Erzahlung

□戦国BASARA
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昼休み、特別教室に男子と女子が一人ずつ佇んでいる

「前田君…」

今日はバレンタイン、このシチュからして甘い雰囲気が




「これ伊達君に渡してくれる?」

流れてなかった


「…うん、いいよ」

いや、ある意味片想い中の女子から甘い雰囲気が漂ってるが告白シーンには程遠い
これで今日何人目だろう

「有難う、これ先払いだけど御礼に」

「あ、うん有難う」

俺の隣の席にいる伊達政宗はモテる、そりぁもう同級生の中では断トツに

「重っ…」

隣の席と言う事もありそこそこ仲が良いからって本人に渡す勇気が無い子からこうやって仲介人として渡される(10を越えた辺りから人数を数えるのを止めた)
いや、俺基本恋バナは好きだけどここまで来ると流石にうんざりしてくる

「前田」

突然背後から見知った女性教師が声をかける

「あれ?さy」

「その名で呼ぶなといってるだろう、所で何をしている」

「政宗にチョコ渡してくれって数人の女子から渡された」

「そうか、貴様も苦労するな…まぁその可哀想な奴に私からの施しだ」

と言いながら俺にチョコを渡してくれた

「あ、ありがとう孫市…」

「ふん、我が雑賀衆の嫁になる覚悟が出来たら何時でも来い」

可愛い貴様なら何時でも大歓迎だぞと言いながら孫市はその場を去る

「え…普通に考えたら逆じゃねェ?」

その場で俺の問いに答えてくれる人はいなかった


────……‥


「ほいよ〜政宗、昼休みの分」

ドサッ

「Ah〜…マジか(汗)」

昼休みの分だけで机にこんもり山が出来るくらいだから引く気持ちは解る

「本当にモテモテだね〜伊達男君(笑)」

俺は八つ当たり気味に政宗をからかってみる

「うっせェ…つかこんな量持ち帰れるワケねーだろ」

「え〜こんなに沢山の女子の好意無駄にする気〜?」

「本命の奴から貰えなかったら意味無ェよ」

おや、予想外の答え

「へ〜政宗にも好きな奴いたんだ」

「Ha!相手が知りたいか?」

「勿論!!」

恋バナ好きな俺にとって食いつかない筈がないネタだ

「そいつはな、何時も明るくて少し癖のある長い茶髪をポニーテールにしてる」

「ふんふん」

「大雑把且つお調子者ですぐ色々な事に首突っ込んで些細な事も大事にして周りを巻き込む所が若干厄介だな」

「へ〜」

そんな女子いた…か?

「授業中は何時も寝てて色々な部活の助っ人やってて恋バナと食べる事が大好きで肩には何時も子猿を連れてる」

「えっ!?」

「まだ気付かねェか?」

今は政宗がニヤニヤしている

「まさか...」

「Yes,お前だよ慶次」

「……〜っな!?」

「と言うワケで俺は前田が好きだからもうチョコは貰えねェ」

Sorryなと言いながら政宗は俺を抱き寄せた直後教室がざわつく

「ってか俺まだ返事してないんだけど…」

だから優しく微笑んだ政宗に心臓が高鳴ったとか…

絶対、絶対無いんだからな!!

END

あれ?政慶ってか政→慶ですねこれ...(汗)
ってか他の作品見て解るかもしれませんが何故私が書く受け達ってこんなにツンデレるんだろう...←知るか
そしてハードがないくせに3の孫市姐さん出したとかwwww←貴様
キャラは学バサ本を参考にさせていただきました



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