非日常的な毎日
□6.買い物に行きましょ
3ページ/6ページ
そういえば…
ふと思いつく
お弁当はどうしよう?
ナミと一緒の時は彼女の分も作ってたんだけど……作ってもいいのかな?
未だ顔をさすってる変態に目を向ける。
「どうした?何もカートに入れてないぞ」
「知ってる。何でもな〜い」
どうせついでだし作っちゃえ!
ご飯を作ってることに変わりはないし、量もそんなに多くないし大丈夫でしょ!
あたし一人分だけ作るのも変だし。
確か家に予備の弁当箱があったはずだ、そんなに大食いじゃないからたぶん代用できるだろう。
「よし!買いだめ終了、こっち持ってね」
「2袋寄こせ、持ってやるよ」
「ふんふん、すっげー上から目線。じゃあこうしよう!そしたら文句なしの配分だ!」
お互いに1袋持ち、もう1袋は片方ずつ持つ。
男だから荷物多めに持って、女だから1袋しか持たないとかそういうのあんまり好きじゃない。
そう呟けば納得してくれたのか、それから袋を寄こせとか言わなくなった。
「お前よく変わってるって言われるだろ」
「んあ〜言われるね。全部褒め言葉に受け取ってるけどね!いい事も悪い事も」
ふふんと笑う
「そうか、ユカも変態か」
「一緒にすんなド変態」
天と地がひっくり返っても同類と見られたくない、それこそあたしが終わる時だ。
「……仲間じゃねェのか?」
……誰が………誰が…………
「ふぬぁぁぁぁぁああ!!誰がじゃああああ!!!」