上条当麻in涼宮ハルヒの憂鬱〜remake〜

□今夜が時間……彼には申し訳ないけど…… by長門
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〜キョンside〜

はぁ、寒い……多分ハルヒが来るまでは、時間があるな… …

それまでは寝よう

「……ン……おき……」

誰だ?ハルヒじゃ無い……寝よう。

「お〜き〜て〜」ドスッ
「ぐぼぁ!!?」

い、妹!?

しかし、この起こされ方をされるのは久しぶりだな……

「うぅ、今日はハルヒは来ないのか……?」
「だ〜れ〜?そのハルヒって子は?」

は?なにいってんだ?

あ!もしかしたら、ハルヒのドッキリか!?

ったく、可愛い奴め♪

「いや、何でもない。先に行っててくれ。」
「?うん、分かった〜シャミ〜行くよ〜」

たまにはシャミセンが俺の話し相手になってくれないかね 〜

よし、着替え終わった。

じゃあ、飯を食って、

「「行ってきまーす」」ガチャ

うお、寒!!

「じゃあね、キョン君。」
「あぁ。」

さてっと、今日もハイキングしますか。

「よっす、キョン。」
「お、上条か。」
「今日は彼女と一緒じゃ無いのか?」
「多分ドッキリとかで家に来なかった。妹が巻き込まれた っぽい。」
「そうか。」

うん、ドッキリだな。

上条は可笑しくない。

「おっす、キョン。」ゴホゴホ
「お、谷口か。」
「ったく、風邪の時ぐらいは休ませろっての。」ゴホゴホ
「ほぉ、バカは風邪引かないと思ってたんだけどな。」
「俺も、谷口<バカ>は風邪引かないと。」
「谷口と書いてバカと読むな……あ、すまん、ちょっと目 眩までしてきたから先に行っててくれ。」
「そうか。じゃあ、また後でな。」
「そうだな。」

谷口<バカ>は風邪引くのか……

あれ?そういえば、あいつ、ハルヒの事で何も言わなかっ たな……

〜教室〜

ふぅ、教室についた。

「オイ、上条、キョン。」
「ん?どうした?一方通行。お前から話しかけてる何て珍 しいな。」
「ちょっとこイ。」

何だ?一方通行が呼び出すなんて……

〜屋上〜

「昨日、正確に言えば、日付が変わッた時に異常なベクト ルが感知できた。」
「異常なベクトル?」
「アァ、恐らくは世界が改変出来るぐらいの、物凄いベク トルがなァ。」
「世界を改変!?」

何で……閉鎖空間を作らせるような真似をしたか?

「俺は何とか反射した。そして、上条、お前はそれを無意 識に打ち消した。」
「俺は知らないな……」
「なンか、覚えが無いか?」

いや、そんなことを言われても……

!?改変!?

だとしたら、妹の様子も、谷口の様子も……

「今日の朝、妹がハルヒの事を知らないって言ってた…… 」
「チッ、やはりな……ついでに俺が見つけたのは、9組が ねェッて事だ。」

はっ?

9組が消えた?

「だとしたら、古泉は……」
「恐らくいない。」

こ、古泉が……

「そろそろ時間だァ。教室に戻るぞ。後は、放課後、文芸 部室で、あの宇宙人に聞くことだ。」

確かに……

後、頼りになるのは……長門だけだしな……

〜教室〜

まぁ、多分、なんやかんだでハルヒはいるだろう。

さぁて、我が愛しの彼……女……は…………

「「あ、朝倉…………」」
「あら、上条君、キョン君、おはよ。」

何でハルヒの席に朝倉が…………

おいおい、マジかよ……

何か、授業中は殺されそうだな……

「何してるの?座ったら?先生来ちゃうよ?」
「あ、あぁ……」

はぁ、これでこの世とはお別れだな。

〜放課後〜 至って何も無かった……

朝倉が、何もしてこなかった……

「き、キョン。」
「何だ?」
「お前、刺されてないよな?」
「大丈夫だ。」

正直、いつ刺されるかビクビクしてたが……

「オイ、行くぞォ。」
「あ、すぐに行く。」

〜文芸部室前〜 流石に長門は居るみたいだな。

よし、 ノックしてっと、

『ど、どうぞ。』
「失礼します。」ガチャ
「失礼します。」
「失礼するぞォ。」

良かった。長門だ。

しかし、何で眼鏡を?

まぁ、いい。

「なぁ、」
「は、はい?」ビクッ

おいおい、何か様子が可笑しい……

嘘だろ?まさか……

「えっと、情報統合思念体って知ってるか?」
「え?えっと、知らない……何かに出てくる小説の名前? 」

長門まで改変に……

嘘だろ?悪いほうの予感が当たっちまう何て……

「いや、何でも無いんだ。あ、後、パソコンを見せてもら っていいか?」

パソコンが最新型の機種に変わってる……

「ま、待って。」ウイーン

その間に

「なぁ、上条。」ボソ
「何だ?」ボソ
「長門まで改変に巻き込まれたみたいだな。」ボソ
「確かに、家を出るとき、変な感じだッたがなァ。」ボソ

頼りの長門すら改変に巻き込まれたとしたら……一体どう したら……

「どうぞ。」ガタッ
「あ、すまん。長門。」
「え?何で私の名前を?あ、それに……」
「何だ?」
「あなた、図書館の時の……それに、貴方は朝比奈先輩の ……」
「朝比奈さんの、何だ?」
「か、彼氏……」
「ブーーーーーッ!!!」
「……」

うわぉ……

まさか、朝比奈さんが……

「後、俺の事は?」
「図書館で、カードを作ってくれた……///」

そうか……

「あ、まさか、昼休みからずっと携帯が鳴ってたのって… …」オソルオソル

どれどれ……

「\(^o^)/」
「こりゃあ……」
「凄……」
「凄い……」

毎分メールが……

しかも、終いには鶴屋さんから呼び出しまで……

「ど、どうしよう……(涙目)」プルプル
「と、とりあえず、」
「「「合掌。」」」
「\(^o^)/オワタ」

何か長門、のりがいいな。

上条、生きて帰ってこれるか?

「あ、またメールが……」ピ

えっと、内容は……

「『早く屋上に来てください(怒)みくる 早く来るっさ(殺) 鶴屋』……\(^o^)/」

死んだな……

ってか、鶴屋さん……(殺)って……

「逝ってこい。」ポン
「逝ってこい。」
「勇気を出して逝ってあげて。」
「うん、行ってくる。後、字が違うから……」ガチャ

さてっと、まずは、

「とりあえず、遺体を回収したらどこに埋める?」
「校庭が良いだろォ。」
「桜の木下……」
「よし、長門の案採用。」

よし、決まった。

「あ、パソコンつけっぱなし。」
「「あ、」」

忘れてた……

「じゃあ、見せてもらうぞ」ドサ
「うん。」

えっと、ネットを繋いで、SOS団のホームページを……

『あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
『ふふふ、まだまだ、これからっさ。』
『逃げないでくださいよ♪』
『ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』ベキゴキバキドゴ

あ、断末魔……

「ここまで聞こえた……」

俺も彼女は大事にしよう。

うん、そうしよう。

じゃないと死ぬ。殺される。

えっと、SOS団のホームページは……やっぱり無いか……

あ、メールだ。

上条からか

「おーい、上条からだ。」
「どンな内容だ?」
「どれどれ?」

えっと、メールは……

「『当麻は暫く帰れないので、先に帰っててください。み くる』だって。」

『許して!!みくる!!!鶴屋さん!!!!』
『ふふ、とりあえず、まだもう少し。』
『彼女をほったらかしにしてはいけないのよ?当麻?』
『ひぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!お願い!!助けて! !キョン!一方通行!!!長門!!古泉!!!御坂!!! インデックス!!!御坂妹!!!土御門!!!』
『だれも来ないっさ。』
『とりあえず、鶴屋さんの家に連れてきましょ。』
『いいっさ。』ドゴッ
『うぐぉ!!』ドサ

あ、死んだな。

「ってか、何でここまで聞こえるんだ?」
「俺がベクトル変換して、ここまで聞こえるようにしてン だ」
「うん、便利だ。ってか、御坂とインデックスと御坂妹と 土御門って誰?」
「土御門はあいつの親友、御坂と妹は、惚れられてる。イ ンデックスってのは、居候の大食いシスターだァ。あっち の世界の話だがなァ。」

あいつ、殆どハーレムだろ……

ってか、あいつ、どんだけ鈍感なんだよ……俺以上だろ… …

あ、そういえば、秘密ファイルで、ハルヒの写真を保存し てあったんだ。

えっと、コンピュータ検索で、HARUHIっと、

……やっぱり無いか……

俺のハルヒコレクション……

「とりあえず、上条の遺体を引き取りに行くか。あ、長門 。パソコン、ありがとな。」
「うん。」
「あ、明日も来ていいか?」
「構わない。」
「じゃあ、また明日な。」
「(黙って頷く)」

さて、上条の遺体を引き取りに行くか。
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