キセキの軌跡と奇跡
□第10Q
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そして予選本番が始まるにつれて
順調にコマを進める誠凛
1回戦の新協学園は、火神の予想を超える速さの成長で、79-67で圧倒勝利
続く2回戦の実善高校とは、火神が40得点と爆発し、さらに二年生達、特に日向が絶好調。
黒子わ、温存してもなお
118-51で圧勝
そして3回戦の対金賀高校は、昨年東京都ベスト16の、攻守共にバランスのとれた強豪であるが驚く程の順調っぷりで92-71で勝利を収めた
そしてI・H予選、4回戦
新たに気合いを入れ直し
さあ、試合だ。と歩みを進めようとしたとき
「おいおい今日の相手って誠凛だろ!?ヨユーだよ、去年決勝リーグでボコボコにされてたじゃん」
「いくら王者あいてでもあれはねーって」
「新設校が偶然勝ち進んじゃっただけだよ!」
「………!?」
「んんんーーー?アイツら確か前ストリートで黄瀬と…」
『あーーーっ、あれは』
「今年もそうならないよう、オレらがかわりに…」
そう言いながら前を見ず進んできた
以前の連中がドンッと火神にぶつかる
「テメーらはっ!?」
「……ボコボ……!?」
「よう、また会ったな」
『よろしくお願いしまーす』
「こんにちわ」
「「(……コにされますね!?ハイ、スイマセン!!…なんでここにいんだよ!?)」」
「あれっ!?」
「え!?黒子達知ってんの?てか何、このスデに勝てそうな空気!?」
対明常学院
腰引けっ放しの相手を108対41で瞬殺