ぶっく〜

□★みどりん誕生日
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こん・・コツン・・・

微かに聞こえる窓をたたく音に目を覚ました。気のせいかと思ったら再び聞こえるその音

コツン・・


風はそんなに強いようには感じないが奇妙におもい少し悩むが俺はカーテンをそっと開けてみて驚愕させられた。なんとそこには高尾が立っていたのだ。

「なにしてるのだよ!!」

俺はあわてて、窓を開け2階の窓から高尾に声を細め問いかけると

「なにって真ちゃんの誕生日祝いにきたんだけど?」

「なっ!お前明日祝うとかいって今日帰ったではないか!」

「明日は仲間として祝うの!今は恋人として!だからさー真ちゃんそっちいっていい?」

相変わらずこいつは無自覚に俺の熱を高める。返す言葉がなく

「・・・早くくるのだよ。」

と俺が了承したら高尾は持ち前の身のこなしですんなり俺のいる2階へ上って中に入った。

「へへ。侵入成功♪」


「別にお前をあげてのはあれ以上あそこで騒がれると近所の迷惑になるか・・「はいはいわかってるよ」

言葉を察し妨げるように俺の腰に片手をあてもう片手の指で俺の唇を塞いだ。それによりぴたりと行動言動ともに停止して高尾を見つめると

「しんちゃーん。誕生日おめでとうな」

いつものお茶らけている表情より若干照れているようなはにかんだ表情で笑い高尾はつま先立ちすると俺の唇に己の唇を押しつけてきた。

「・・・ふ・・。高尾にしては上出来なのだよ。」

唇が離れるとともに赤くなる頬で笑う高尾が可愛すぎて思わず顔を逸らした。

「あはは!真ちゃん照れてやんのかっわいー!」

「なっ!照れてないのだ・「はいはい静かにしないと真ちゃんの家族起きちゃうよ?」

「・・・・」

そっと俺の唇に人差し指を宛ててしーっと高尾はわらった。先に大笑いしたのはお前だと言うのに勝手なやつだ。

「あんねーちゃんとしたプレゼントは明日みんなで渡すから今は…俺とかどうですか緑間サン?」

特徴的なツリ目がより細まり妖艶に唇でしたをなめ誘うように俺との視線を絡ませた。よく見ると高尾の髪の毛には赤いリボンで結ばれている。


「・・・まったく相変わらず厭らしい奴なのだよよ。」

「そんなことないってー」

業と呆れるように溜息を吐いたが相変わらず高尾というやつは全く動じる気配なしに背伸びをしてキスをしてきた。
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