非日常的な毎日
□6.買い物に行きましょ
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いつもお世話になっている大型スーパーに入り、カートを取る。
バイトもしてるため、頻繁には買い物に来れないから多めに購入しておこう。
しかも今日は荷物持ってくれる人が居るしね!!
何も言わずともカートを持ってくれる変態に、結構優しい一面もあるんだと小さく笑った。
リクエストに答えるために野菜スペースへ行く。
にんじん、たまねぎ、じゃがいもが並んである中から日々の料理で培った主婦の目を発揮し、状態の良いものを選んでいく。
選んだ品をカートに入れるときすっげぇ違和感を感じた。
「ねぇ」
「なんだ?」
「キャベツとササミが大量に入ってんだけど」
「知らねェのか?キャベツとササミは胸を大きくすぶっ!!!」
楽しそうに説明してくる変態に掌底を顔に食らわせる。
油断も隙もあったもんじゃない
ふらふらと立ち上がる姿に、キッド並に打たれ強いなと感心し。
また打たれ強くなってる…と、どんどんこの先が不安になってくる。
おっと、思い込んでる場合じゃなかった。
大量にカート積んであるキャベツとささみを戻しながら、残りの材料を入れていく。
掌底が痛かったのか、あれから何も邪魔はしてこなかった。