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□GAME
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「なんスか、それ」

「ゲーム」

「それは見れば分かるっスけどセンパイそんなの持ってました?」

「友達に貸してもらった」

「楽しいっスか?」

「うん」

「センパイがゲームやるとか珍しいっスね」

「うん」

「好きだったんスか?」

「うん」

「センパイ」

「うん」

「いつまでやるんスか?」

「うん」

「…」

「え、ごめん、何?」

「センパイ、ゲームばっか」

「ああ、悪い。帰るか」

「センパイ、ゲームしか見ない」

「…黄瀬?」

「うんばっかだし」

「…」

「そんなの俺、妬くに決まってるじゃないスか」

「うん、ごめん、わざと」

「そうスか……は!?」

「森山にゲームばっかに集中してみろって言われて」

「え、ええ!?」

「そしたら黄瀬がいじけるだろうからって」

「…ちょ、まじ、ええっ…」

「なんか可愛いな、お前」

「それセンパイにだけは言われたくないっスよ!ってか、もう俺怒ったスからね!」

「はいはい、帰るぞ」

「(…やっぱ笑顔可愛いから怒らないっ!)」


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