Erzahlung
□家庭教師ヒットマンREBORN!
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2/13夜9時
俺は何時ものようにリボーンにしごかれ宿題を終わらせた後寝ようとしていた
「明日はバレンタインか...京子ちゃんから貰えるかな」
去年も貰えたし(ポイズンクッキングもあったとは言え)貰えたらいいな
ガチャっ
「ツナ、まだ寝るには早いわ」
「ぅえっ!?ビアンキ!!」
母さんに借りたエプロンを着ているビアンキがいきなり部屋に入ってくるや否や俺にびしっと人差し指を向けた
「明日は待ちに待ったバレンタイン…貴方も一応恋人がいるならチョコの一つくらい作ってあげなさい!!」
「えっ…あ、でも俺料理苦手だし」
明日買って渡せばと言おうとしたが遮られた
「あのね、こういうのは味や見た目じゃないの、大事なのは相手を想う気持ち…つまり愛よ」
「あい…」
私だって初めは上手くいかなかったけど隼人達に食べて欲しくて頑張って作ったわと言う言葉に(不安は大いにあるが)少しだけ勇気が出た
「大丈夫、作り方は私が教えるからあとは貴方が作れば(多分)普通に食べれるチョコになるわ」
「ありがとう…ビアンキ」
「愛する者がいる人を応援するのは当然じゃない」
と言うことでキッチンで悪戦苦闘する事2時間
「で…出来たぁ...」
「お疲れ様、初めてにしては上出来よ」
チョコペン等で少しデコレーションしたブラウニーが出来た
「本当に有難うビアンキ!!明日骸に渡してくるよ」
「ええ、相手の心臓リボルバーライフルで撃ち抜く勢いで行きなさい」
「Σ発想怖っ!!」
こうして夜は更けていく
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──…‥‥
─次の日の放課後─
「じゃあね獄寺君、山本」
「おうっ、じゃあまた明日な」
「本当にすみません十代目!!」
獄寺君と山本は相変わらず人気で俺を巻き込みたくないからと言う理由で今日は別々に帰ることになった
二人には悪いかもしれないけど今から骸に逢いに行くから助かった(特に獄寺君は喧嘩を売りかねないし)
早速黒曜に行こうとと校門に近付くと何やら女子が騒がしい
何かすっごく嫌な予感...
そんな頭の警告を無視し校門から出…
「遅いです」
「やっぱお前かよ…」
本当こいつ顔だけは良いからな
「それより早くください」
「ハイハイ」
普段から想像できないほどそわそわとした雰囲気の骸に鞄に入れといた昨日作ったチョコを渡す
「初めて作ったから味は保証できないけど」
「君が作ったものなら味なんか二の次ですよ、ありがとうございます」
満面の笑みで俺の額にキスをした骸は一月後楽しみにしててくださいねと言い残し並盛を去っていった
余談だが俺の作ったチョコを食べた骸は丁度1時間後ぶっ倒れたと千種さんから聞いた
まさかの何時かの時間差攻撃のポイズンクッキングになってたとは…
ごめん、骸
END
やっぱり私は6927をラブラブじゃなくギャグで終わらせたい傾向にあるようです(笑)
ごめん、こんな扱いだけど好きだよ骸
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