□恋をしてしまいました…。(中編)
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前回まで、

『しゅ、周泰殿………//////』
『……。』

今回は、

「…………(怒」
「……………(怒」

「……で、何が一体どうしてああなったんだ……?(汗」
「諸葛亮先生と周泰殿、今日は恐い…、私たち何もしていないのに……(怯」
次の日、諸葛亮と周泰は、昨晩、司馬懿の失言により、思わぬ発言を放ってしまった事で喧嘩をしてしまい、二人の距離が遠のいてしまった。

しかもその距離はなかなか縮まらず、それどころか、その不仲っぷりが悪化している。

「孫権様可哀想です、護衛であるが故、主の傍から離れる事出来ない周泰様ですが、今日の周泰様、かなりお怒りになられているので……、傍に居る孫権様、あまりの恐怖に、体を固めてしまって…(汗」
「確かにな、権の奴、体が完全に石になってらぁ。」
「……………。」
「…権兄さま、目がイってる(汗」
「……諸葛亮。」
「………何ですか周瑜殿(怒」
話しかけただけなのに、諸葛亮に睨まれ、恐怖のあまり思わず引いてしまった周瑜だったが、何とか冷静さを保ち、諸葛亮に聞く。
孫策も周泰に聞いてみた。

「諸葛亮、お前……周泰になにかされたのか?」
「周泰、諸葛亮に何か言われて怒ってんのか?」

二人に聞かれ、周泰と諸葛亮は同時にお互いを睨み合い、そしてその質問に答えた。

「周泰殿に……傷付けられまして……。」
「……諸葛亮殿が……嫌味を言ってきたので……。」
「「……!!」」
孫策と周瑜、同時にぐるりと振り向いて、
「「お前、そいつの事愛しているなら何とか言ってやったらどうなんだ!!………アレ??……てことはこいつら……喧嘩したのか??」」
「「どこまで同時に同じ台詞を言うの。」」
「大喬殿と小喬殿もではありませんか……。」

二人が喧嘩したのだと判断した孫策達は、その二人の様子を伺ってみると、諸葛亮が今の答えの続きを言った。

「……昨晩、司馬懿殿が現れて、どういうわけか、私と周泰殿は愛し合っていると勝手に判断されたのですよ。ただでさえ私が熱で苦しんでいたと言うのに、勝手に部屋に忍び込んで……ほんと、迷惑でした。」←司馬懿の事も言っているが、同時に周泰の事も言っている。
「……心配して部屋に入っただけだったんだがな……どうやらそれが…間違い…であったな……。」←明らかに全く反省していない。
「……(怒」
「……どうした。」
「………しかし、そういえば、あの時孫権殿にあのお酒を渡しに運んでいましたよね、あの時いくら大量だからって、あんなに重そうな顔して……正直情けなく思いましたよ。」
「………(怒」
『そ、相当だなぁ……(怯』
「…孫堅殿……有り難うございました、私はこれで、蜀に帰ります……。」
「あ?あ、ああ、分かった、気をつけろよ(汗」
「お気遣い、感謝いたします。では、私はこれで……。」

孫堅に一例をすると、諸葛亮は最後に周泰を睨む。
周泰もそれに動じず、睨み返す。
「「…………。」」
「りょ、亮タン!!もうやめよやめよ!ほら、早く帰らなきゃ、きょーりん(姜維の事)たちが心配するって!(慌」
「幼平!お前も、これ以上主を怯えさせんじゃねーって(慌」
「―――――――。」
「け、権、もはや放心状態に……(汗」
小喬と甘寧に止められ、二人は睨み合うのをやめた。
「…やはり周泰殿は、ほんとに感じ悪い方ですね!」
「………結構だ………。」

だが、数刻後、蜀に戻った諸葛亮は………。
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