上条当麻in涼宮ハルヒの憂鬱〜remake〜

□俺のタフさは日本一!! by上条
2ページ/3ページ

〜キョンside〜

SOS団が結成されてから数日たった。

俺は、いつもの通り、放課後に文芸部室。改めSOS団室に 居た。

そして、ハルヒはいきなりこんな事をいいだしやがった。

「パソコンも欲しいわね。」
「は?」
「こんな情報化社会にパソコン一つも無いなんて許しがた い事だわ。」

別にいいだろパソコンぐらい。

それに、何が許しがたいんだ

今でもパソコンの無い家だってあるだろ?

「じゃ、調達しに行くわよ。」
「おい、涼宮。俺らにそんなパソコン一つ買えるような金 は無いぞ。」
「その心配は無いわ。考えがあるもの。」

考えがあるってハルヒ。ここはコンピ研だぞ。 って、涼宮!入るのかよ!

「こんにちは〜!!パソコン一式貰いに来ました〜!」
「なんなんだね!君達は!」
「SOS団長から命令します。パソコン一式さっさと出しな さい。」
「おい、涼宮!それじゃあ脅「ちょっと黙ってて」くっ」

上条、ハルヒには何を言っても無駄みたいだぞ。

「そうね〜。これ頂戴。」
「何を言う!それは今年部員から費用を出しあって買った パソコンだぞ!そう簡単に!」

横で上条は歯を食い縛り拳を震わせていた。

「じゃあこっちにも考えがあるわ。」

そういってハルヒはコンピ研の部長の手をとりゆっくりと 朝比奈さんの胸に。

「おい、待てよ涼宮。」

〜上条side〜

気がついたら俺は、涼宮の手を掴んでいた。

「何よ。邪魔しないで。」
「お前、一体何をしようとしているんだ。」
「いいから手を「なにをしようとしているんだってきいて いるんだ、涼宮!!!」っ!」

俺は、感情のままに叫んでいた。 俺は人に対してこんなにも叫んだ事がないのに、いつか、別のどこかで叫 んでいたような気がする。

「何って見ればわかるでしょ。作戦よ。作戦。」
「どういう作戦なんだ。」
「そんなのあんたに関係ないでしょ。いいから手を「だから、どういう作戦なんだ!!言ってみろ!!」うっ、見ればわかるでしょ。みくるちゃんを使って脅迫 しようとしているのよ!」

そう言ってハルヒはコンピ研の部長の手と俺の手を一気に 振り払いながらそう言った。

やっぱりな。そういう事か。

「すまないな、部長さん。この通りだ、涼宮のやったこ とを許してくれ。」

そう言って俺は頭を下げた。

「分かった。君に免じて許そう。」
「ありがとう。 所で頼みがあるんだが。」
「ちょっと待ちなさいよ、上条君!何かってにそんなこと を「少し黙っとけ!」ひっ」
「で、その頼み事とはなんだ?」
「一番古いのでいい。パソコンを一台譲って、いや、貸し てくれないか?」
「……わかった。一番古くて余っているパソコンを貸して やる。」
「ありがとう。すまないな。こんな無茶なたのみ事聞いて もらって。」
「余っているしな、使い道がないし。」
「じゃあ、借りるぞ。」

そう言って俺は、パソコン一式を今まで固まっていたキョ ンと一緒に運んでセッティングし始めた。

〜キョンside〜

俺は、上条の気迫におされて固まっていた。

そして、セッティングしている時にハルヒが

「ちょっと、上条君!」
「なんだ?涼宮。」
「なんで邪魔したのよ!」
「朝比奈さんに恥をかかせるわけにはいかないからな。」
「別にいいじゃない!胸を触らせる位!」
「じゃあ、お前はどうなんだ?」

いきなり上条の目は、鋭くなった。

「どうって何がよ!」
「胸を触らせる事だよ。」
「え?」
「お前は別に胸を触られて良いのかよ。」

上条、男が胸、胸と連呼するのはちょっと……

「嫌に決まってるでしょ!」 「じゃあ朝比奈さんは良いのか?」
「うっ……」
「そういうことだ。今度からはもうちょっと他人の事を考 えな。」
「……」
「今回の事はちゃんと反省しろ。」
「分かったわ……」
「じゃあこっち手伝ってくれ。あと朝比奈さんには後で謝 っておけよ。」

まさかハルヒを説教するとは…… 朝比奈さんは驚きの表情をしているし、長門は本から目を 反らして目を見開いてこっちを見ている。 ある意味凄いな、上条。

〜????side〜

閉鎖空間が出現したのにすぐに消えた?

どういう事でしょうか。

このまま閉鎖空間が出現しなければこちらの方も助かるん ですけどね。

それに、そろそろ頃合いでしょうか。

長門さんにも連絡をしておきましょう。

〜上条side〜

俺は、次の日もSOS団室に来ていた。

なんせ、 『上条君とキョン、あんた達でHP作っておいて。』

とか言ってきてな、只今キョンと一緒にコンピ研に頼みに 行ってなんとか数分で完成させる事が出来た。

そして、まったりとしていると、朝比奈さんがお茶を出し てきた。

「上条君、どうぞ。キョン君も。」
「あ、朝比奈さん。ありがとうございます。」
「あ、すみません。朝比奈さん」
「いえいえ。」

あぁ、上手いな〜このお茶 などと和んでいると、

「HEY YEAR!!」ドッカーン

涼宮、ドア壊れるぞ。

「見て見て〜チラシ作ってきたの。」

と、涼宮は紙袋を持って来た。

「本当はね、みくるちゃんとバニーの格好でビラ配りした いんだけどね。それだと、なんか教師に捕まりそうだし、 みくるちゃんも嫌がると思うから。」

ちゃんと人の事も考えるようになったな。

「みくるちゃん。ちょっとビラ配るの手伝って。」
「はい、わかりました。」
「上条君とキョンと有希は此処でビラ配り終わるの待って いて。」

そう言って涼宮と朝比奈さんは出ていった。

〜キョンside〜

さて、暫く暇だし何していようか。

「あ、そういえば転校生がくるって知っているか?」
「いや、知らんな。」
「もう少したったら来るみたいなんだ。」

上条はなんでそんなこと知っているんだ?

「どこでそんな情報を聞きつけたんだ?」
「職員室で先生が話しているのを聞いたんだ。」
「こんな時期にか。」
「そうみたいだな。」

ハルヒには教えないでおこう。 聞いた瞬間、 『その人が来たらすぐに勧誘しましょ!こんな時期に転校 してくるなんて不思議だわ!』 とか言いそうだしな。

「あ〜なんでよ〜!!」ドッカーン

お、ハルヒが帰って来たぞ。

「なんで一人も貰ってくれないのよ!」

どうやらビラ配りは失敗だったらしい。

「あ〜もう今日は解散!!また明日ね。」

そう言ってハルヒは帰っていった。

さて、俺も帰るとするか。

〜長門と朝比奈の会話〜
「朝比奈みくる、話がある。」
「はい、なんでしょうか。」
「明日辺りに古泉一樹がこっちに転校してくる。」
「そうですか。そういえばそろそろそんな時期でしたね。 他に何かありますか?」
「これだけ。」
「はい、わかりました。それではまた明日。」
「そう。」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ