非日常的な毎日

□4.朝はまったりしたいよね
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朝ご飯を食べることで
あたしたち人間は生活のスイッチを入れ替えることができる。



今日は少し目覚めがいい





準備は万端である








「トラファルガーくん〜〜!!起きなさい〜〜〜!!!」





朝っぱらから同居者のドアを強く叩きまくる。



っていうか何故起きない?


おいおいこんなんじゃドアが先におじゃんだよ。



もうあと20分くらいで家出なきゃ間に合わないんだよ!?


ってか朝ご飯が冷めるんだけど!!



仕方ない……起きないあの変態が悪いんだ
ドアノブを捻り部屋の中へと入る




閑散としてるその端に置かれているシングルベッドには、先ほどのあたしの声も全く届いてないのか動く気配すらない膨らみ






「ちょっと!起きてってば!!トラファルガーっ!!!」




「……あと…2、時間……」




「長ェよ」






首がもげるくらいガクガクと肩を揺さぶる


……むしろもげればいい

数回繰り返せば意識は徐々にだが浮上していってるようだった




何て手の掛かる野郎だコノヤロー





「早く起きなって、トラファルガーっ!!」





「……ロー」




「何?」




「……ローって…呼べ……」





「今言うことじゃねェよ!!!」





布団を引っぺがし、肩やら背中やらを叩きまくればやっとむくっと上体を起こした。


それでもまだ焦点が定まっていないようでボーっとしてる。


このままあたしが引き下がれば確実に二度寝を決め込むだろう、そうはさせんっ!!




眠そうに瞼を擦っている変態。




まった。
今日も素晴らしい隈ですねぇ……

再度重そうに瞼を閉じようとする彼の頬を引っ叩く




「早く起きて顔を洗う!!」




「ん」




「それから朝ご飯!あと10分しかないんだからね!!!」




「ん」




「ホントに聞いてんのかよ……?」




疑いながら少し冷めたトーストに噛り付く。



一応聞こえてはいたようでとぼとぼと洗面所へと向かう変態野郎




おい、そこ壁ぶつかるぞ
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