黒子のバスケ〜easy play〜

□2.うぐっ…腹が…(棒読み)
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ジッと真っ赤に染まった無様な顔を見ていると、校長はわざとらしくゴホンッと咳き込み、高そうなソファーに座るように促してきた。


…命令してくんなよー。熟成トマトのくせに〜。俺、しってんだぜ?アンタが保健室の先生に惚れてるって…。でもなぁ…と心の中でぼやきながら、ソファーに座り足を組み熟成トマ…じゃねぇや、校長を見る。


校長は、何枚かの書類をテーブルの上に置いた。

なんだ?俺がちょっとしたイジワルをしたから学校やめろ的な書類か?なんだよー、校長ってば心が狭いなぁ。
ま、んなことはどうでもいいけど。



「…白銀先生に頼みたいことがある。君にしか出来ないことだ」


「…?俺にしか出来ねぇこと?」

尋ねると校長は俺に向けていた視線をテーブルに置かれていた書類に向ける。
なるほどなー。自分で見て確かめろっつーことか。ったく、めんどくせぇな…。
とか、思いながらもちゃんと読む俺って偉くなーい?
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