キセキの軌跡と奇跡
□第7Q
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その後、黄瀬と別れたゆか
『えーと、あ。ここだ』
先にご飯を食べに行っている
との連絡を受けたので、皆の元へと向かっていた
カラン…
ズーーーーーーーーーーン
『Σわっ!なに!?この空気』
ご飯を食べていると言うものだから、てっきりもっとギャイギャイはしゃいでいると思ったら、酷く病んだ空気に驚くゆか
「あら、ゆかちゃん!ゆかちゃんもお腹減ったでしょ?食べて行きなさいよ!」
「え…ああっ!松村!(な、なんちゅータイミングの悪い奴…!!)」
『え?』
ふと見ると、何とも大きなステーキ。
そりゃもう、切り株くらいあんじゃねぇの?っていうか何このボリューム。というほどのステーキが一人一つずつ、目の前に置かれている。
それを見たゆかの反応は…
「(ム、ムリに決まってんだろーー!?カントク松村殺す気か!?)」
「(あんなちっこい松村が食えるわけねぇぇえ!!)」
プルプルと俯き拳を震わすゆか
「(Σ!!ぜぇえええったいムリだ!!)……オ、オイ松村…… ムリしなくても…『きゃーーーーっ!ホントですか!?私も食べていいんですか!?』!!?」
「…………え」
「「えぇえええええ!?」」
「いいわよー!バクバク食べちゃって♡」
何ということだろう。
予想の斜め上を、というか真上をいったゆかの言葉に衝撃を受けた一同