非日常的な毎日
□5.変態が加わった日々
2ページ/6ページ
「まぁこれから一緒に暮らして行くんだしトラファルガーくん、ユカをお願いね!」
「任せろ」
「Σ任せられるかァーーーっ!!!勝手に協定を結ぶな厄介だ!!」
こんな純天然100%変態になにを任せれるっていうんだ!!
あたしの身が危ないわ!
「あの、ほんとに笑えないんで冗談はやめてください」
「なんだよ照れるな、俺に全て任せておけ」
そう言ってわさわさと手を動かしているこの超危険人物
………なんだその手は
その手に何を任せろってんだ
無言の視線のテレパシーをナミに送る、気づいてくれ!この気持ち!!!
長年いっしょに過ごしてきた仲じゃないか!!
届け!この思い!!
だがそんなあたしのテレパシーも儚く、長年一緒に過ごしてきたはずのこの日々はなんだったんだ……
と疑問に思えてしまうようなコトをナミに言われた
「だって何かお似合いなんだもん、ユカとトラファルガーくん、任せたくもなるわよ」
ナミの一言が、あたしの青春真っ盛りのハートに突き刺さる
今、なんと……
テレパシーが伝わるどころが
真逆の答えをくれた
あたしが欲しかったのはその逆うううう!!
この変態とお似合いのあたしとか……もう死ねばいい(自暴自棄)
自分の席につき、そのまま伏せる
駄目だ……元気なんて微塵も出ないし出したくない
世界の終わりだ、ラグナロク発動だ、横から聞こえてくる言葉にも反応出来ないくらい、今のあたしは酷くヘコんでいた