上条当麻in涼宮ハルヒの憂鬱〜remake〜

□俺のタフさは日本一!! by上条
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〜上条side〜

俺は放課後、谷口と国木田に一緒に帰ろうと誘われたが、 涼宮に文芸部室に呼ばれているため、断り文芸部室に向か った。

しかし、谷口と同じような雰囲気の奴を知っているような 感じがするが、気のせいだろう。

キョンは結構嫌な顔をしているな……

そして、涼宮は、 『ごめん、先にいっといて〜』 と言ってどっかに走って行った。

ん?足元に空き缶だと? 見つけた以上は転ばないぞ。

〜第三者視点〜

上条は、空き缶を拾って満足そうな顔をしていた。

しかし、そこに野球ボールがちょうど空いていた窓から入 り、上条の頭に吸い込まれるように当たろうとしたとき、 上条は、とっさにしゃがんで、ボールを回避した。 だが、ボールは、無情にも、跳ね返り、上条の顔に当たろうとした。 しかし、それを上条は、体をひねって回避した。

だが、そこに走って来た生徒の上靴の爪先が上条の顔面、 しかも鼻にテクニカルヒットした。

〜キョンside〜

それは、まるで一瞬だった。

上条は、野球ボールまでは、幸先良かったのだが、最後の 蹴りまでは、回避出来なかったみたいだな。

しかも、止めと言わんばかりに仰向けで倒れた上条の腹が 思いっきり踏まれていたぞ……

しかも、その生徒、顔が青ざめて更に、逃げていったぞ… …

上条は気絶しているし……

しょうがない保健室に運んでやるか。

その後、上条を運んだあと文芸部室に向かった。

中に入ると長門が椅子に座って本を読んでいた。

「よ、長門。」
「(キョンに視線を向けてすぐに本に目線を戻す)」

なんか考えている事が分かんないな。

そして、そこらへんにあった椅子に座ろうとしたとき、い きなりドアが開かれた。

「HEY YEAR!!」ドッカーン

ってかハルヒ、そんなに勢いよくドアを開いたらドアが壊 れるぞ……

「いや〜遅れてごめんね〜ちょっとこの子捕まえるのに時 間がかかってね〜」

ハルヒのドアを開けたのと反対の手には一人の女子の手が 握られていた。

「あれ?上条君は?」
「あぁ、あいつなら今保健室で寝てるぞ。」
「なんで?」

そう聞いてきたハルヒに上条の不幸を話すと、だんだんハ ルヒの顔が青ざめて更に、引きつっていた。

もう一人の…あ、顔が見えた。 ものすごい可愛いな。

まぁ、その美少女は顔から血の気が引いて、更に、失神寸 前だった。

「まぁ、こんなところだ。しばらく目を覚まさないと思う が。」
「そ、そう。」

長門は平然としているな……

「えっと、紹介するわ。二年生の朝比奈みくるちゃん…… ってみくるちゃん?しっかりして!」

そうこうしている間に朝比奈さんが復活して、

「はっ、ここどこですか?なんで私ここにいるんですか? それになんでかか鍵をかけるんですか〜?それに「だまり なさい。」ひっ」
「どっから拉致って来たんだ?」 「任意同行よ。場所は二年生の所から。」
「ってことは上級生じゃないか!」
「そうよ。」

お前は怖いもの無しだな。 ハルヒ

「で、朝比奈さんだったか。 部活動はどこに所属してい るんですか?」
「えっと、書道部です。」
「ふーん。 じゃ、そこやめて。 みくるちゃん。 我が部の 妨げになるから」
「おい、そんなにすっぱりと言うな。 朝比奈さんはどう なんですか?」

そう聞くとさっきまでぶつぶつと何か言っていた朝比奈さ んが

「分かりました。 書道部はやめてこっちに入部します。 」
「えっ?いいんですか?朝比奈さん。」
「はい。 そういえば、ここってなに部なんですか?」

そういえば、俺も知らない

「そういえば、ハルヒ。 ここっ「問題ないわ。 今考えた から」

今考えたのかよ。

「で、なに部なんだ?」
「それは、」









「SOS団よ!!!」







SOS団と言うらしいなこの部活は。 っていうか部活なのに団かよ。

「で、SOS団だっけか。 それはなんの略なんだ?」
「それはね、世「大方、『世界を大いに盛り上げるための 涼宮ハルヒの団』ってとこか?」そうよ。よくわかったわ ね上条く……へ?」
「って上条!? いつからいたんだよ!!」
「あぁ、確か、『ここどこですか?』って所ぐらいかな。 」

よく鍵をかけられる前に誰にも気付かれず入れたな。 ってか、復活早いなおい!

「次に必要な人材はどんな人だと思う?」
「へ?まだ集めるのか?」
「そうよ。ま、今日はこれまで。明日から毎日放課後にこ の部室に集合ね。」

そういえば、俺と上条って手伝いだったよな……もういい 考えないようにしよう。

〜上条side〜

しかし、朝比奈さんだっけか。結構可愛いな。

まぁ、明日からにぎやかになりそうだな。

よし、帰るか。

〜長門・朝比奈の会話〜

「長門さん。一体何者なんですか?あの上条君?という人 は。あの人がSOS団に入るなんて既定事項は、ありません 。」
「今分かることは彼は異世界人。そして、全ての異能の力 、神の奇跡さえも打ち消す事のできる幻想殺し。」
「なら、なんで幻想殺しがこんなところに。」
「これは推測だが、ある一定の力量以上の異能の力は打ち 消す事が出来ないと思われる。それゆえに押し負けてこっ ちの世界に来てしまったものと思われる。」
「そうですが。ありがとうございます。古泉君にも連絡を お願いします。」
「了解した。」
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