□幼児化A
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……………



「じゃっじゃじゃ〜〜〜〜〜んっ、しょ〜きょ〜と〜じょ〜!!」
「……びっくりした。あ、失礼しました、小喬様…。」
周泰の部屋に、突然入ってきた小喬に驚いた女官だったが、すぐ心を落ち着かせ、驚いたことを小喬に詫びた。
「ううん?にしても、今日はひまだなぁ。」
(暇って…。小喬様らしいなぁ……。)
「だから泰チンの様子見に来たの。
……泰チン、どう?」
「………ご覧の通り、寝台でお眠りに……。ですが、倉庫の件以来、気を失っていて…、もう二日も目を覚ましておりません…。」
「二日も!?そんなに寒かったんだぁ…。」
「その様子かもしれません……。」
「……………やっぱり、アタシが悪いのかな………。」「え?」
小喬の口から意外な言葉を聞き、女官は目を丸くする。
「だって、このまえね?アタシ、泰チンに聞きたいことあったから聞いてみたの。『泰チンは小さかった頃、どゆ感じのコドモだったのって。結局答えてはくれなかったけど、でも泰チンにその質問をした次の日に、泰チンがコドモになっちゃったもん。これって、アタシが泰チンの答えられないことを聞こーとしたから、アタシのせいで泰チンがあんな目にあっちゃったのかな………。」「小喬様……。」
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