小説
□変態的ナチュラリズム
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神楽ちゃんの服装が何故ズボン率が高いのかを考えてみた
万事屋に来て少したったころ
原作
恋人未満な銀神
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「銀ちゃん!今日はよっちゃん達と一緒に遊んでくるアル」
銀時は、読んでいたジャンプから視線を外し、神楽を上から下までジロリと見下ろす
「駄目だ」
銀時は、持っていたジャンプを端に置き妙に真剣なおもむきで神楽を見つめる
「何でアルカ銀ちゃん…」
神楽もいつもの銀時との異変に気がついたらしく、控えめな態度をとる
「……何で?………何でかって?」
いつもよりも低く落ち着いた声に神楽は緊張を隠せない
銀時はゆっくりと手を伸ばし一つの方向に指を指した
「それ。何で?」
神楽は何を指しているか意味も分からず首を傾げる
「何でスカートかって聞いてんの」
「何でって別に…」
「別にって。エリカ様かコノヤロー!」
若干古いツッコミに何も言えなくなる神楽
「大体アレだよ?スカートっつーもんはね、女が男にどーぞパンツ見てくださいと言ってるよーなもんなの」
「あの見えそうで見えないギリギリのラインが逆に男を企たせるっつーの?」
「いっつも口しょっぱくして言ってんだろーが、男はみんな狼だって」
「大体何その服。チャイナ服の外側の下半身部分が破れて(スリットのこと)太ももまで見えるって…エロいよね。チラチラ見えるから余計エロい!俺はその先の禁断の花園を連想するね。いや、俺だけじゃなくて全世界の男子もきっと一緒だから」
「だからズボンに履き替えろ。それとも何?見せたいの?神楽ちゃんは男にパンツを見せて喜ぶ変態ですか?痴女ですか?」
銀時は全て言い切り、一息つくと、神楽に有無を言わせず結論に入る
「と、ゆーことで今後一切スカート禁止な。おめーはまだガキなんだから色気づくんじゃありません」
「……。」
「何?返事は?俺正しくないこと言ったか?俺は神楽の事を思って言ったんであって、神楽以外の奴何か全然気にしてねーから」
「……いアル」
「え?何聞こえない」
「もういいアル…」
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