小説

□I want to sleep...後編
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ブーン


「すぅすぅ…」


寝室には扇風機の無機質な音と、神楽の寝息が聞こえてくる



あれから何十分たっだろうか

寝れない

寝よう寝ようと思う程段々と頭が冴えていくようだ


寝れない理由?
んー…1回起きちゃったからかなっ


とでも言いたいが、
違うんだ…確実に違う


そのなんつーの?

服の隙間からみえるおへそや、ファスナーの隙間から見える谷間や、引き締まった尻に、ほっそりとした長い足、あとは…桃の果実のような美味しそうなくちび…って違うからね!!


他の男共ならそう思うだろうなーって思うだけで、俺は違うからっ!そんないやらしい気持ちじゃないからっ!!


成長したなーって、うん。親子目線でね。そう思った感じぃ?


決して触りたいとか、あれこれしたいとかそーゆう気持ちは一切ありませんっ!!


え?鼻血??あー、これはさっき鼻ほじりすぎて…ん?何違うからね神楽見て興奮したとかじゃないからね!!



ったく
あー駄目だ神楽の寝息がうるさくて眠れねー
すぅすぅすぅすぅ寝やがって、意識しちまうだろ……うるさくてだから!その、そーゆ意味じゃなくてうるさくてだから!!



あー早く寝てぇ
頼むから誰か俺を眠らしてくれよ
300円あげるから


「んーっ」


!!

えっ何?!
何事?!
何事なの?!←ん?


え…神楽何して!


「んー!!暑いアリュー!!」


「ちょっ神楽やめろっ!?俺どうしていいか…」


服を脱ぎ出す神楽にそれに焦り出す俺

神楽は寝ぼけているようで、
頭をがくんがくんさせながら服を脱いでいく


とうとう下着姿になると同時に布団に入る神楽


嬉しいような悲しいような…


てか、もろに見ちゃったよ
起きた時に神楽に殴られる


あーもーこれ以上見てたら
クラクラしちまう



これから先のことを考えろ俺
ポリゴンで捕まりたくねーよ
それに手なんて出しちまったら
今までの俺らの絆がぶち壊れちまう
新八からも神楽からも信用を失って万事屋は解散
あー駄目だ駄目だあいつはまだガキだ
そうだ、うん頑張れ俺の理性!!


「銀ちゃん…」


「はっ!?ちょっ神楽ァァ?!」


いつのまにかに俺の布団の中に入ってきていた神楽



ちょっやめてぇ
近いから密着しすぎだからぁぁ!?



「んんー」



ぎゃああああああ
む…胸があああ!!
柔らけぇぇぇ…じゃなかった
当たってるんですけどぉぉぉぉぉ


神楽は俺の体に抱きついて離そうとしない

俺はお前の抱き枕じゃねー!!


つか、やべーよ銀さんの銀さんがギンギンに…


くそ、せめてトイレに…


動きだそうとする俺
しかし…



もぞっ


「んっ…//」


やめてぇぇぇぇぇ
変な声出さないでくれるぅぅぅ
銀さんの銀さんもっと元気になっちゃうよ!?


ちくしょー今度はもっと上手く…


もぞっ


「あっ…//」



もーいやぁ!!
もー嫌だぁ!!!


やりたくねーよ、もう限界だよ!


動いても地獄
動かなくても地獄


もういい加減にしてくれ!


あそこもうパンパンで張り裂けそうなんですけど!


おれの波動砲発射しちゃうよ??


あ〜誰か俺を眠らしてくれぇぇぇ!!





 

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