神様の悪戯
□褒め称えよう
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マジでか。え、マジ?大マジ?
なんでべるぜバブ?てかこういうことって有り得るの?
前世の記憶有りで生まれ変わったらべるぜバブの世界でしたー!!って・・・
アッハッハッハ!!
・・・笑えるか!!
ちょい待ち、べるぜバブってベル坊がビリビリーでぐわ〜の危ないやつ?(←天パってる)
で、主人公が目の前の男鹿辰巳!?
しかもご近所さん!?仲いい感じ!?
何コレ。神様、嫌がらせですか?
あたし何か悪いことしましたか!?
そんなあたしの葛藤を知るわけもないお母さん方は
あたしと男鹿辰巳を砂場へ行かせ、見守りながら喋り始めた。
男鹿辰巳はというと、一緒に作れとも言うようにあたしにスコップを渡し、砂山を作り始めた。
おぉ、イカン。ちゃんと子供らしくしてなければ。
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ザクザクとスコップを使って砂山を作っていく。大分大きくなったと思う。
すると、男鹿辰巳はニヤっと、そう・・・悪戯をする前の子供の顔をして、あろうことか・・・
砂山を足で無残にも崩した。
おっとー、何をしているんだ君は。
しかも崩し終えたときのあの清々しい顔。
あぁ、男鹿辰巳は子供の頃も原作通り暴君だったのか。
こういうときは泣いたほうがいいの?
いや、あたしは案外負けず嫌いだ。
な気もしないあたしを男鹿辰巳は悔しく思ったのか、今度は砂をかけてきた。
・・・目に入ったぞコノヤロー。
あたしも負けじと砂をかける。
そしたら砂のかけ合いデスマッチが行われちゃって・・・。
お母さんたちは流石に焦って止めに入ってきた。
怒られてもムスッとしている男鹿辰巳。
スゴイな、泣かないのか。
そこは素直に・・・
褒め称えよう
(砂だらけになっていた帰り際)
(バイバイと手を振ると)
(振り返してきた暴君)
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レイさん主人公と、初対面。