ぶっく〜
□★ミイラ取りがミイラになった
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高尾は無防備だ
「真ちゃん!わりい今日先帰ってて!」
「構わぬがなにあったのか?」
「んーちょっと。」
あー気に食わねぇ‥。
俺と高尾は付き合ってる。だけど高尾は緑間と登下校一緒で俺も大坪や木村とかと一緒に帰ってる。
「‥すぐ終わるなら待ってってやってもいいのだよ」
「なになに真ちゃんってばそんな俺と帰りたいのー?」
「そうゆうわけじゃないのだよ!!」
あーあうぜえ。緑間お前それおれのもんだってわかってる?
「あっそう?じゃあ明日ね〜」
んでお前も自分が誰のもんだってわかってんの?あーイライラする。
知ってる。こいつは今日は呼び出されてる。俗にゆう告白とゆう行事のため。
誰にでも愛想いいこいつだから男女限らずモテるのは理解してる。してるけど‥てめーらコイツはだれのもんか知ってんのか?
イライラしながら俺は高尾のあとを付けた。やつの行き先は意外にも体育倉庫だった。
「あれ?ちょっと早くきすぎたかな?」
独り言呟く高尾を残し俺は少し考え体育館の入り口にいた。
暫くして来たのはうちのバスケ部の二年。もちろん男だった。
こんなとこに呼び出すのはこうゆうやつだと予想してたがやはり苛立ちは増す一方だ。
「おい。体育館になんのようだよ」
「えっ‥あ‥宮地先輩その‥忘れもんを‥」
予想外の展開だったであろう二年はもともといれが怖いのもあるだろうがかなり困惑と焦りが見えた。
「忘れもんってのは高尾のことか?」
「!?ち‥違いますよっ‥はは‥」
「‥‥‥」
「あっ!忘れた場所部室でしたっ!失礼しました!」
空笑いに威圧を掛ければ二年はそそくさと走り去っていった。邪魔者を追い出した筈が俺の怒りは増す一方だった。
もし俺が高尾に片思いだったらこんなことで怯んだりしない。
モヤモヤする思いを押さえきれず体育館に入れば体育倉庫に高尾の姿が見え加虐心が働いた。俺は体育倉庫の扉を閉めると共に電気を消した。
「え?なに?なんで電気消えたんだ?」
独り言をいう高尾に背後から近付き口を抑える。
「んんっ!?んーー!!」
バタバタ暴れるのを壁際まで追い詰めた。
「んん〜ー!なにすんですか!?」
叫ぶ高尾にお構いなしに高尾の服を剥いでいく。
「ちょ!?なにしてっ!?」
手を掴んで止めようとしているが力の差は圧倒的に俺の方が強い。でもこのまま抵抗されるのもやりずらい。俺は高尾のズボンからベルトを抜き取り高尾の手を後ろにもってきて縛り上げた。
「!!?」