Erzahlung

□青の祓魔師
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「う〜ん...」

「どうしたの?兄さん」

現在の時刻は夜8時、場所は旧男子寮の調理場
俺は今お菓子作りの本とにらめっこしながらチョコを作ってる

「こう言った菓子って結構難しいんだな」

以前ケーキ作ったときは子猫丸に大分手伝って貰ったから作れないことはないけどチョコの溶かし方は温度調節が意外に難しい

「何、兄さんバレンタインチョコ作ってるの?」

「おうっ、メフィストが作ってくれたら1万円くれるって言ってたし雪男や塾の皆にもな」

ちなみにぐんとーきん(※軍資金)は5000円
それに恋人の志摩にも喜んで欲しいし

「…祓魔塾の勉強の方もそれくらい熱心に取り組んでくれたら嬉しいんだけど」

「うっせー!!んな事言うならやんねーぞ」

「ごめん!悪かったから僕だけ貰えないとか嫌だよ!!」

「お、おぅ…解った」

逆光でもないのに眼鏡光らせながら叫ぶなよ怖ェな(汗)
別に双子の兄貴から貰わなくてもモテるんだから俺とは違って女子達に沢山貰えるだろうが(言ってて悲しくなってきたけど…)

「っとあとは冷蔵庫で冷やしてデコって完成だな」

2時間くらいで固まるってウコバクも言ってたしそれまで食器片付けしたり風呂入ったりしよっと

─ 2時間後 ─…‥

「っと完成!!」

何個かにチョコペンでデコレーション後ラッピングをして完成
友チョコが9個(一応予備に1個)と本命1個

「……へへっ」

志摩喜んでくれるかな


───────……‥

メフィストと雪男には昼休み渡して(メフィストん所に行く途中でアマイモンに遭遇したが予備のチョコを渡したら帰ってくれた)

「お…終わっだ…」

またクラスの奴が誰も起こしてくれなくて遅刻した祓魔塾
相変わらずちんぷんかんぷんだった

「っそうだ!!」

「り、燐!?」

突然がばりと起き上がったせいでしえみが驚く

「しえみ、今日バレンタインだからこれやるよ」

「あ、ありがとう!!私もチョコじゃないけどハーブクッキー作ったんだ」

「お、おうサンキューな…」

シュラ、出雲、宝、勝呂に子猫丸に渡した(出雲とシュラから貰えた)

「志摩、一緒に帰ろうぜ」

「おん、ええよ…」

今日一緒に帰る約束してたんだけど何か志摩の返事の見切れ(※歯切れ)悪ィな

「何拗ねてんだよ」

「べっつに〜、奥村君は肝心な恋人の俺にはチョコくれへんとかもしかして俺の存在友達以下や言う事なんやろかな〜思てな」

嗚呼、そう言うコトか

「志摩の馬鹿アホはぜ!!」

「関西人に馬鹿はあきません!!ちゅーか何故にはぜ!!?」

「一番好きな奴にチョコ用意してないワケねーだろ」

そう言いながら志摩に雪男達に渡したのより少し力入れたラッピングのチョコ(ちなみに中身はピンクとホワイトのチョコで作ったハート型のチョコに"スキ"って書いてある)

「奥村君…勝手に拗ねてもーてほんま堪忍え」

「全くだ」

今度は俺が拗ねた顔をすると途端に志摩がデレッと締まりの無い顔をしながらぎゅっと正面から抱き締めてくれる

「あ〜こないにかいらしい恋人おるとか俺めっちゃ幸せ者やわ」

「うっせ、可愛くねーよ…」

「世界で一番愛しとんで、燐」

「俺も…廉造の事愛してる」

そのまま俺等は唇を重ねた

END

初青エク小説!!
ちなみに"馬鹿アホはぜ"はノリです(笑)何か燐君に言わせたら可愛いかなと思いまして←
あと志摩はもっとヘタレでもいいかもな←錫杖が飛んでくる



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