上条当麻in涼宮ハルヒの憂鬱〜remake〜

□俺のタフさは日本一!! by上条
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〜古泉side〜
さて、明日から北高校ですか。
……明日の準備をするとしますか。

〜上条side〜

次の日、俺は朝から通学路を全力疾走していた。

理由は簡単、野良犬の尻尾をふんで追いかけられているか らだ。

だが、そのお陰で学校にもいつもより早く着いた。

「ハァ、ハァ、疲れた。」ガラガラ
「あ、上条君。おはよ。」
「あぁ、おはよう。」
「そういえば、今日転校生が来るって知っている?」
「そうなのか?俺が聞いた話ではもう少し先とか聞いたが 。」
「私もそう思っていたけどなんか、職員室の前に行ってみ たら今日、九組に来るらしいわよ。」

結構俺が聞いた話よりは、早かったな。

「へ〜。 あ、涼宮。」
「何?」
「九組に押し掛けて転校生を無理矢理連れてくるなよ?」
「うん、だけど勧誘はするわよ?」
「まぁ、ほどほどにしておけよ?」
「分かったわ。……説教怖いもの。」

最後らへんがよく聞こえなかったけどそこは、聞かないで おこう。

そうこうしている内にキョンが入ってきた。 今日は谷口と一緒に登校か。

おっと、そろそろホームルームか。 席に着こう。

〜古泉side〜

ホームルームが始まって僕は教室に入って自己紹介をした 。

「どうも、今日からこの学校に転校してきました、古泉一 樹です。これから三年間、よろしくお願いします。」

自己紹介が終わって、僕は先生に指定された席に着いた。

そして、一時間目の授業が終わって、九組にあの人がやっ て来た。

「すみません、此処のクラスの転校生呼んでくれますか? 」

さて、呼ばれた事ですし、会いにいきますか。

「はい、転校生は僕ですがどうかしましたか?」
「あ、あなた?ねえねえ、あなたSOS団に入ってみない? 」
「SOS団…ですか?」
「そうよ。ついでに言うと私が団長の涼宮ハルヒよ。」

この人が涼宮さんですか。

「そうですね、考えておきましょう。」
「じゃあ、無理にとは言わないわ。少しでも興味があった ら放課後、文芸部室に来て。」
「文芸部室ですか。はい、わかりました。では、そろそろ 授業が始まりますので僕は、この辺で失礼させていただき ます。」
「じゃあ待ってるからね。」

確か、涼宮さんは他人よりも自分の事を優先的に考える人 と報告ではありましたが、可笑しいですね。

他人の事も考えるなんて。

放課後、長門さん辺りに聞いてみましょうか。

〜キョンside〜

時間は飛び、放課後。

俺と上条は何時ものようにSOS団室に居た。

そこにハルヒが少し遅れて入ってきた。 一人知らない男子生徒と一緒に。

「HEY YEAR!!」ドッカーン バキ

何か壊れた音がしたが気のせいだろう。

「おい、涼宮。無理矢理連れてきたんじゃないよな?」
「当たり前じゃない。途中で会ったのよ。 じゃ、自己紹 介をお願い。」
「どうも、今日転校してきました古泉一樹です。今後とも よろしくお願いします。」

結構整った顔しているな。

「俺は、上条当麻。よろしく、古泉だっけか。」
「朝比奈みくるです。」
「…長門有希。」
「俺は、「こいつはキョンよ!」……」

なぁ、作者。なんで俺の自己紹介はいつも本名がでてこな いんだ?(泣)

「なかなか面白そうな部活ですね。……決めました。僕は この部活に入部することにします。」

まじかよ。 他にも部活があるのにか?

まぁ、本人が入ると言っているんだからそこは何も言わな いでおこう。

「そういえば、疑問に思ったんだが。」

と、上条。

「何?上条君?」
「SOS団って何をする部活だったっけ。」

そういえば俺もまだ聞いてないな。

というか結成から色々とドタバタしていたからな。 聞く暇が無かったな。今考えると

「そういえば言ってなかったわね。あ、もう古泉君には来 る途中で言ってあるから。」

ハルヒ自身も忘れていたらしい。

「この部活の目的はね、」

大きく息を吸ってから、

「宇宙人や未来人や超能力者を探しだして一緒に遊ぶ事よ !!」

そんな目的があったのか。 この団は。

「なるほど、涼宮らしいな。」
「あ、後一つ提案があるんだけど良いかしら?」

そう言ってハルヒは、ホワイトボードに何かを書き初めた 。

「今度から市内不思議探索っていうのを月に何回かやりた いんだけど、どうかしら?」
「おっと、ハルヒ。それは大体月に何回位だ?」
「そうね、本当は毎週やりたいけど皆の都合とか色々とあ ると思うから、月に二回位ね。」

まぁ、それぐらいが妥当だろう。

毎週休日を返上するなんて真っ平御免だな。

「不思議探索する日は此処で連絡して、皆に用事とか都合 を聞くわ。 それで皆暇なときに不思議探索をする。 これ でどう?」
「まぁ、それぐらいだったら良いだろ。 な、キョン。」
「それぐらいだったら良いな。」

ハルヒも人の事を考えるようになったな。

「古泉君達は?」
「僕達は構いませんよ。」
「そう、じゃあ決定ね。明日の金曜日に一応予定は教えて おくわ。それじゃあ解散。」

さて、帰るとするか。

俺と上条が鞄を持って団室から出ようとすると、後ろから 声をかけられた。

「まって。二人とも。」
「なんだ?長門?」
「これを家に帰ったら読んで。」

そう言って長門は分厚いハードカバーを渡してきた。

上条も同じような物を持っている。

俺の本は『ハイペリオン』上条のは『哲学者の密室』だっ た。

「今日、帰ったらすぐに読んで。」
「明日じゃ駄目なのか?」
「駄目。今日帰ったら。すぐに」
「わかった。帰ったらすぐに読むよ。」

そう言って俺達は下校した。

〜長門、朝比奈、古泉の会話〜

「長門さん、朝比奈さん、質問があります。」
「なに?」
「彼、上条当麻は一体どんな人なのですか?」
「彼は、「上条君はいい人ですよ?」
「どんな風にですか?」
「上条君はパソコンを貰いに行ったとき、私が胸を触られ るという時に彼が止めて、あの涼宮さんに説教を」
「っ!!……もしかして、あのときの閉鎖空間は」
「そう。彼が説教したときに出来たもの。」
「では、消滅したのは、」
「彼の説教が涼宮ハルヒの心に響いて納得したため消滅し たのだと思われる。」
「そうですか。最後に、上条さんは異世界の記憶はあるの ですか?」
「記憶はない。」
「はい。わかりました。それにしても、涼宮さんを説教す るなんて、よっぽどのお方ではないと無理ですよ。」
「はい。それに……かっこいいですし……」

朝比奈は顔を真っ赤にしながら言った。 しかし、最後の部分は声が小さくて二人の耳には届かなか った。

「今日私から全てを話す。異世界の事も、インターフェイスだということも。」
「はい。わかりました。」
「わかりました。では、私は帰りますね。」
「では、僕も。」
「それでは、また明日。」

「上条当麻。ですか。結構あなどれませんね。」
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