□幼児化B
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「………では、この城にお前達が来る前の出来事を、それぞれ話してくれ。」
「うむ、では、わしから語ろう。張コウがあの姿になったのは……」


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「全く、そなたのその、自分は美しいと言える自信がどこから出ているのか知りたいな…(呆」
「おや曹仁殿、私がそれだけお馬鹿だと思っているので??」
「いや、発言的に理解できるだろう?自分が言ってるのは、張コウ、あまり己の事そういう風に自惚れるでないと言いたいのだ。」
「ふふ、しかし……」「?」
「趙雲殿は、『張コウはとてもお美しい、それだけ美しければ自惚れるのは致し方あるまい。』と仰ってくれるんですが、それでも、ですか???」
張コウはお茶を飲みながら趙雲に自分の事美しいとほめられた事を話しながら、お茶をのむ。そのしぐさもこりゃまた美しい。
(趙雲あの野郎べた褒めしやがって。)
「あー、彼と付き合い始めてどれくらい経ったのでしょうか…(ホワーン」←顔を赤くして、空を見る。
(はぁこの野郎何だって男同士のくせに付き合いやがってただでさえ殿はまだ夏候惇に曹操殿の事惚れているなど一言も言われていないご様子なのにそして自分もまだだれも付き合った事無いのに。)
「趙雲様は、帰り際に何度もこう仰ってくださいます。『また会えたら嬉しいので必ず会いましょう、愛していますから』と。そして私も『貴方のような優雅な方に好かれて光栄に思っております、私も、貴方の事を愛しております。』と、恥ずかしかったですが、そう返事しました。」
(このバカップルが!!リア充爆発せよ!!!(怒)
「そ、曹仁殿、どうなさいました!?自分の部屋で暴れないで下さい!?」
曹仁の悔しい思いなど、張コウには届かず、
悔しいあまり外に出て、木に八つ当たりするほど、曹仁はまだ一度も誰とも付き合った事が無いその悔しさに追い込まれていた
その数分後。
「……真に貴殿は、趙雲殿の事が好きなんだな。」
「いくら悔しいからと、木をはり倒してしまうくらい八つ当たりなさらないで下さい。そのせいで貴方、その木のまさかの下敷きになられたのですから。」
「ほんとにびっくりした…(汗」
「自業自得ですから。」
「……………。」
そういえば、この者は、幼き頃どのようなものだったんだと気になった曹仁は、怪我したところを手当てしてくれている張コウにそれを聞いてみた。
「……突然聞くが、貴殿は幼き頃、どのような子であったのか?」
「…………さあ、それは教える事出来ません。」
「…?そうか。」
張コウのその質問に答えた時の表情がどこと無く寂しそうな反応をしていたので、曹仁はこれ以上のことは聞かないでおく事にした。

が、その翌日、
「小っちゃくなっちゃいました☆」
「何故に!?」

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「と言う事じゃ。」
「おおそうか、趙雲は……。」
(そのちくしょーーがーーーーーー。)
曹操の話を聞いて、自分の配下がいつの間に恋人出来てたのを聞いて劉備は感心しているが、孫堅は趙雲と張コウをひどく妬んでいた。
「孫堅?」
「はっ!!あぁそうか、では次は…」
「次は私が諸葛亮の事を話そう。」
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