非日常的な毎日
□5.変態が加わった日々
1ページ/6ページ
こんな屈辱は生まれて初めてだ
あたしは絶対忘れないだろう
今日という日を
教室の見慣れた一角から向けられる好奇の視線を
お前らぜってぇしめる
「とりあえず全員あたしに向かって謝れ、言い訳も一応は聞いてやるから」
「仲良くしてるみたいで安心したわ〜」
「Σしてねェし安心すんな!」
あたしが慈悲の心を持って言い訳もあるなら聞いてやろうと言ったが
どうやらこいつら、謝る気もないらしい
教室に入って数秒のち、聞こえていた笑い声に目を向ける
楽しそうにこちらを見て笑うナミを筆頭に、腹を抱えるキッド、にこにこ笑うルフィ
自分の置かれている状況を把握して納得する……それと共に酷い後悔
変態の腕を掴んで殴ってる瞬間だった
「一日でそんなに仲良くなってるなんて思ってなかったわ」
「基本が変態ってところが似てんだろ」
「キッドてめェ覚えてろよ」
「仲が良いのは良いコトじゃねェかっ!!」
悪意を感じるキッドと違い、ルフィの嫌味のない言葉に余計に悲しくなる。
仲が良いのは良いコトだと思うよ!!
ただしそれは常識のある人か、もしくは普通の人ならばだ
相手は生粋の変態100%、大問題だ!!
こんな最悪な天然100%見たことねェよ