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□つまりは変態
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ああ、どうしてこうなった。



【つまりは変態】



やっぱり欲って我慢してためるよりぶっちゃけ、どばっと出した方がすっきりするもんだと思う。
健全な男子高校生だって今時オナニーするやつも少なくはないし。
っていうか、我慢なんて出来ないときとかあるじゃん。
抑えらんないときとか。
口で嘘ついたり、自分で自分を誤魔化しても、最終的には体は正直なもんだよ、ほんと。
そういうつくりだし。
例えば、好きな人が使ってたタオルがそこら辺にあったら、理性抑えられるかられないかだと、抑えるなんて無理っしょ。
まあ例えばっていうか、今の俺の状況なんだけど。



「っは、んう…あ、」



我ながら何やってんだって思ってますよもちろん。
でも手が止まってくれないし。
それに、最近たまってたしオナニーしてなかったし、おまけに丁度良いおかずあったもんだからついつい。
ってそんな事を軽く思ってられる自分が怖いわ。
それでも俺の手は止まることを知らず、自身を淡々と犯していく。
あー最高だ、超気持ちいい。


「あっ、ん、はっ…やっべ…」


右手は自身を上下に擦って、その速さも身体が熱くなる度にだんだん速くなってくる。
左手にはさっき好きな人が使ってたタオル。
それを鼻の近くに持っていき、すんっと軽く匂ぐとまた身体中がどんどん熱くなってくる。
もうほんと、真ちゃんの匂いはクセになる。
限界に達したとき、右手には白くてベトベトしたものが残ってた。



「はっ…、あーもう、どうすんだこれ」



右手はベトベト、ついでにいうと達するのはこれで3回目なわけで、ちなみにここは部室なわけで、床も汚くなっちゃったじゃん。
ってか、真ちゃんのタオルまでもが、俺の精液でベトベトだ。
達したときに飛び散ったんだろうけど。
あーどうしよこれ。
その前にまだ俺の息子が元気なんだよな。
まだまだイケちゃうみたいなんだよすげえな俺。
でもそろそろみんな戻ってきそうだからなあ。
ちなみに今はミーティング中だと思う。
遅れて行くつもりだったけど、部室に素敵なおかずがそこら辺に置いてあったからもうミーティングなんて良いや、みたいな感じで今に至る。



「どーすっかな…とりあえずあと1回イッてから片付けるかな」


「何をやっている」



驚きすぎて声が出ないってまさに今の俺のことなんじゃないかな。
後ろから、これでもかってくらい聞き慣れてて大好きな声が聞こえた。
振り向かなくても分かる。
いや今の状況からしてむしろ振り向きたくない。
穴があったら埋めてほしい。
もちろん俺と真ちゃんは、ああゆうことやらなんやらしてきた仲だけどさ、さすがに恋人が自分の使ってたタオルで、オナニーしてるだなんて、うわあもう俺ダメだ。



「何をやっていると聞いているんだか」


「真ちゃんこそ」


「なかなか来ないお前を、探してこいと言われたから探していたのだよ」


「あーそれはそれはお騒がせしましたね」


「で、何してる」


「何って、健全な男子高校生の欲求不満を解消中?」


「これでか」



真ちゃんは視線を俺の左手が持っている今やベトベトになったものに写した。
そうですこれでです。
しかも3回お世話になりました。
今更、言い訳とかしないし、ってかまず言い訳とかないんだけど、やっぱ嫌われるのは勘弁だわ。
何も言わない真ちゃんをじっと見つめる。
この沈黙の時間キツい。
まだまだ元気な俺の息子がまたイきそう。
それを抑えるために、真ちゃんにバレないように、右手で無理矢理先端を握って射精出来なくする。
うっわ、キツいキツい。
これは我慢がどこまで続くかわかんねえ。



「分かった」


「っな、にが…」


「つまり高尾は変態か」


「はっ…うん意味わかんねえ、けど、っ…たぶんそうなんじゃねっ…」


「そうか、なら良い」



何が良いの、なんて聞こうとしたらいきなり真ちゃんの手が俺の右手を払って息子を握る。
え、ちょっと緑間くん。
何してるのいきなり。
真ちゃんの手がゆっくりゆっくり動いて、もどかしさがこれまた気持ち良いのか、そのうちどくどくとしながらまた達した。



「は、っはあ…な、に、…いきなり…」


「高尾が変態なら、俺も一緒だからな。悪いが毎晩俺のおかずになっているのは高尾なのだよ」


「へへっ…は、なにそれっ…超嬉しいんだけど」


「それは良かったのだよ」



言うと、俺に口付けた。
ああもう、これ後から絶対に大坪さんとか宮地さんに殺されるわ。


end!!


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おなぬーは良いぞ良いぞ!


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