□幼児化B
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「諸葛亮、まずは貴様の幼かった頃、どんな餓鬼だったのかを聞いてやろう!」
「いちいちそういう上から目線の態度をとるなよ!!......って、諸葛亮殿?」
馬超が見た諸葛亮の顔は、驚きかつ悲しそうな顔だった。彼の意外な反応に、さすがの司馬懿も、
「......!?...は、ははは、教える気は無いのだな?仕方ない、今日は勘弁してやろう!さらばだ!!ハァッ!!」
「あ、俺の愛馬を!!返せよおい!!てか馬も乗ってんのは司馬懿だということも気づけよ!?」
「その内返す!では!!」
「俺の愛馬ーーーーー!!!!」
司馬懿は馬超の愛馬に乗り、曹魏に帰ってしまった......。
「俺の、愛馬が〜〜〜〜〜〜......。
......諸葛亮殿?」
愛馬を奪われ、泣き崩れた馬超だったが、ふと、諸葛亮の顔を覗き込む。
諸葛亮は体を固めていたが、漸く動いたと思えば......
「......馬超殿、私は何だか具合が悪くなりました......申し訳ありませんが、この書物、貴方に任せていいでしょうか...。」
「?分かった、無理はするな。」
「はい、すみません...。」
諸葛亮は、そのまま部屋へ戻った...。
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