主
□幼児化③
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「諸葛亮殿......。」
「おや、どうなさいました、馬超殿...。」
「いや、正義のためにも、一応諸葛亮殿に言わなければならぬ事があるのだが...。」
「？？」
何か言いたげのくせに、何故かおそるおそると諸葛亮を、見て......、馬超はなにやら諸葛亮には伝えづらいことがあるようだ。
「早く言ってくださいよ、私はコレでも忙しい身でいるのですよ？」
「いや、そなたのそのめちゃくちゃな量の書物を一人で運んでいるのを見れば分かる事ですが、コレ言ったら、諸葛亮殿、あまりご乱心なさるなよ......。」
「さっさと言ってください、でなければ劉備殿を呼んで馬超殿が私の仕事の邪魔をしてくると言いますよ？」
「それはやめてくれ！！でもいいんだな！？言っちゃって！！」
「......。」
「さっきから......あそこで司馬懿がそなたの事見ておるぞ「司馬懿殿そこで何をやっているのですかーーーー！！（怒」おわわ。」
「ば、馬鹿め、別に貴様の事ストーカーなどしていないぞ！！」
「「やっぱりしてんじゃねーかぃ！！」」
うっかり自分がなにしてたのか言っちゃった司馬懿殿。
「大体そなたは、どうしてそう私の事覗き見したり、こっそりついてきたり、なぜそうストーカーばっかりしてるのです！！」
「な！？全て気付かれてたのか！」
「そなたがあんだけついてくりゃあ気付きますよ。」
「注意してついってったのに...、はっ、まさか貴様、私が貴様の観察日記をしてる事も「やってたのかよ！！私そこまで気付いてませんでしたよ！つーか注意するならば、ストーカーしてること自体止めなさいよ！（激怒」あ、バレタ。」
「おのれ愚かなる魏の国から来た侵入者め、諸葛亮殿を巣徒卯科亜するとは！！」
「当て字はやめてくれせめて。」
「しかし...、一人でこの蜀に来るとは...、逆に何用か知りたいですね。」
あんだけ怒鳴りまくっていたが、漸く落ち着きを取り戻した諸葛亮は、司馬懿の顔を覗き込む。
（もう貴様のその行動が可愛いから、ついストーカーしてまうのに、ちっとも気付いていないとは、全く司馬懿めろめろｖｖ）
「司馬懿？？」
「......んぁお！？あ、いや...、ぬは、ぬはははははははははははあああ！！」
「突然笑い出すとは、この軍師マジでキモいな。」
「...私、また司馬懿殿にあんなベタ惚れされる事、しましたか？？」
（本人は気付いてないし。まぁ、司馬懿があんな風になった原因は自分にあるという事は自覚しているようだから別にいいか。）
馬超が諸葛亮の顔を見ていると、司馬懿は怒り出し、
「おい貴様ら、何見詰め合っておる！！（怒」「「！」」
「まさか、お互いの事好きなのか！？」
「いえ、別に私は馬超殿の事、そういう意味ではないので...。」「......（涙」
確かにそういう関係ではないが、はっきし言われると、それはそれでショック。な様子の馬超殿。
「いやとにかく、私がここに来たのは、諸葛亮、貴様の弱点を見つけるために来たのだ。」「弱点...？」
「貴様ほどの完璧な男でも、所詮は人だ、何か一つくらい、あまり知られたくない秘密とかあるのだろう。」
「...貴様、本当に！！」
「およしください馬超殿、それで司馬懿殿、それが目的で来たなら、まずどんな事を私に聞きたいのでしょうか。」
「そうだな、まずは...。」
司馬懿は、顎に手を当てて、しばらく考えていると、思いついたかのように目を見開く。