナに言う。このあと、タズナの重い口が開き町の英雄……カイザの話を聞いた。次の日、家にはナルトが居なかった
「はぁはぁはぁ……」
ナルトは森の奥の奥でボロボロに成っていた
『ナルト!!あまり無茶をするな!!』
『そう……無茶しなうで……!!』
珍しく零華の口調が慌てていた
『流石の、お前にも無茶だ……!!その技は……』
「はぁはぁ……っ…悪い、やらせてくれ……」
『なんで……そんなに頑張るの……?』
何時も通りの口調に戻った零華がナルトに訪ねる
「はぁはぁはぁ……ふぅ」
ナルトは息を吐いて空を見上げる