text -薬屋-


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引金に掛けた指が震えて
必要なのは覚悟と勇気

水に浮く種を拾い集めて
兆しの有無に関わらずに

まるで涙のように溢れて
喜怒哀楽すべてに伴う雫

*手招く光が優しく揺れて
それでも仕合わせ

舞い散る雪に目を細めて
ある夏の夕暮れ時

空蝉のようにたゆたって
手を伸ばせば

蒼穹は雲さえ青く染めて
だからきっと、そうなのだ

*宵闇に紛れる手を取って
月光は人を惑わす力

*百合の雫に手を濡らして
清らかな雫は



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