非日常的な毎日

□3.人生は常に勉強
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案内した部屋に荷物を降ろし、何かぶつぶつ言ってるトラファルガー・ロー




”そんなに広くはないな”とか

”窓が一つだけか”とか

あんたはどんな部屋をルームシェアに求めてんだ。





「いい部屋じゃねェな」





「いつでもお引き取りいただいて結構です」




「こっちがベランダか」




「さらっと無視すんなぁぁあ!!」




はっ!待てよ?
ナミとルームシェアしてたから何の問題もなかったけどこいつと住むなら大問題だ!!





「ベランダはあたしの部屋とも繋がってるから………覗いたりしたら殺す」




「へェ、やっぱりいい部屋だな」




「聞けよ!!この変態!!」





ダメだ!こいつ危険だよ!!



既にあの歪んだ口元にイエローカードを出したい。



さっきまで部屋の批評してたくせになんて良い顔してんだよ!!




最近ってか、ここ数日になって抜群的に増えた溜め息と共にダイニングへと足を向ける、にしても荷物が少ない。



両手に持てるような荷物で足りるのだろうか…



服や小物はカバンに入ったとして、タンスとかベッドとかは?





「あんた荷物これだけなの?」




「いや、直にここに着く」




「引越し屋さんが来るの?」





回答が返ってくる前に玄関から騒がしい声が聞こえた


何?お客?


何でインターフォン鳴らさないわけ?



とりあえず騒がしいままだとご近所から苦情を頂戴しそうなのでドアを開けた………



けどまた閉めたくなったのはもう仕方ないことだと思う。





神様はあたしを苛めてそんなに楽しいのでしょうか???


本当にあたし何かしましたか?
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